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topimg METAL BLACK / TAITO(1991) topimg
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□■GAME DATA■□
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METAL BLACK ■GAME DATA
発売年:1991.09
開発/発売元:タイトー
システムボード:タイトー F2システム
CPU構成[68000 @ 12.000000MHz, Z80]
音源チップ[YM2610]
表示領域[320x224]  表示色数[4096]
ジャンル:シューティング



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 >>> STORY
彗星(ネメシス)からやってきた侵略者『ワイルドリザード』の手によって地上が破壊され、人類は壊滅的な打撃を受けた。そして、政治家たちが選んだのは妥協だった。ワイルドリザードに対抗するための反撃作戦計画『プロジェクト・メタルブラック』は永久凍結され、人類は侵略者に隷属する道を選んだ・・・・。だが、一人の兵士が反乱を起こす。封印された機体「ブラックフライ」を奪い、単独でネメシスのエリアに突入した。地球政府の決定にそむいた反逆者として孤独に立ちあがった兵士を待つものとは一体・・・・。




 >>> SYSTEM
8方向レバーに加え、『ショット』、『拡大ショット』の2ボタンで操作を行う。拡大ショットはゲーム中に浮遊している原子のような物体を集めることでゲージを溜めてから放出出来る。この拡大ショットをボスなどが放つ同じ系統のショットにぶつけるとそこに大きなエネルギー体が生まれ押し勝つことが出来ればそれが敵にぶつかり大ダメージを与えることが出来る。ボス戦では必須テク。ショットのパワーアップはその拡大ショットを撃つためのゲージに直結しているので、拡大ショットを撃った後ゲージがゼロに戻ると通常のショットもパワーダウンする。最終ステージにおいてゲームオーバーになるとバッドエンディング、クリアすると真のエンディングを見ることが出来るのだが、それがまたかなり深いのだ・・・・。




 >>> REVIEW
タイトーが発売したシューティングゲーム。同社のガンフロンディアという縦シューの続編という位置づけだけど、ゲーム内容はかなり違う印象。本作ではダライアスっぽいセンスのグラフィックが印象的です。本作はシューティングゲームとしては割りと難易度が抑え目で、パターンを作っていけばワンコインクリアはそう遠いモノではないでしょう。


でもゲームバランスが少々大味でゲームとしての評価は賛否両論のようですね。操作感覚にも緻密さというのが感じられませんからね。ゲームシステムの特徴は、原子をモチーフとしたパワーアップアイテムを拾いながら、パワーを溜め、ボス戦で相手の出す波動砲と自機の出す波動砲をぶつけそれに撃つ勝つと敵に大ダメージを与えられるというモノ。


そして深いストーリーがこのゲームの評価を大きく上げている点を忘れてはならないでしょう。『絵によって深いメッセージ性を伝える』ということに成功した革新的なゲームですよ。攻めてきた侵略者に殆ど壊滅させられた地球が舞台なのですが、窮地に追い込まれた地球政府は侵略者から提示された不利な条件の停戦に応じます。


しかしその決定に甘んじない主人公が戦闘機ブラックフライに乗り込んで出撃・・・という話なのですが、妥協して停戦をした地球政府からみれば主人公はその決定に背いた『反逆者』なわけ。だからステージ1の最初の敵はなんと地球軍なのです。


殆ど壊滅状態の地球、そして反逆者として孤独に立ち上がる主人公。その先に待っている結末はなんと・・・・・。とにかくこのミニレビューでは語りつくせないほどの深いストーリーはホントにスゴイ!この凝ったストーリーとそこに込められたメッセージ性が大味なゲーム内容をしっかりフォローしちゃって、プレイヤーを充分楽しませてくれるという珍しいタイプのシューティングゲームですねこれは。





 >>> DETAILS
     
     
     





 >>> REPLAY DATA








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