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オバケのQ太郎 ワンワンパニック
バンダイ(FAMICOM)
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 ■REVIEW



街中、犬だらけ。




そんなゲーム。これは横スクロールアクションです。しかもその犬どもは屋根までひとっ跳び。どこから沸いてきた貴様ら。さて、このゲームはびっくりするほどのクソゲーってわけでもないです。なんだか前編を通してバカっぽさがほのかに香るのでこれはバカゲーと言った方が良いのかな。


ところで、オバケのQ太郎と言えば? そう、犬が苦手。この部分だけにひたすらこだわった結果出来たゲームです。ゲームの目的はステージによって様々ですが、実際やることはあまり変わりません。具体的に各ステージの例をあげると、いつも迷惑をかけているカミナリさんにお詫びの花を届けたり、強盗に誘拐されたドロンパを途中で手がかりを見つけつつ助けたりといった感じ。


でも、やることはひたすら進んで、ステージの中間地点で届け物ものなどのアイテムを拾いゴールに行って、ゴール地点にある建物の窓を開けてその中から目的の人物を見つけ出せればステージクリアとなります。ドロンパを助けるためにはちょっと違っていて、強盗との戦いになります。大して盛り上がりませんけどね。


このゲームでは原作どおりQちゃんは空を飛べます。しかし、体力ゲージがあり、飛ぶとそのゲージの減りが早くなり、残り少なくなると飛べなくなってしまいます。この体力ゲージは歩いていても少しずつ減ってゆき、無くなるとミスになります。そこで、そこら中に浮いている食べ物を食べて、体力を補充しながら進んで行くことになるわけです。


そして、驚くべき跳躍力をもった新種の犬どもが行く手を阻みます。マンションの屋上へも華麗に飛び移る。これは大事件。犬が苦手なQちゃんじゃ無くても戦慄を覚えます。それでもQちゃんは進む。頑張って進む。そして電柱に引っかかる。道の脇にあるはずの電柱が真正面を邪魔しています。





この街は電柱が道の真ん中にあるのかよ。




Qちゃんは犬に接触すると体力に関係無く即死します。でも、Qちゃんだって逃げてばかりではありません。キャンディーを取ると、『GAU』という攻撃手段が4回分補充されるのです。さあ、攻撃だ!ガウ! 見事に『GAU』が犬に当たるとヤツはやられポーズを取りながら画面外に落下して行きます。それを横目に前進しようとして落下してゆく犬に接触するとQ太郎は死にます。やっつけた犬に当たっても死ぬのかQ太郎。弱いぞQ太郎。


とても単調なゲーム進行なので、何度もやるのはなかなか辛くなってきました。そこで一度プレイを中断し、説明書を眺めてみる事にします。まず目に入ったのがこんな記述です。





『ゲーム上、犬が高く跳ぶことがあります。』




説明書で言い訳してるよ。なんか弱気だよ。ゲームなんだから犬が高く跳んだってみんなそんなに気にして無いってば。もっと自信を持てよバンダイ。さらによく読んでみると最後のページに赤字でこんな事が書かれていました。


『商品の企画、生産には万全の注意をはらっておりますが、 ゲーム内容が非常に複雑なため に、プログラム上、予期できない不都合が発見される場合があります。万一、誤作動等を起こすような場合がございましたら、弊社までご一報下さい。』





このゲーム、複雑だったのか。
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