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topimg FORMATION Z / ジャレコ(1985) topimg
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□■GAME DATA■□
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フォーメーションZ 発売日:1985.4.4
開発/発売元:ジャレコ
定価:4500円
メディア方式:カートリッジ
ジャンル:シューティング



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 >>> STORY







 >>> SYSTEM
ショットとジャンプで敵を倒しながら全4ステージを戦う。後はループ。ジャンプボタンを押しっぱなしにすると戦闘機に変形し空を飛べる。ただし戦闘機になるには燃料が必要。ショットは通常のショットとボタン押しっぱなしでビッグバンという強力なショットが撃てる。ボスや戦車はビッグバンしか効かない。あとBGMが無い。




 >>> REVIEW
画面
この淋しさがシブイんだぜ?
クソゲー扱いされることが多いフォーメーションZ。しかし俺には思い入れのあるゲームであり、とても面白いと思うのだけれどどうでしょうか。フォーメーションZはファミコンの本体を買ってもらったときにゼビウス、クルクルランドと共に我が家にやってきました。BGMが全く無い渋い内容にアイバ少年はかなりビックリしましたが、ロボから飛行に変形するその勇姿とヘンテコな操作感が妙に気に入ってかなりやっていました。難易度が低くて当時の俺でもしっかり一周はクリア出来たんで、もしかしたらこれが初クリアゲームなのかも。っていうか間違いなくそうです。


A、Bボタンはそれぞれジャンプとショットです。ショットは押し続けると強力なビッグバンが撃てます。敵を貫通するすごいヤツです。あと斜め上と斜め下に弾を撃ち分けることも出来ます。ジャンプボタンを押し続けると戦闘機に変形して空を飛べちゃうぞ★ だけど残念なことにこのロボはポンコツなので99カウントしか飛んでいられません。なので飛ぶのは海を渡るときだけにしてあとは地上をひたすら前を向いて進みましょう。ポンコツだけど非常に前向きなロボなので絶対に後ろを振り返ったりはしません。というか出来ません。あと彼はとても体が硬いのでしゃがむこともできません。


彼の行く道にはたまに戦車が放置されています。それを破壊するためにはショットではダメです。強力なビッグバンで破壊します。戦車は彼の背よりも低いのでまっすぐ撃っても戦車にはあたりません。かといってしゃがみたくても体が硬いのでしゃがむことも出来ません。あの時もっと酢を飲めばよかったんだ。で、どうすれば破壊できるかというと、戦車の目前で立ち止まりながら下に向けてビッグバンを撃つ!


画面
十字キーを斜め後ろ下にいれ
立ち止まりながら撃つ!
この間も画面は強制的にスクロールするのであまりモタモタすると戦車と画面端に挟まれて死んでしまうので注意しましょう。あとこの戦車はあくまでも放置されているものですから攻撃などはしてきません。だから破壊しなくてもジャンプで飛び越してしまうのも手です。しかしタイミングを間違えて上に乗ってしまったりすると死んでしまいます。彼は放置されている戦車の上に飛び乗るだけでその衝撃に耐えられず壊れてしまうポンコツなのです。


画面
海は三色で表現されシンプルイズベスト★
しばらく進むと地上が途切れ海に出ます。そこにきたら飛ばないと死んでしまいます。ここで戦闘機に変形できる彼の能力が活かされるわけです。飛んでいる最中に間違えてジャンプボタンを押すとロボに戻って墜落して死んでしまうので気をつけましょう。


画面
全国で『スフィンクス何個あるんだよ!』
とのツッコミ続出。
海を越えると砂漠です。しかし海に面した砂漠ってはじめてみたんですが。背景には無数のスフィンクスがいます。背景を何度も繰り返しループさせているだけなのでスフィンクスだらけの砂漠になってしまいました。海を渡るために燃料を使ってしまったのでここでは再び徒歩で頑張ります。途中に燃料が落ちているのでそれを地道に拾い続けましょう。


画面
相変わらず海は三色。
画面
コイツが中ボス。上部の丸いところが弱点です。


そして再び地上が途切れると空に飛び立ちます。次は地上に降り立つのではなく空中戦で中ボスとの戦闘が待っています。こいつが絶妙に弱い! ボスはビッグバンでしか倒せません。確かに弱いんだけど上下に動いているのでビッグバンがなかなか当たらなくて燃料切れで墜落することも。なのでシックスセンスを働かせタイミングをうまく取るべし。中ボスを倒すと今度は宇宙に飛び出します。垂直に飛行し大気圏を表現しているのか画面が激しくピカピカ点滅します。


画面
点滅でなかなかのポケモン効果。
失神に気をつけろ!
画面
ポンコツロボもついに宇宙に進出だ。


宇宙に着いたら再び徒歩。燃料が心配だもんね。で、ここは無意味に長いので途中でリセットを押さないように気をつけてください。相変わらずBGMは一切無く、爆発音や自分のショットの発射音だけが響きます。しかしそれによって静かな宇宙っぽさを演出しているのです。で、なんと宇宙ステージは背景が三重にスクロールしている! ファミコンのくせに! フォーメーションZのくせに!


地上が途切れるとまた飛びます。ここは燃料が減らないので安心して飛行できます。しかし地上があるところで飛ぶと燃料はしっかり減ります。何故でしょう? だから無意味に長い地上の徒歩が面倒になったら途中で戦闘機に変形して一気に抜けてしまうのも手です。地上が途切れるまで燃料がもてばもう燃料は減らないわけでして。しばらく飛行しているとついにラスボスが登場。ビッグバンを真ん中の本体に当てれば勝利です。勝利すると何事も無かったかのようにスタート地点の草原に戻されます。



画面
最終面なのにこんなに淋しい画面。
これがシブイんだぜ?
画面
なんかグラディウスのボスっぽい感じ。


とまあこれでこのゲームの全てです。他に工夫されているような要素は一切無く、爆発音だけが響く静かな世界を淡々と進んでいくだけのゲームです。しかしこの無音がとても癖になり何度もプレイしてしまうのです。すいません。少しウソつきました。でも初めて買ったゲームのひとつなので本当に思い出深いのは確かで好きなのもホントです。いや、ホントだってば。


で、アーケード版もこれとかなり同じです。宇宙に出るときにロケットと合体するというイベントがあるくらいかなあ。あとは戦車以外に変なロボみたなのが放置されていたりとか、ファミコン版では省略されたモノもいくつかあるね。それと、アーケード版もBGMがないです。だからファミコン版にBGMがないのも忠実な移植を行ったという証であるわけで、こうなったのは仕方なかったんです。そもそもジャレコは何を思ってこれを移植しようと決めたのか知りませんが、移植度は非常に高いです。つうかアーケード版ってヒットしたの?


あと、ジャレコのカセットって接触が悪くなりやすい、というのが俺たちの間での通説だったのですが、このフォーメーションZも例外ではなく、やろうとすると真っ青な画面が出てきたりよくしたもんです。そのたびにカセットの接触部分をフー!って息で吹いてから差し込みなおしていました。この通説は全国的なものだったのかしら?





 >>> DETAILS
     
     
     





 >>> REPLAY DATA








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