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ゲーム

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双截龍(ダブルドラゴン)
テクノスジャパン [ 1987 ]
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 ■STORY概要



19XX年に勃発した世界核戦争の後、ブラックウォーリアーズという暴力組織によって支配される世の中が舞台の物語。中国拳法『双截拳』の使い手であるビリーとジミーはブラックウォーリャーズにさらわれたヒロインであるマリアンを取り戻すためにヤツらに戦いを挑む・・・・という感じだと思うんだけどネットで調べまくったらちょっといくつか内容が食い違うストーリーを紹介しているサイトがあるのでどれがホントかイマイチわからないです。

核戦争後の世界で暴力で世界を支配する組織がいて、その世界で双子の拳法家がさらわれたヒロインを助けに行くというのは間違いないんだけど、具体的な裏ストーリーみたいなものは違う解説が載ってるサイトがいくつかあったんですよね。ファミコン版とアーケード版とその他の続編の設定が交錯してんのかもな。ともかく、その組織が何故ヒロインをさらう必要があったのかは全然わかりません。ええ。

とりあえず、北斗の拳の影響をモロに受けた(というかパクった)世界観を持つゲームです。
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 ■GAME SYSTEM概要



いわゆるベルトスクロールアクションの元祖ということで斜め上から見たような視点のゲーム。つまり真横からの視点で展開されるようなスーパーマリオなどのゲームとは違い、地面の上を前後左右にも移動できるので敵の攻撃を軸をずらしてかわすなどの行動が出来る。今ではファイナルファイト型と言った方が伝わりやすいタイプのゲームだが実はこちらの方が元祖。

ステージは全4面。大量に出現するザコを倒しながらボスを目指して進み、ボスを倒すとステージクリアとなる。ただし3面は

ボタン配置は以下のようなものが基本。使うボタンは三つ。このゲームではその三つのボタンを組みあせて押すことにより多彩な攻撃を繰り出すことが出来ます。このシステムは同社発売の熱血硬派くにおくんで培われたシステムの進化系と言えるでしょう


8方向移動
レバー
キック
ボタン
ジャンプ
ボタン
パンチ
ボタン

■キックボタン
キックを繰り出すことが出来ます。キックは敵にしゃがんで避けられることがありますが一発当てるだけで相手は屈み込み、一定時間動けなくなります。

■ジャンプボタン
ジャンプすることが出来ます。このゲームは独特なジャンピングをするのでジャンプは慎重に。道中には落ちると一発死するような穴などが存在するのでそこでは特に注意。

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 ■REVIEW



ベルトスクロールアクションの元祖的な存在。名作ファイナルファイトよりも以前にその形を作り上げたという意味では非常に偉大なゲーム。たった二つのボタンでそれなりに多彩な攻撃が繰り出せる点でも当時としては新しかった。

これ以前に発売された熱血硬派くにお君も同じような方向性でしたが、限られたフィールドの中で全部の敵を倒すとクリア、というシステムを使っていたのに対し、こちらはボスを目指してどんどん進んで行くというシステムを導入。くにお君で培ったシステムと従来の横スクロールアクションを組み合わせた、当時としては斬新なゲームでした。俺が行っていたゲームセンターにおいては『定番』として長い間人気があり、この斬新なゲームシステムが多くの人に受け入れられたことを象徴していたと思います。

当時中学生だった俺自身にとってはとても敷居が高く感じ、リアルタイムでは少し触った程度でした。やりたいと憧れているのにも関わらず敷居が高く感じてしまい手を出せなかった魔界村なんかと同様に当時のゲームセンターではあまり遊びませんでした。それを今改めて遊んでみると、当時持っていた印象とは違いかなり簡単なゲームであることがわかりました。多彩な攻撃を無理に使わずに決まった行動を作業的に繰り返すように心がければラクに先に進むことが出来ます。

ボリュームも当時想像していたよりも遥かに少なくラストまでプレイしてもかなりコンパクトな印象。さらにただでさえ動きがモッタリしていいるのにそれに処理落ちがかかるのでさらにモッタリしたゲーム進行になります。だから今のゲームしかしらない若い人にはクソゲーとか言われてしまう可能性は十分あると思います。それでも俺は非常に面白く遊んでいます。当時あれだけ憧れたゲームですし、そのモッタリした感じとか、同じ動作を繰り返す作業っぽい進め方は人がやっているのを見てしっていたので俺にとってはむしろ『そうそう。これだよこれ』とニンマリする要素だったりします。

あと個人的にとても大事な要素は『音』です。攻撃の時の大げさすぎる『バシ!』という音。これがめちゃくちゃ好きでした。もったりした作業的なゲーム性をすべて『アリ』にしてしまうほど好きでした。この音を聞く為だけに遊んでしまうと言っても過言ではありません。俺にとってはモッタリしたゲーム進行だからこそこの音が活きるとすら思ってしまうほど大事なんです。

正直、今見るとグラフィックのセンスはかなりダサイし、爽快感もあまりないし、深いゲーム性を持っているわけでもないゲームですが、後に生まれるファイナルファイトの元祖として、個人的に『当時憧れだったゲーム』として今でも非常に好きなゲームです。

後に色々続編が出てるけどやっぱコレだよなぁ。
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