あー。記事のレイアウト考えるのに手間取ったよ。
記念すべき復活音楽日記の一回目はビリー・ジョエルの1978年のアルバムです。色々な賞とかも貰ったりしていわゆるひとつの名盤として語られているアルバムです。これ、買ったのは相当前なんだけど、ちゃんと聴きはじめたのはつい最近で、ここのところよく聴いています。
彼のアルバムではじめて買ったのが本作と『PIANO MAN』の二枚なんだけど、買った当時はどっちもあまり聴きませんでした。なぜかっつうと、この頃の彼のアルバムって結構シャレた感じの曲が多いんだけど、俺がこれを買う時に期待していたのはもっと素朴な感じの作風だったんですよね。買った当時は彼がどんな音楽やってるのかイマイチ知らなくて、『きっと素朴でポップな曲が多いんだ』って勝手に想像して買ってきたんです。けど、実際に聴いてみたら想像していたよりも洗練された作風で、そのとき求めてたものじゃなかったからそのまま何となく聴かなかったの。でも今聴くととてもいい。
本作では曲によっては70年代のスティーヴィー・ワンダーの比較的ポップな曲に近い雰囲気のモノがあったり、ちょっとジャジーな曲なんかもあって凄くバラエティーに富んでいて聴いていて全く飽きない。ジャジーな感じの曲ではSTEELY
DANっぽい部分もあるね。本作は良いメロディーと洗練されたアレンジが本当に素晴らしいです。特にピアノがステキ。超有名曲にして超名曲の『HONESTY』も入ってるし、彼のアルバムを初めて買うならまずはこれだよね。
最近のポップ系の作品ってテクノロジー大爆発で機械が奏でるいろいろな音がワンサカ入ってるゴージャスなモノが多いけど、本作のような洗練されていつつもとても暖かい生演奏で聴かせてくれるポップ作品の方が俺はずっと好きです。時代を超えて楽しめる作品ってのはホント、こういう作品のことを言うんだろうなあ。突然話が変わるけど、この頃のビリー・ジョエルってシルベスタスタローンに似てるよな。本作のジャケの彼は今にも『エイドリアーン』って叫びそうでハラハラします。 |
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