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スクエア(PLAYSTATION)
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ブシドーブレード


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斬新なゲームシステムを引っさげて登場した新感覚対戦格闘ゲーム、ブシドーブレード。今までありそうで無かった、体力ゲージ無しの一撃必殺で勝負が決まる緊張感あふれるバトル。広いフィールドを自由に動き回れる自由度の高いシステム。なんと制限時間も無いのです。何故、このブシドーブレード以前に、そんなゲームが無かったのか。何故、それまで誰も思いつかなかったのか。





どうなるか想像つくから思いついてもやんなかっただけだろ。





それ以外にも斬新な要素は多く存在します。武器とキャラを両方選択出来て、ある組みあわせでのみ出せる技なんかがあったり、地面が土や砂の場合それを相手にかけて目潰しをしたり、飛び道具を投げるとそれが地面に落っこちて拾わないともう1回使えなかったり、段差をよじ登る事が出来たり、足を切られると立てなくなったり、腕を切られると技が制限されたりと実に斬新な要素がてんこもりなのです。


さらに注目すべきなのが、相手がセリフを言っている最中にも自分は自由に動く事が出来る事。要するに相手が無防備な状態でも襲いかかることが出来るのです。そう。そこにプレイヤーの武士道が試されるってわけですよ。何でも出来る環境で己の武士道を試されている。なんて熱いゲームだ。時代劇好きの俺としては胸が高鳴らないわけはない。これはたのしみです。では実際にプレイしてみようじゃないですか。俺は胸毛が素敵なジェントルマンでプレイすることにしました。キャラ名は国蓮(ブラック・ロータス)。武器はレイピア。






時代劇好きを語っておいて侍じゃないキャラを選んでる俺。





第1戦。対戦相手は御門なる女性キャラ。緊張感のなか双方が闘いのの前の挨拶をします。



『それではお覚
 ズバァ!




よし。楽勝。え? 武士道? なにそれ。食いモン? 美味いの?


黒蓮の勝利のセリフ 『女性は斬りたくない!』






ウソつくなよ。今の己の行為を忘れたか。





第2戦。対戦相手は蛍火なる女性キャラ。


相手が片膝をついている姿勢からゆっくりと立ちあが
 ズババァ!


よし。無防備な相手を斬るってのはなんて楽しいんだろう。




第3戦。空蝉。


「では、まい
 ズバババァ!




あははー。最高ー。やべー。楽しー。





第4戦。風閂。


『来
 ズババババァ!




ぎゃははは。笑いがとまんねー。




第5戦。辰美。


『本気でいきま
 ズバババババァ!




やべー。俺つええー。



そこまで順調に惨殺し続けていたのだけれど突然画面に心を打つ一句が表示されました。


はずれ道 行き着く先の 修羅地獄


そしてゲームオーバー。あれ? 己の武士道を貫いたつもりなんだけど強制的に終わっちゃった。うーむー。やっぱり挨拶が終わってから正々堂々と闘わないとダメなのかしら。俺的武士道に従うならば全然オッケーなんだけどな。まあここはひとつ一般的な武士道に従ってもう一度プレイしてやるか。


次のプレイでは挨拶を終えてから闘いました。だけど、目潰し、相手が壁をよじ登っている最中に上から斬りつけても後ろから斬りつける、足を怪我して立てない相手を斬りつける、など俺的にはオッケーだけど一般的な武士道からは外れている気がしないでもない行為はいっぱいしました。だって殺し合いっすよ。正々堂々とやって死んじゃったらやり直しきかないんだよ。人生は一回だよ。これで外れ道に行くことになるんならそれでいーよ。死にたくねーもん俺。


そんな風に色々と悪事を働きながら進んだつもりだったのだけども何故かクリア出来ちゃった。目潰ししたり、立てない相手の頭をカチ割るのとかは良いんだ。一般的にも武士道なんだ。すげー。武士道は奥が深いなあ。つまりはこういうことか。目潰しは美しき武士道であり、背後から斬りつけるのも素晴らしき武士道であり、さらに立てない相手の頭をカチ割るのも素敵な武士道だと。


つーか。





武士道って何よ、この場合。



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