THE BEATLES


ABOUT BAND
ビートルズは1962年10月5日にデビューシングル『LOVE ME DO』をリリースしレコードデビュー。 最後のアルバム「LET IT BE』」を1970年5月8日に発売した後にポールが脱退を表明したのを機に解散。 8年間の活動を終了した。


ビートルズの前身に当たるのは、ジョンが1957年に結成した『クオリーメン』というローカルバンド。同年7月6日にそのバンドの演奏を観たポールがジョンと出会い、その後しばらくしてポールがクオリーメンに加わる事となる。


そしてポールが同じ学校だったジョージを1958年8月に連れてきた。さらに1960年1月にスチュアート・サトクリフが加入、次にピート・ベストが加入し、1960年8月にビートルズと改名。イギリスのリヴァプール、ドイツのハンブルクのクラブで下積み時代を送った。


1961年11月にリヴァプールのキャヴァーンクラブでの演奏を観たブライアン・エプスタインが彼らに惚れ込み、マネジャーをかってでたのだった。そして、1962年6月、EMIレコードのパーロフォンレーベルとレコード契約を結ぶ。


スチュアート・サトクリフは1961年3月に既に脱退していて、ピート・ベストは契約を得てからドラムを強化する為に首になり、代わりにリンゴが加入。そして最終的なメンバーが固まった。その後は数々の伝説をロックシーンに残した後、最後のアルバム「LET IT BE』」を1970年5月8日に発売した後にポールが脱退を表明したのを機に解散。 8年間の活動を終了した。




■John Lennon (rhythm G. Vo.)

ジョン
ジョン・ウインストン・レノンは1940年10月9日、ドイツ軍戦闘機による空襲が続いていた時期にリヴァプールで生まれた。船員だった父アルフレッドはジョンが物心つく前に失踪、母ジュリアも再婚してしまった為にジョンは彼の名づけ親であるミミ叔母さんと彼女の夫ジョージ・スミスに育てられる。


彼は1950年代のチャックベリーなどのロックンロールに強い影響を受け、自身のソロアルバムでも彼のルーツをカヴァーしたアルバム『Rock’nRoll』を発表している。ビートルズにおいてポールと並ぶメインソングライターの一人であり、ビートルズの前身となった『クオリーメン』というバンドを作った人物でもある。彼がビートルズの創始者と言っても過言ではないだろう。



■Paul Mccartney (B. Vo.)

ポール
ポール・マッカートニーは1942年6月18日、リヴァプールのライス・レインにあるウールトン総合病院で生まれた。綿花のセールスマンだった父親のジェイムスがジャズバンドでピアノやトランペットをプレイするミュージシャンでもあったこともあり、幼い頃から楽器や音楽に親しんできたポールは14歳の時にロニー・ドネガンのライブに触発されギターを手にする。そして、ジョンのバンド『クオリーメン』の演奏を観たポールはジョンと出会うこととなる。


ジョンと並ぶバンドのメインソングライター。少し癖のあるひねくれた曲を書くジョンに対して、彼は普通に良い曲を沢山作っている人と言える。ジョンと共作する事も多かったが、それぞれがバラバラに曲を書くこともまた多く、クレジットでは『レノン=マッカートニー』となっている曲でも共作でないモノも多くある(どちらが書いた曲でもそう明記しようとジョンとの固い約束があったから)。



■George Harrison (lead G. Vo.)

ジョージ
ジョージ・ハリスンは1943年2月25日、リヴァプールのウェイヴァトリー地区アーノルド・グローヴに生まれた。父ハロルドはバスの運転手だった。ロニー・ドネガンに憧れてギターを弾き始め、いくつかのバンドを経て1959年にクオリーメンに参加する事となる。


初期の頃はあまり曲を書いていなかった彼だが、後期になるにつれてメキメキとソングライターとしての才能を発揮し始め、中期から後期にかけてのビートルズのアルバムには彼の書いた曲がかなり貢献し、新しい彩りを作品に加えていた。彼もビートルズの隠れたメインソングライターだと言って良いだろう。



■Ringo Starr (Dr.)

リンゴ
後にリンゴスターと名乗る事になるリチャード・スターキーは1940年7月7日、リヴァプールのディングル地区で生まれた。生まれつき虚弱体質だった彼は、小学校時代に一度、中学校時代にも一度大病を患い入院している。二度目の入院は特に長引き、2年間もの間病院で過す事となった。


彼はかなりの苦労人で、様々な仕事を転々とし、やっと落ち着いた頃にいくつかのバンドでドラムをプレイし始めた。そして1962年8月に前任のピート・ベストにかわり、ビートルズに参加する事となった。彼はビートルズにおいてはあまり曲を書いていないが、何曲はあるし、彼がヴォーカルを担当する曲もある。


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ORIGINAL STUDIO ALBUMS
 ■ALBUM /ARTIST [XXXX]
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■ALBUM [XXXX]
01. I Saw Her Standing There
02 .Misery
03. Anna
04 .Chains
05. Boys
06. Ask Me Why
07. Please Please Me
08. Love Me Do
09. P.S.I Love You
10. Baby Its You
11. Do You Want To Know A Secret
12. A Taste Of Honey
13. There's A Place
14. Twist & Shout
メンバー画像 L to R
MEMBER NAME [XX.]
個人的評価 = XXX/100
初心者オススメ度 = XXX/100
我らがThe Beatlesのデビューアルバム。今ではありえないけどThe Beatlesの初期作品はレコーディングをたった一日でアルバムの曲全部をレコーディングしちゃったりしてたんだって。本作も一日スタジオにこもってほぼ全部の曲をレコーディングしています。無茶だよなあ。


The Beatlesの初期作品はカヴァー曲が半分近くを占めるというモノが多いんで、個人的に評価がとても難しいんだよね。それは本作も例に漏れません。俺はThe Beatles以前の音楽を聴かないのでここに収められている多くのカヴァーの原曲は聴いたことが無いものばかりです。あからさまにオールディーズな曲は正直苦手で本作はアルバムとして通して聴くことはあんまりありません。


でもオリジナル曲に関してはさすがThe Beatles。有名な曲が多くてアルバムを持っていなくても楽曲単体で既に何処かで聴いたことがあるものばかりですね。07『Please Please Me』とか08『Love Me Do』とか音楽ファンじゃなくても知ってるでしょう。で、初期のライブでは頻繁にプレイされていたらしい01『I Saw Her Standing There』は彼らが影響を受けた50年代のロックンロールソングをダイレクトに踏襲した曲なんだけど、俺は一番印象に残っている曲です。高校生の時にコピーしたもんでね。彼らを代表するような曲では決して無いけど地味にカッコイイ曲だと思いますね。


本作はオリジナル曲とカヴァー曲の分離がはっきりわかってしまうのでやっぱり通して聴くのは今後もあんまりないだろうな。カヴァー曲はいくら彼らが演奏してもやっぱりあからさまにカヴァーってわかっちゃうのよ。そういう意味での『分離』ってコト。けどカヴァーとオリジナルが一聴してすぐわかるってコトはそれだけオリジナル曲がこの時点でThe Beatlesとしてのカラーを持っているとも言えるんだけどね。やっぱスゴイんだろうとは思うよ。


で、カヴァー曲が全部好きじゃないわけじゃなく好きな曲もありますよ。その中でカヴァーでありながらオリジナル曲と同等の存在価値があると思うのは14『Twist & Shout』。この曲はレコーディングの一番最後に録音されたモノでリードヴォーカルはジョン。そのジョンの声が枯れまくりなのよ。声がつぶれてしまう寸前で気合いだけで歌うジョンのヴォーカルはかなり熱い。一般的にもこの曲はかなり人気がある曲なんだけどそれが良くわかるよ。この熱さは意識しても出せるもんじゃないね。あと、初期作品での歌詞は気にすんな。気にしたら聴いてられないっすよ。キミが恋しい〜♪とかそんなんばっかなんで。


[XXXX/XX/XX]
DISCOGRAPHY INDEX▲


■ALBUM [XXXX]
01. Help!
02. The Night Before
03. You've Got to Hide Your Love Away
04. I Need You
05. Another Girl
06. You're Gonna Lose That Girl
07. Ticket to Ride
08. Act Naturally
09. It's Only Love
10. You Like Me Too Much
11. Tell Me What You See
12. I've Just Seen a Face
13. Yesterday
14. Dizzy Miss Lizzy
メンバー画像 L to R
MEMBER NAME [XX.]
個人的評価 = XXX/100
初心者オススメ度 = XXX/100
俺がはじめて買ったThe Beatlesのアルバム。通算5作目です。いきなり#01『Help!』というサルでも知ってる超有名曲ではじまる本作はアイドル期の最後の作品と言っていいでしょう。センスもへったくれもない『4人はアイドル』という邦題がついていて、ここへきて改めてアイドル宣言、みたいな雰囲気が出てますが、位置づけとしては逆で、本作を最後にもっとクリエイティヴな方向に進み始めた境目のアルバムです。


これに続く『Rabbersoul』ではポップ的なテイストよりもロック的なテイストがかなり色濃くなっているので、一聴すればアイドルではなくなった彼らの姿がハッキリ感じ取れますが、本作はそこへいたるまでの過渡期といったところ。ここでもキミが愛しいだのなんだのって感じの内容の曲が殆どですが、そこから脱却しはじめている曲もチラチラとあります。


で、曲の作りそのもの(アレンジやメロディー)も変化球を投げ始めている感じがほんのりするんですよね。その、『全然ポップで聴きやすい部分は変わってないのに微妙に深みを増した楽曲群』という微妙なバランスが個人的には凄く好きで彼らのアルバムの中でかなり気に入っている作品です。


この時代はレコードの録音技術も機材も大したものがなかったのは明らかですが、その未発達な録音技術と録音機材を使って録音されているのに全体の音のバランスがとてもよくて、初期の作品の中でダントツで好みの録音状態なのも好きな理由のひとつです。こういう古い音源を聴く場合、新しい音楽しか聴き慣れていない人にとっては音が古いというのが楽しめるかどうかの大きな障害になったりするもので、俺自身もそういう部分が多大にあったんですが本作に関しては録音状態自体をすぐ気に入ることが出来た作品なんですよね。


それまで新しい音楽を中心に聴いていて古い音源はとにかくその音の古さが苦手で聴けなかった俺が、『音の粒が持つ気持ちよさ』を初めて感じ取った古い作品かもしれません。もちろん曲の良さも文句なしですが、やっぱこの録音状態のバランスが妙に気持ち良いのです。その音の良さに加えて、楽曲が聴きやすいだけではなく深みも持ち始めた名盤です。本作はこんなにシンプルなのに何回聴いても飽きませんね。


[XXXX/XX/XX]
DISCOGRAPHY INDEX▲

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