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■ALBUM [XXXX]
01. Intro
02. I Drove All Night
03. Primitive
04. My First Night Without You
05. Like A Cat
06. Heading West
07. A Night To Remember
08. Unconditional Love
09. Insecurious
10. Dancing With A Stranger
11. I Don't Want To Be Your Friend
12. Kindred Spirit
13. Hole In My Heart
メンバー画像 L to R
MEMBER NAME [XX.]
個人的評価 = XXX/100
初心者オススメ度 = XXX/100
シンディーのサードアルバム。はっきりとしたことは知らないのですが、セールス的には恐らく前二作に比べてはかなり劣った作品だと思いますが、俺は彼女の作品の中で一番だと思います。ポップアルバムとしては最高の出来です。本作は非常に難産でした。彼女のサードアルバムは88年の中ごろには完成し『Kindred Spirit』というタイトルでリリースされる筈だったのですが、同年10月に『米・ソ・ソングライター・サミット』というイベントに参加した時の旅での経験によって、苦労して作ったサードアルバムを一度白紙に戻すことを決意します。


当時のソビエトはロックが解禁になったばかりで、世界で既にビッグ・アーティストであった彼女のことを知る人が殆どいなかった為にビッグ・アーティストとしての自分ではなく、『ただの自分』と向き合うこととなった、と彼女は語っていたそうです。そして一度出来上がったニューアルバムをもう一度見つめなおしたとき、売れることにばかりに拘って作った非常にチャチな作品に思え、本当に歌いたい曲を歌うことだけを考えレコーディングをしなおしたと言います。


結果、そのエピソードも納得の素晴らしい内容になりました。本作はシンディーのどの作品よりも温かみのある、そして心のある作品です。前二作では独特のキャラクターが引き立つような元気な曲が多かったですが、ここではもっともとっと可愛らしさや優しさが前面に出たシンディーと出会えます。メロディーひとつひとつが本当に優しくて心に染みる。元気で弾けるシンディーも良いですが、俺は本作での作風が最も彼女の魅力を引き出しているように思います。


期待に答えなければならない、という呪縛から抜け出し自分に正直に作ったというのがこんなにもハッキリと聴き手に伝わってくる作品はそんなに多くないよ。ここで感じる温かみや優しさは、相手の顔色を伺いながら生まれるウソのモノではなく心からのモノであると思います。俺の中で80年代最後にして最高のポップアルバム決定番。


[XXXX/XX/XX]
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