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10-YARD FIGHT [ FAMICOM ]
アイレム [ 1985 ]
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 ■GAME SYSTEM概要



準備中


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 ■REVIEW



俺の中でファミコンのスポーツゲームのかなり上位に入るのがこの10ヤードファイト。ご覧の通りアメリカンフットボールのゲームです。ネットなどでクソゲーと言われてるのはあまり見ない・・・というか取り上げてるところがそもそも少ないので人気のゲームってことはないでしょう。このゲームの名前は知ってるけどルールわかんねーと最初からやってない人が多そうですね。でもこれは名作なのですよ。今『えぇ!?』って言った人はちゃんとこのゲームを遊んだことがないだけなのではないかと思うのだけれどどうだろう。見た目がショボイからってバカにしてはいかん。これマジ面白いって。特に二人用で対戦するとメチャ熱い!

でもね。アメリカなどではかなり高い人気を誇るアメフトですがここ日本ではそれほど人気があるとは言えないよね。アメフトはルールが物凄く複雑なスポーツで、しっかり全てを把握するのは相当大変らしいです。だから日本ではルールすら知らない人も多いのではないでしょうか。正直俺もよくわかりません。なんとなーく大雑把な流れだけ知ってるという感じです。ドリームキャストやPS2で発売されているような最近のアメフトゲームはその複雑なルールをしっかり再現していてフォーメーションもかなりの数があったりします。だからルールにあまり詳しくない人がそのゲームを楽しむためにはアメフトのルールブックを片手に・・・なんていう風になってしまうんですよね。逆に言えばそれほど徹底してリアルに作ってあるから判れば楽しいんでしょうけど実際はそこまで頑張るのはなかなかツライよね。

そこでこの10ヤードファイト。これは死ぬほどルールを簡略化してあって(というか簡略化しすぎという話もあるけど)なんとなーくルールを知ってれば楽しめるのがいい。でも簡略化し過ぎたらすぐ飽きてしまうし、そもそもアメフトの面白さを再現するコトに繋がらないのでは? という風に思うかもしれませんね。でも良いんです。これはアメフトというスポーツをシュミレートするゲームじゃないもん。単なる『アメフトっぽい対戦ゲーム』なんですよね。そんな風に思いっきり割り切って作っちゃってるから楽しいの。これをはじめてやったときにはアメフトのルールなんて全然知らなかったんだけど、やってる内にこのゲームのルールは理解出来ちゃったもんね。アメフト知らないしなあと最初から諦めないでとりあえずやってみりゃわかる程度になってますよコレ。


画面 1Pがまずは攻めで2Pが守りです。攻めの人の最初の攻撃はボールを持ってひたすらラン! 左の画像の九人並んでる人の真ん中の白いのが自分です。とにかく潰されないように周りにいる連中を敵にぶつけたりしながら真ん中の人だけを前に進めればオッケー。それで潰されたらそこから通常の攻撃になります。守りはとにかくボールを持ってる人を潰すかパスをカットすればいいだけです。それを繰り返して攻撃件を出来るだけ早く奪取すべし。攻めは10ヤード進むごとにタイムをゲットする仕組みなのでとにかく10ヤード以上進まれないように潰しまくればあっという間に時間切れを誘えるわけです。

では肝心の通常の攻めのルールを説明しましょう。攻め側はラン中に敵に潰されるとその場から一度仕切りなおしをします。それを四回繰り返す間に10ヤード進めれば、残りタイムが増えつつその場からさらに四回の攻撃権を与えられます。次はまた四回の攻めの間に10ヤード進み・・・の繰り返しです。もし四回以内に10ヤード進めなかった場合は10ヤード後ろに下がらされてしまいます。またパスをカット(インターセプト)されると20ヤードも下がらされてしまいます。進むべき10ヤードは一回目の攻めの位置から数えて10ヤードです。だからもし一回目でパスをインターセプトされてしまったらあと三回の間に20ヤード進めなくてはならなくなるわけです。パスは距離を稼げる反面、かなりのキケンを伴うというわけ。でも友達との対戦でロングパスが通った瞬間は大盛り上がり間違いなしですよ。

画面 一回一回の攻めは左の画像のような状態からスタートします。テケテケと人が右から左へ走っていくので好きなタイミングでボタンを押します。すると赤矢印の人にパスが渡り攻めがスタート。横にテケテケ走ってる人が左に走り切っちゃうと強制的に攻撃がスタートします。ゲームが動き始めたら敵に潰されないように前にボールを進めていきます。ボールを最初に持った人はそのままランするかパスをするかを選択します。パスは一回の攻めで一回だけです。

画面 左の画像で青矢印が今ボールを持ってる人で赤矢印がパスを待ってる人です。この距離をパスできれば一気に前に進めるのですが、間に敵がいるので前方の人にはなかなか出せないのが現実です。しかもパスを途中でカット(インターセプト)されると20ヤード後ろに下がらされてしまうのでパスは諸刃の剣。でもパスを出来る相手は前方の人だけでなく左右にいる人にもパス出来るので安全な方を選ぶのも良いでしょう。

しかし男ならやはりロングパスを狙うべきだと俺は強く思います。因みにBボタンが前方の人、Aボタン+十字キーが横の人へのパスなので状況に応じて使い分けましょう。このままパスをしないで、ある程度前進するとパスは出来なくなり単独でのランになります。ランで敵に潰された場合はその場からの再開です。

とにかく攻め側は四回の攻めの間に10ヤード進めるように努力し、守りはボールを持っている人を潰すかパスをカットするように努力する。やることはそれだけです。で、このゲームは絶妙にキャラの動きが遅いので逃げる攻めと追う守り、両方のプレイヤーは共に親指が痛くなること必至。別に十字キーを強く押すと速く走れるわけじゃないんだけど、ついついスゴイ勢いで十字キーを押してしまいます。もう親指が紫色になるよ。力みまくりだよ。


画面
かなり独走してみました。
画面
意外とタイミングが難しいキック。

なんとか敵のゴールに攻め入ってタッチダウン出来ればもちろん得点が入ります。すると追加点を得られるキックが出来ます。矢印がゴールの前を左右に動いているのでパスを受け取ったら敵に潰されないように逃げながら矢印がゴールの前に来るのを待ちタイミングを計ってキックします。ゴールポストにボールが入れば追加点をゲットです。

いかがでしょう。今からこれをプレイする人はいないかもしれないけど、このゲームの魅力が少しは伝わったのではないでしょうか。このゲームは、元々が複雑なルールを持ったアメフトのゲーム、というよりもアメフトっぽいルールの『10 YARD FIGHT』というテレビゲーム、という感じで遊べばかなり面白いゲームだと思うんだけどな。あと他のアメフトのゲームとしてはネオジオで出ているフットボールフレンジーというゲームもかなりオススメです。

それは10ヤードファイトよりも少しだけ凝ってるゲームだけど充分判りやすくまとめてあって、この10ヤードファイト以上に対戦が熱いです。なんと言ってもキャラの移動速度がボタン連打によって速くなるのが良いのよね。超燃える。十字キーを押す圧力で親指が痛くなる10ヤードファイトに対して、連打で腕がつりそうになるフットボールフレンジーって感じ。アメフトのゲームって認知度が低いけど意外と面白いのが多いよ。
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