MICHELLE BRANCH


ABOUT BAND
ミシェル・ブランチは18歳にしてデビューしたロックシンガーソングライター。彼女の何が良いかってそりゃ顔です。モロ好み。好み過ぎ。少しポッチャリして日本人にも優しい濃すぎない少しノッペリとした顔、そしてついでに若いときた。俺が彼女のCDを手に取ったのはシングル『Everywhere』のPVをテレビで観たからです。そう彼女の魅力は顔なのです。以上。

・・・というのはあながちウソではないのだけどそれではあんまりなので音楽的なことにも触れておきます。彼女の曲はいわゆる産業ロックとでも言えばいいかな。はたまたアメリカの歌謡ロックか。80年代にはこういう音楽をやる人達は多くいたように思うけど今は割と珍しいかもしれないね。シェリル・クロウをもっとまっすぐにしてハードロック的なテイストを加えたような曲あり、モロにシェリルな曲あり、80年代ポップスを少しだけロックテイストにしたような曲あり(例えばシンディー・ローパーのロックっぽい曲みたいな)といった具合に非常にわかりやすい曲ばかり。

彼女の声は割とありがちな声です。バングルス、チューズデイズ(旧チューズデイズ・ガール)、シェリル・クロウなどとかけ離れた声では決して無いですね。つまりロックを歌う女性シンガーに良くあるタイプの声なのよ。ハッキリ言って彼女の音楽に凄みを感じたことは無いです。これから長い間売れ続けるとも余り思っていなかったりもする。だけど、このような毒っけの全く無い産業ロックをたまに聴くのも悪くないよね。今後の彼女に多大な期待をしているわけじゃないけど、少しばかりの期待は持っている、とそんな感じかな。変に凝り固まらずに今後も素直な産業ロックを演奏し続けてくれれば非常に嬉しいね。





1983年7月2日生まれ。アリゾナ州フラグスタッフ出身。幼少のころから歌うことが好きで、4歳からビートルズの歌を歌ったり『オクラホマ』、『サウンド・オブ・ミュージック』といったミュージカルの歌詞を一つも間違わずに歌っていたという。そしてある日、『ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロック』のコンサートに行って人々に感動を与えている彼らの姿にショックを受け、教会のミサで毎週歌っているだけではもの足りず8歳から本格的なヴォーカルレッスンを受けるようになる。


そして14歳の時にギターをもらった翌日にさっそく自作曲を完成させ、それからは家でも授業中でも曲作りに夢中になっていく。そして高校では親友ジェニファー・ハギオと一緒に曲作りを開始して人前で歌うようになり、ハイスクールはもちろん地元での人気者となる。彼女は大学進学よりも音楽活動の方が大事だと考え、15歳のときにハイスクールを中退。16歳のときにインディ・レーベルと契約を結び理解のある両親に恵まれながら音楽活動を続け、2000年にインディー・レーベルから最初のアルバム”Broken Bracelet”をリリースする。


99年1月に音楽業界の人の為に複数のバンドが出演するイベントが行われた時に今のマネージャーとなるジェフ・ラバンにデモテープを渡し認められその後、アラニス・モリセットを契約した事で知られるマヴェリック・レコードの敏腕:ガイ・オシアリーと契約、スティーヴィー・ニックス、シェリル・クロウなど、多くの女性ヴォーカリストのプロデューサーとして活躍するジョン・シャンクスをプロデューサーに迎え、メジャー・デビュー・アルバム『ザ・スピリット・ルーム』をリリースした。

で、やはり好みなので画像を展示してみる。クリックすると拡大じゃ。



サム サム

サム

サム サム サム

サム  サム


以下小物画像。

ミチェル 

ミチェル


ミチェル 

ミチェル

ミチェル

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ORIGINAL STUDIO ALBUMS
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■ALBUM [XXXX]
01. Everywhere
02. You Get Me
03. All You Wanted
04. You Set Me Free
05. Something to Sleep To
06. Here With Me
07. Sweet Misery
08. If Only She Knew
09. I'd Rather Be in Love
10. Goodbye to You
11. Drop in the Ocean
12. Everywhere to Me(Unplugged)
メンバー画像 L to R
MEMBER NAME [XX.]
個人的評価 = XXX/100
初心者オススメ度 = XXX/100
18歳でメジャーと契約しリリースした彼女のデビューアルバム。これの前にインディーズから一枚アルバムをリリースしているようです。本作には80年代〜90年代前半頃まで結構あった産業ロック、アメリカン歌謡ロックとでもいうような非常にキャッチーで聴きやすいロックソングが収録されています。聴き込むことなく一度聴けば何処かで聴いたことがあるような親しみやすさと耳障りの良さですんなりと馴染む事が出来ますね。


各楽曲のクレジットを見ると03『All You Wanted』、07『Sweet Misery』08『If Only She Knew』,09『I'd Rather Be In Love』,10『Goodbye To You』は彼女ひとりのペンによるもので他の楽曲はプロデューサーのジョン・シャンクスと共作で書かれた物や、彼女の親友であるジェニファー・ハギオとの共作曲にジョン・シャンクスが手を貸して仕上げたもの、さらに他のライターが加わったものなど様々だが基本的にはミシェル本人が中心となって書かれていったようです。彼女は非常に容姿が良いのでアイドルっぽく見てしまう人もいるかもしれないけど(え?俺も?)、あくまでも上記の通り詩も曲も書くシンガーソングライターなのです。


とは言うものの彼女のソングライティングに凄みがあるのかと言ったらそうでもなく本作に収められている楽曲には特に目新しい要素はないです。80年代や90年代前半までには多くあった産業ロックそのもの。シェリル・クロウをさらに歌謡曲っぽくしたような曲をやっています。彼女はシェリル・クロウからも影響を受けているし、そもそもプロデューサーのジョン・シャンクスはそのシェリルをプロデュースしていた人。だからテイストが似るもの当然と言えば当然。08『If Only She Knew』あたりはシェリルがやっていてもなんら違和感は無いような曲です。


そのように濃いアクを持っているわけではない楽曲に魅力を持たせるためには当然彼女の声や歌、そして楽曲の良さというのが重要になりますが彼女の声の声はこの手の女性ヴォーカリストにはよくいるタイプでさほど特徴があるわけじゃないです。シェリルの声とさほど遠くない。女性がこのような曲を歌うとどうしてもこういう感じになるのかもしれないね。けど歌唱力はなかなかのモノで18歳にして充分安定感のある歌を聴かせてくれます。ちょっとした歌いまわし、例えば『Eveywhere』の冒頭などではなかなか小技を効かせた歌を披露しているのは素晴らしいね。彼女の声は確かに有りがちなタイプの声ではあるけど女性ならではの安心感というか可愛らしさがあって聴いていて和めるのは良いね。かといって、ひたすら可愛いわけでもなく少し大人っぽい香りも持っているので、可愛らしさとセクシーさを両方持ち合わせたような微妙なバランスがまた良いのよ。


楽曲の方はというとこれが非常に良く出来ていて『有りがちであるからこそ活きる』というお約束的なサビの盛り上がりを持った曲が大半を占めています。変に奇を衒わずに素直に構築された楽曲群がとにかく気持ち良いのね。そう。彼女の書く曲はありがちだからこそ活きるのです。それが魅力なの。アクの強い楽曲を演奏しそれを武器に勝負しているロックバンドは数多くいるが、そのようなバンドの楽曲では味わえない『王道』な産業ロックの気持ちよさを本作によって久しぶりに味わった気分です。


普通に良い曲。


本作はそんな曲がつまったデビューアルバム。


[XXXX/XX/XX]
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