テーブル上

ゲーム

テーブル上




画面  画面

バルーンファイト [ FAMICOM ]
任天堂 [ 1984 ]
テーブル下


 ■STORY概要



準備中
テーブル下


 ■GAME SYSTEM概要



2方向レバーに加え、二種類の上昇ボタンにより操作を行う。敵の風船部分に体当たりをすると風船を割ることが出来る。風船が割れた敵はパラシュートで降下、うまく陸地に着陸した敵を放っておくと再び風船を膨らまして飛び立つ。なので着陸した敵を体当たりで倒すか、パラシュートに体当たりをしてトドメをさそう。自機はパラシュートを装備していないかわりに風船は二つある。湖に近づくとナマズが出てきて食べられてしまうことも。本作には面クリア型のゲームと雷を避けて進むゲームの二種類がある。二人用でやるとお互いに攻撃判定がある為に対戦ゲームとしても遊べる。


移動
レバー
上昇1
ボタン
上昇2
ボタン
テーブル下


 ■REVIEW



これは任天堂のファミコンソフトの中でも屈指の名作です。このゲームはアイスクライマーと同時に発売されたことで知られています。だからこのゲームを語るときはアイスクライマーとセットで語られることが多いですね。当時、同時に発売されることが決まっていたアイスクライマーとこのバルーンファイトのどちらを買ってもらうかで悩んだ子供たちは多かったことでしょう。で、俺もそのひとりなわけです。そして俺はバルーンファイトを選びました。俺の周囲ではどちらかというとアイスクライマーの方が評判が良く、バルーンファイトを選んだヤツはあまりいなかった気がします。でも俺は断然バルーンファイト派。

もちろんアイスクライマーも面白いゲームではありますが、発売当時にこちらを選択した俺としては思い入れ度がアイスクライマーとは雲泥の差。バルーンファイトをプレイせずにファミコンを語るべからずと思ってる、というのは少し言いすぎだけれどもそれに近い勢いで大好きなゲームです。

風船をつけたキャラがその風船を壊し合うというシンプルな内容ですが、フワフワと浮かぶ独特な操作感覚がとても楽しい。そのフワフワした感覚が意外とリアルで実際に風船をつけて空を飛んだらこんな感じかもと思えます。フワフワしているということで当然操作は非常に不自由で思ったようにキビキビは動かないわけですが、それがこのゲームを圧倒的に面白いものにしているのです。不自由といったって操作性が悪いという意味じゃないですしね。マイキャラはボタンを押すと手をパタパタと動かし浮き上がろうとします。思わずボタンを押しすぎて浮きすぎたりスピードが出すぎたりしたらブレーキとなるものは何も無いのでその時の慌てっぷりは結構なもの。それが面白くて仕方ない。

画面 一人用でプレイするときはマイキャラと同じように風船をつけた敵がいるのでそれらの風船に体当たりをして割り、やっつけるのが目的です。全ての敵を倒すとステージクリア。敵は風船を割られるとパラシュートで降下するのでさらにもう一回体当たりをすればオッケー。パラシュートで地面に着地することが出来た敵はその場でしばらく正座して何かを思いつめた後、おもむろに風船を膨らまし始め風船が出来上がると再び飛びはじめます。

何かを思いつめている間にマイキャラで体当たりするとやっつけることができます。さらに各ステージの下には池がありそこには人食いなまずが住んでいて素面に近づくと顔を出すことがあります。でも出てこないこともあったりして操作ミスで水面に近づいたときのスリルがとても面白い。

画面 で。このゲームは二人同時プレイも出来るのですがこれが最高に面白いのだ! プレイヤー同士でも風船を割ることが出来てしまうので最初は協力プレイで遊んでいても、間違ってもう一方のプレイヤーの風船を割った瞬間に殆どの場合殺し合いが始まります。これが熱い!いかに相手の背後や頭上に回るかが勝利のカギでまさにこれはドッグファイト! バルーンファイトは一見固定画面の普通のアクションゲームのように見えますが実はこれは対戦格闘なのです。相手プレイヤーをやっつけたあとに復活する相手の上に待機していかに素早く潰すか、一方の相手はその時どうやって飛び立つか、などの駆け引きが熱すぎる。

画面 少しステージを進めると、回転する仕掛けなんかも登場します。それにぶつかると激しく弾かれるので戦いもますます熱いものになります。コンピューターが操る敵、そして二人のプレイヤー、さらに雷の電撃や人食いなまずなどが入り乱れての大乱闘。他にこんなに熱いファミコンの対戦ゲームがあっただろうか!?

画面 そんな熱すぎるこのゲームにも息抜き出来る場面は存在します。3ステージおきに下の画像のようなボーナスステージが用意されています。煙突から出てくる風船を全て壊せばパーフェクトボーナスが。しかし・・・。二人用でプレイしているとここでも殺し合いが始まってしまうのであまり息抜きにはならないかも。ここでやられてもミスにはならず時間が経つと復活できますがもちろんその間は相手に風船を取られ放題。

このゲームは独特の操作感覚がとても楽しいので一人用でハイスコア目指してひたすらプレイするだけでも楽しいですが、やはり二人用での殺し合いの熱さは大きな魅力ですね。プレイヤー同士で風船を割れてしまうようにあえて作ったのが任天堂の素晴らしいところ。もしプレイヤー同士に当たり判定がないモノにしていたらかなり印象の違うゲームになったのではないでしょうか。

画面 そしてこの通常のゲームモードの他にもうひとつ『BALLON TRIP』というモードがあります。こちらは完全に一人用で風船をつけた敵は一切登場しません。浮かんでいる風船を電撃を避けながらひたすら割り続けるという渋いモード。これがまた面白い。バルーンファイトの操作感覚の面白さを楽しむために設けられたようなモードですね。一体何点取れるのか、どれだけ長くプレイし続けられるのか、ひとりでそれを追及するのも楽しいですよ。

ここは20個の風船を逃さず連続で割るとファンファーレと共に1万点のボーナスが入ります。最初の20個はちょっと思い切りよく取りに行けばすぐ成功します。びびったらダメ。画面の左の方にガンガンに攻めていけばあっという間に実現します。1万点ボーナスを取ると風船の色が変わります。色は3種類あって緑の次はオレンジです。それをまた逃さず20個割ると1万点入り今度は赤になります。そこから先はどーなるかわかりません。そんな巧くないし。風船は色によって点数が変わるみたいですね。因みにこのモードにはゴールはないです。エンドレス。

このバルーンファイトは、一人でも二人でも楽しい素晴らしきアクションゲームです。
テーブル下
メニュー








--------








テーブル下

一個前のページに戻ります。

ホームページに戻ります。

テーブル下