SINERGY


ABOUT BAND
Children Of Bodomのアレキシ・ライホが女性メタルヴォーカリストであるキンバリー・ゴスと手を組んで(手を組むどころか色んな部分を交わしちゃってますが)結成された正統派メタルバンド。アレキシはChildren Of Bodomと掛け持ちでこのバンドをやってます。結成当初は他のメンバーも殆どが掛け持ちでこのバンドに参加しているのでイマイチどんな存在なのか判断に困る感じなんだけどしっかり存続しているし来日もしちゃったりしてます。


Children Of Bodomのアレキシが全面協力ということですが、確かに彼のギターセンスは光っていて聴き所満載のアルバムを発表しています。メンバーの掛け持ちが多いとはいえしっかり聴く価値のあるハイクオリティーなメタルバンドですね。ヴォーカルのキンバリーは実力よりもその容姿が話題になってしまうところがありますが(その言い方は失礼か)、ヴォーカリストとしてもかなりいいです。


女性が無理をしてだみ声を出す・・・なっているタイプではなくパワフルにそしてメロディアスに歌うタイプで、これが正統派メタルな演奏と非常にマッチ。俺はメタルの女性ヴォーカルモノってちょっと警戒する部分があるんだけど彼らに関しては全く問題なしです。本当に自然に聴くことが出来ます。ツーバス、ツインリード、メロディアス、ハイトーン、・・・そんな言葉にピンときたら黙って聴くべし、な良質正統派ヘヴィーメタルバンド。


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ORIGINAL STUDIO ALBUMS
 ■ALBUM /ARTIST [XXXX]
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■ALBUM [XXXX]
01. I Spit On Your Grave
02. The Sin Trade
03. Vioeated
04. Me, Myself, My Enemy
05. Written In Stone
06. Nowhere For No One
07. Passage To The Fourth World
08. Shadow Island
09. Suicide By My Side
10. Remembrance
11. Number Of The Beast [Bonus Track]
メンバー画像 L to R
MEMBER NAME [XX.]
個人的評価 = XXX/100
初心者オススメ度 = XXX/100
彼らのサードアルバム。女性ヴォーカリストであるキンバリー・ゴス(すげえ名前だよな)の歌が前作までとかなり印象が違います。正統派メロディック・ヘヴィー・メタルであることには何の変わりも無いのですが、とにかくキンバリーの声質が変化を遂げています。前作までは女性のそれだとハッキリとわかったのですが、本作では男性のハイトーンヴォーカルかと思うような声になってますね。しかも歌唱法もよりヘヴィー・メタル的なラフさを備えてヘヴィー・メタルにおいての女性ヴォーカルがあまり好きなじゃない人にも薦められる内容です。


彼らの楽曲の出来は作品を重ねるごとに上がっていて本作でも冴えまくり。Children Of Bodomのアレキシのギターも本当に活き活きしています。ハッキリと聴き取れるリフの数々の中に細かいフレーズが沢山隠れていて、Children Of Bodomでのギタープレイと同様にとても表情豊か。Iron Maiden系の重さよりも軽快さを重視したようなヘヴィー・メタルが好きな人にはよだれモノの内容でしょう。


そしてさらに、このバンドの魅力は楽曲をコンパクトにまとめ上げているという点。コレ以前の作品でもそれは同様ですが、曲が絶対に長蛇にならないんですよね。だけど単調な印象も受けないんですよ。それはやっぱりアレキシの表情豊かなギタープレイによるところが大きいんだと思います。本作ではアレキシとキンバリーのカップルのヴォーカル掛け合いもあってその『コンパクトなのに表情豊か』な作風にさらに磨きがかかってます。#05『Written In Stone』のようなミドルテンポの曲でバッチリアルバム全体にアクセントをつけているのも良いね。本作はヘヴィー・メタル聴いてて良かった!と思える名盤。


[XXXX/XX/XX]
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