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■はじめに |
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このゲームの目的はなんと地獄の閻魔大王を倒しに行くこと。仏様の話によると、閻魔様が突然乱心してしまい地獄の秩序が乱れてしまったとのことです。覚蓮坊という小坊主がその命を受け地獄に旅立ちます。というか、何故にあの世の揉め事の解決を人間に頼むのか? という疑問があったりもしますが、それはエンディングで明らかになったりします。ラストでこの小坊主、実は・・・・・・なんていう感じの展開に。それは後で触れますのでひとまず話を戻しましょう。
ゲームをスタートさせると、覚蓮坊が仏様から閻魔大王を討てとの命を受けるデモが入り、魔界村とかワードナの森なんかのようにクリアまでの道のりを示すマップが表示されます。こういうのを最初に導入したのってやっぱり魔界村なのかしらね。このゲームの場合は妖怪道中記の影響かな?
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ちなみに、このゲームには基本的にステージボスというものは存在せず(三丁目だけは例外)、ゴールにたどり着くことでステージをクリアします。明確にステージボスが存在するのは三丁目だけなので、ボスが倒せなくて先に進めないということはまず起こらないでしょう。
唯一ボスがいる三丁目も非常に弱いボスなので楽チンです。さらに、敵の攻撃はあまり激しくないゲームなのでミスの原因は殆どが自爆です。障害物に突っ込んだり、穴に落ちたり。覚蓮坊はガンガン攻撃が出来るキャラである割に、どちらかというとジャンプアクションとしての要素が強いゲームといえるかもしれません。 |
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■一丁目 |
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このゲームでは各ステージのことを『〜丁目』であらわしています。地獄の三丁目、とかよく言いますもんね。さて。ここ一丁目ですが、地獄の秩序が乱れた結果人間界にも大きな影響が及んでお墓がお化けだらけになった、という感じのステージ。一丁目と二丁目は地獄ではなく地獄までの道のりということみたいです。三丁目からが地獄の中。
このステージは操作に慣れつつ覚連坊の攻撃のパワーアップを確実に行うように進むといいと思います。お墓の上部分に攻撃を当てるといろいろなアイテムが出るので探しながら進みます。何も無い空間にも当たり判定がある場所があり、そこに攻撃を加えると隠しアイテム(主に得点アイテム)が出たりします。ステージの中間あたりにボロボロのお寺のような背景の場所がありますが、そこの前のお墓に攻撃を加えるとヒットする音が他のお墓と違います。
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そこには隠し通路があり、そこを進むと得点アイテムなどが沢山手に入りますが、難易度は上がります。そんな80年代アクションゲームとして『いかにも』なフューチャーは俺的には結構嬉しかったり。クリア優先で遊ぶならば、急に動き出すお墓に注意しつつ余計な寄り道をせずに慎重に進めば問題ないステージといえますがこのステージは道中は意外と長いので集中してやろう。 |
それと、途中にあるホコラには最初は入れませんが、一度通り過ぎてからハシゴ地帯の下の行き止まりにいる敵を倒すと鏡のアイテムが出るのでそれを取って戻るとは入れます。得点やパワーアップアイテムがわんさか手に入るので、俺はそこだけはわざわざ戻って取るようにしています。まあ、パワーアップアイテムは後にもたくさん出るので別に無理してやらなくてもいいんだけども。 |
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■二丁目 |
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続く二丁目は三途の川です。ここを越えると地獄にたどり着くというわけね。噴水が吹き上げたり、川を渡るときは船に乗ったりと変化に富んでいてなかなか面白いステージです。ここは途中から上と下にコースが分かれるような感じになっているので、どちらを進むかをしっかり決めてパターンを作るといいかと思います。俺はいつも上の足場をずっと渡っていくようなパターンでやっています。中盤で下のルートに落ちるとそこから先に上の足場には戻れないので気をつけましょう。下のルートの方が難易度が高いかと思います。
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少し寄り道すれば得点アイテムなどが手に入る場所がありますが、一丁目同様に難易度が上がるんで、ゲームがあまりうまくない俺としては無視の方針で。 |
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■三丁目 |
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落下死する危険が増す三丁目。ここからが地獄本番。でも落ち着いてやれば難しくありません。ここから先の出口はお地蔵さんになっていますがラスボス以外でボスが登場する唯一のステージなので、そのボスを倒すとお地蔵さんが出現します。二丁目では横長のマップが画面の上と下に分かれていただけでしたが、この三丁目では完璧にルートが分岐します。結局ゴール直前で合流するのですが、そこまでの難易度は選んだルートによって変わってきます。真上に進むルートと右に進むルートがありますが、俺はいつも右に進むルートでやってます。上のルートの方が難しいんじゃないかな。
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先ほども書いたように基本的にそんなに難しい場面はありませんが、左の画像に写っている火の魚が下から飛び出てくるところは注意したい場面。一定の間隔で弧を描いて飛び出してくるのでタイミングを覚えておく必要があるかと思います。この敵は7丁目でも出てきて、そこではかなりの脅威となります。まーここは一回やればかわせる程度です。 |
ちなみに上の画像の画面右にあるお守りは色によって得点が違い、赤や緑のお守りはすんげえ高得点なのでスコアにこだわる人は、これ以降に出てくるお守りを積極的に集めることになります。
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こいつがボスです。ただその場で上下しながら隙間の大きい火の玉を打撃ってくるだけなので特に慌てるようなことは無いと思います。画面の一番右端の足場で垂直ジャンプしながら攻撃ボタン連打、もしくは左の画像のように地面の上で垂直ジャンプしながら攻撃ボタン連打で倒せます。コイツを倒すとお地蔵さんが出現するのでそれに触れればクリアです。 |
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■四丁目 |
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三丁目など足元にも及ばないほど落ちる危険が増す四丁目。ここが最初の難関かもしれません。ステージマップはかなり短いのですが、とにかくイヤらしいコースになっていて、集中力を欠いた状態でいい加減に挑むと同じ場所で何度もミスしてあっという間にゲームオーバーになる可能性のあるステージです。俺はいつもここで必ず一回はミスします。目玉が上下しているところがありますが、その目玉は敵ではなくジャンプ台みたいな役目をします。コイツがすげえ曲者。ちゃんとパターンを作って決まった場所だけ使わないと、吹っ飛ばされて狭い足場にウロウロしている雑魚に突っ込んだり、溶岩に落ちたりします。このゲームの中では七丁目に次いで難しいステージだと思います。ここを越えれば七丁目までは一気に進めるようになる人が多いんじゃないかしら。
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このステージにはご覧の通りお守りが結構沢山あるのだけど、それに誘われて無茶をやると本当に死にまくるので俺は完全無視してます。というか、普通にやっても死にまくりですけど。ガイコツの足場は乗と一定時間で崩れて消えてしまう上に、背後からでっかい顔が迫ってきて(ソイツは倒すことは出来ません)、ゆっくりじっくりやることが出来ないような仕様になっているのがまた厄介なんですよね。 |
ゆっくりやっているつもりが無くても、ちょっともたつくと顔に追いつかれて激突死するので『慎重に急いで』やらないといけません。 |
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■五丁目 |
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こういったアクションゲームではよくある氷のステージ。貴方の予想通りツルツルと滑りますが、四丁目に比べれば大分楽な感じのステージです。でもスライムのような敵が結構硬くクリアまでの時間は割りと長めなので、イライラして一気に進もうとすると危険が増します。ここはイライラせずに落ち着いていこう。特に後半で出てくるバカデカイスライムは滅茶苦茶硬い上にやっと破壊したと思ったら小さいスライムに分裂しまたしばらく立ち止まって攻撃ボタン連打、という感じになります。ここは道中が長いというよりも立ち往生する時間が長いといった感じ。だから落ち着けば難しくは無いのです。
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ここは氷のステージということで、前述したとおりツルツルと滑るわけですが、このゲームではただ床が滑るだけではなく、滑って壁にぶつかるとボヨ〜ンという氷にぶつかったとは思えないような効果音と共に覚連坊が後ろに弾き返されます。滑るという事実よりもむしろそちらの方が危険な要素で、弾き返されるとそのままトゲトゲのトラップに体当たりしてしまうような地形になっているところがあるので気をつけましょう。そのミスでイライラを誘われたら貴方の負けですー。 |
ここで一番注意が必要なのはゴール間際の幽霊が出てくるところかな。突然ワープしてくる上に一定の間隔で姿を消したり現したりを繰りかします。しかも出てくる場所が狭い通路のところなので逃げ場が無い。だから幽霊地帯にたどり着いて、幽霊が姿を現したら一度広いところに戻って地道に倒すか、出てきた瞬間に武器の特殊攻撃(特に雷が有効)で一掃するのが安全です。そこも一気に駆け抜けようとすると死ねます。 |
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■六丁目 |
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ここは全然難しくないけどマップが広いので少し面倒くさいです。ちょっとした迷路みたいになっているので道順を覚えておく必要があります。でもそんなに陰険な迷路じゃないので苦労することはあんまりないかな。そしてここは得点を稼ぐのには最適なステージで、遠回りをすればかなりのお守りが眠っています。ヒントとしてはですね。クリア優先ならば、お守りが無い方無い方に道を選んで進めばそこは出口に近い道のりです。お守りに誘われて進むとその先は行き止まりであることが多いです。それを覚えておけばゴールへの道順はすぐわかると思います。
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それと、道中にはワープする場所がいくつもあります。石のオブジャがそれなのですが、それをたくみに駆使しながら進まないと取れないアイテムもあったりしますが、やっぱりクリア優先ならば特に意識する必要はありません。当然のよう俺はその辺全部無視してゴールへ一直線でやってます。ゴールへ最短で行くまでに使うワープゾーンは一箇所だけなので初プレイの人はそれを頭に入れてやると良いかと思います。まあ長いけど難しくないよここは。 |
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■七丁目 |
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ついに最後のステージです。ここは普通に難しいです。前半はジャンプアクションの要素が強く、落ち着けばそうでもないですが、中盤以降は本気でパターンを構築しておかないと進めなくなると思います。
まずは上の画像のようなジャンプ地帯。火の弾が下からポンポンと跳ね上がって来ます。この火の玉の動きが読み難く、油断するとミスに繋がるので落ち着いて落ち着いて。
次は右の画像の場面。ここはこのゲームでは珍しく敵の攻撃に慌てるような場面かも。下の画像のちょっと先に赤にが二匹いて、弾を撃ってくる上に、覚連坊の方に大ジャンプをして近づいてきます。赤鬼は結構硬いので、俺はいつも特殊攻撃で倒しています。 |
さあ。このゲームの最難関がここ。壊れるブロックと乗ると崩れる足場、さらに下から飛び出してくる火の魚。火の魚は2パターンの飛び出し方があるのでパターンを覚え、なおかつどういう風にここをわたっていくかのルートも決め、完全なパターンにして進まないとキツイです。何も考えないで進もうとすると、真下から火の魚が飛び出してきて逃げ場が無くなるか、足場が足りなくなって渡れなくなったり。最初にたどり着いたら確実に何度も死ぬでしょうし、死にながらパターンを覚えていくというプレイスタイルは避けて通れないでしょう。 |
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上の最難関を突破すればすぐゴールです。次のステージは閻魔大王との一騎打ちだけで道中はありません。クリアするとお地蔵さんがこんなお言葉を。『地獄めぐりの旅もここで終わりじゃ。閻魔大王はこの先にいる。さあゆくがよい。頼んだぞ、覚連坊よ。』人に物を頼むときはもっと低姿勢で話して欲しいものです。なんかこう偉そうでやっぱり宗教は嫌いだコノヤロウ。 |
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■ラスボス前 |
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いよいよ閻魔大王との対決です。道中はありませんが、ステージが始まるとなぜか閻魔大王はいません。左側から右側に進むと小さな石があるのでまずはそれを破壊。するとバリアの役目をする輪っかが手に入ります。そして真ん中の大きな石は素通りしその先にある小さな石を破壊、そして真ん中の石のところに戻って破壊します。するとついに乱心した閻魔大王が登場します。閻魔大王との対決からエンディングについてはこちらのページで別途解説していますので興味があればそちらもどうぞ。 |
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■余談 |
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このゲームはゲームオーバーになると仏様が余計な一言を言ってくれます。その一言はゲームオーバーになったステージによって異なるのですが、もう、どの言葉も腹が立つ。というかさ。人が地獄を命がけで冒険してるのに横になって無責任な言葉を発するコイツは何様ですか。仏様ですか。だから宗教は嫌いだ。
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『まだまだ修行が足りんのう。』
まあこの言葉はまだ良い方・・・・なんだけどやぱりムカちくー! 何故オマエはそんなにリラックスしている? あの世の問題を人間に押し付けて何くつろいでやがる。つうかお前は体がバカデカイんだから、自分で閻魔大王を止めに行けっつうの。 |
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『無念じゃのう。』
激しく気持ちがこもってない感じがするのは俺だけでしょうか。お前は本当に無念だと思ってるのかと問い詰めたい。なめんな仏様。とりあえず横になって言うな。この言葉が一番ムカちく。ムキムキー! |
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『諸行無常じゃ。』
はい。投げやりです。とりあえずコイツはもう何を言ってもこの姿勢を崩さない。だ・か・ら。起きろってば。ちゃんと正座しろ。リラックスするな。ムキムキムキー! |
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■最後に |
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このゲームは全7面にラスボスステージという程よい長さのゲームで、ひとつのステージが少し長いのは6丁目くらいなものなので結構手軽に遊べて好きです。得点にこだわってあえて遠回りすると結構時間がかかるんですが、それを省いて遊ぶことは全然可能だしね。名作じゃあ無いけど、味のある地味な力作、といったところでしょうか。もうちょっと工夫して作ればもっと面白くなったんじゃないかなーという気持ちもありますけど俺は好きですね。 |
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