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 ■[ 雑記 ] 2006/09/01 [ Fri ]



こんばんわ。尿酸値が高いアイバですけど。

家のケイコさんは寝言が多いです。この前、俺の方が寝るのが遅くなって後から寝室に行ったらケイコさんがベッドのど真ん中で寝てたので『入れてクレー』と言ったら『入れません!入れません!』と何故か敬語で言われました。もちろん本人覚えてません。

さらにその前はすげーうなされてて『え〜ん』と泣いているみたいな声を出していて、『どうしたの?』ときくと『行っちゃだめー』と言ってました。笑いながら見てると突然『ったくしょうがねぇなぁー』とも言ってた。そのあと突然穏やかな顔になり『ふふふふ』と笑ってました。それからしばらく見てると『待ってるからね』とすげー可愛く言いました。一体なんの夢を見てるのだろう。

面白いのでさらに見ていると天井の方に片腕をゆっくり持ち上げて、手首をゆっくりグルグルとまわしはじめました。何かをかき混ぜているような仕草。こ・・・これはいったい。

その腕をそっと押さえて下におろすと一度やめるんだけど、数秒後にはまたスーっと腕を持ち上げて何かをかき混ぜ始めるのです。そのとき俺はすげー眠くて仕方がなかったはずなんだけどそれを見て笑ってたら目がさえて眠れなくなってしまいました。

とりあえず何をかき混ぜていたのか知りたいですけど。
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 ■[ 雑記 ] 2006/09/01 [ Fri ]



会社で証明写真をデジカメで撮影してもらっていたら、それを横で見てた上司に『フラッシュをたいた方がいいぞ。逆光で写らないかもしれないから』と言われたアイバですけど。俺はそこまでハゲか! 逆光っつーか発光元は俺か!

そんな感じでこんばんわ。

最近、思うのです。ウンコをしたあとにお尻を拭きますね。その時にお尻の毛にトイレットペーパーが絡みつくのは俺だけなのだろうかと。

ちなみにウォシュレットを使ったあとの方がより顕著です。ウォシュレットを使ってもやっぱり一応トイレットペーパーで拭くよね普通。そうするとお尻についた水でペーパーがより毛に絡みつきやすくなる。

で、俺の場合は絡み付いたペーパーが団子状になってお尻の毛に残ってしまいます。俺はそれを排除するときは強引に毛ごとブチブチブチと抜くのが大好きです。あの独特の感触がたまりません。

そしてお尻の毛が日々濃くなっていく俺。

もはやボーボー。

頭の毛も抜けば抜くほど濃くなればいいのに。

なればいいのに。

いいのに。

のに。
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 ■[ Books ] 2006/09/16 [ Sat ]



☆火車 [ 宮部みゆき ]
火車

クレジットカードによる自己破産やローン地獄による家庭崩壊に翻弄され続けた一人の女性の人生を追った物語。その女性は和也という男と婚約をしていたのだけれど、彼女がクレジットカードを作る際に過去に自己破産をしていたことが発覚してしまいます。それを境に彼女は突然姿を消してしまいます。

全く予想していなかった出来事に慌てた和也は親戚の現役刑事『本間』に彼女の捜索を依頼します。ただし、本間は現在、ある事件で負った怪我の療養のため休職中。和也は警察という組織としてではなく本間個人に彼女の捜索を依頼したのです。

本間も根っからの行動派刑事であるため、ただじっと怪我の療養をしていることが出来ず、その出来事にもなんとなく興味をひかれたため和也の頼みを聞き入れ捜索をはじめます。そして徐々に明らかになっていく彼女の秘密。はたして彼女はなぜ姿を消したのか。彼女はそれまでどういう人生を歩んできたのか。本間が彼女の人生の軌跡を丁寧に追っていき、ついに彼女の行方にせまっていく。

本作は宮部氏らしい実に丁寧で堅実な描写によって一人の姿無き女性の人生をしっかりと描き出していきます。ただし本人ではなくその周辺の人々や出来事を本間という休職中の刑事が追う形で。そこが非常に面白いところ。推理モノに多い本人が自らタネ明かしをするタイプの物語ではありません。こういうのってなかなか無いんじゃないかな。面白い。

そしてラスト部分。ここも『そう終わるのか!そこで終わるのかー!』という驚きが強いです。だだしそこが原因で本作は評価が大きくわかれているようですね。『消化不良』と捉える人も少なくないようです。俺も最初はびっくりした。ええーーー!って声に出すくらいびっくりした。けど、あとで物語を思い起こしてみるとこれはこれでアリだなと思えました。不満は無いですね。やはりラストに至るまでの濃厚な物語があるからこそそう思えたんだと思います。

本作hは割りとふるい作品なので携帯電話が特別な高級品として描かれていたりするし、時代背景も今とは違っている部分がありますが、それでも今読んでも十分楽しめる作品だと思います。宮部みゆき作品の入り口として良いんじゃないかな。
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 ■[ Books ] 2006/09/16 [ Sat ]



☆夏の庭 [ 湯本 香樹実 ]
夏の庭

幼い日に感じた懐かしい夏休み独特の空気に包み込まれる感触。そんな雰囲気が終始ただよっている作品。その空気が読んでいて心地よく、なかなか楽しめました。とても短いのですぐに読み終わっちゃうから読み終わった後の充実感はあまり感じないですが、物語の方向性は非常に好きです。緊迫感のあるサスペンスなんかも好きだけどこういうのも良いね。

本作は全くタイプの違う小学校6年生仲良し3人組の小学校生活最後の夏休みを描いた物語。ある日、3人の中のひとりであるデブの山下がおばあちゃんの葬式に出席。そこで生まれて初めて死んだ人間を目にします。その話を聞いた他の2人は子供ならではの好奇心から自分も死んだ人間を見てみたいと言い出します。

そんな中、少年たちはあることを思い出します。それは近所に一人暮らしをしている生気のないおじいさん。近所の人たちは『あのじいさんはもうすぐ死ぬ』なんて噂までしている。そして三人の中の一人である河辺が『あのじいさんを見張っていれば死んでいるところを見ることが出来るかもしれない』と言い出します。そしてその河辺に引っ張られ、今にも死にそうなじいさんを監視する日々がはじまります。

しかし、そのじいさんは監視を続ければ続けるほど逆に元気になっていき、ついには少年たちとも直接交流するようになっていきます。そして夏休みが終わりおじいさんと少年たちは・・・・・・・という感じで話が進みます。設定と大まかな流れを知っただけで結末がどういう方向に進むのかはほとんどの人がわかると思います。ただ、そこに至るまでに少年たちが何を感じ、何を得たのか。おじいさんの人生はどんなものだったのか。この手の物語はそこが大事なわけですよね。

本作はそういう部分を大げさになり過ぎない控えめな描写で淡々と描いています。ラストも何か劇的なものがあるわけじゃない。さあ泣け!という押し付けがましさはほとんど無い。それが良いんです。あの懐かしい幼き日の夏休みの香りと、素朴な物語が素直に心に染みる。素朴な3人の少年達が何かを教えてくれる。

この『夏の庭』はとってもステキな物語だと思いました。
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 ■[ Books ] 2006/09/16 [ Sat ]



☆赤い指 [ 東野 圭吾 ]
赤い指

直木賞受賞後一作目。この人の作品で読了しているのは『変身』だけです。『変身』はボリュームがあり描写も請っていたので、読後には濃厚な物語だったという印象を持ちました。しかし本作は非常にあっさりした印象。描写も軽めでとても読みやすい。

物語そのものも事件発生から解決までの道のりはかなり短くあっさりとしたものです。もっともっと話を膨らませることは出来たと思う。けど、本作ではあえてそれをせず、テーマをシンプルかつストレートに表現しています。

サクサク読めてわかりやすいこの物語をどう捕らえるかによって評価がかなり分かれそうですね。あっさりし過ぎと捕らえるか、わかりやすくて良いと捕らえるか。そこら辺は完全に好みの問題でしょう。

物語のさわりはこんな風。自分の殻に閉じこもった中学生の息子一人、認知症の母親、そして心の通わない妻と暮す平凡な男が、幼女趣味のある息子が起こした幼女殺人によって人生を大きく狂わされる。刑事の捜査の手が迫る中、一家は一体どうなっていくのか。

本編は刑事側と犯人側との様子が交互に描かれていき、それぞれの描写視点は刑事側を描くときは新米刑事『松宮』の視点で、犯人側を描くときは一家の主である『昭夫』の視点で描かれていきます。その辺はなかなか巧みだと思いました。違う立場の人物がそれぞれ二方面から同じ出来事を見ているというのはなかなか面白い。

展開は非常にテンポがよく素直に先が気になります。あっさりとした描写ながらも登場人物の性格や考え方がしっかり伝わってくるのも良い。自己中心的な考え方しか出来ない妻の言動や、それに振り回されていく昭夫、どうにもクズとしか言いようの無い息子、そして刑事側視点での新米刑事とやり手刑事の対比。重たいテーマを選んでいるのに読むのが煩わしくならないように軽快に描いている点が本作の魅力でしょう。

基本的にはとても面白く読めたのですが、ちょーっと設定に無理があるかなーと思う部分も多々あります。それは終盤で明らかになる犯人側の秘密と、やはり終盤でわかるやり手刑事の家庭の事情の部分。その二つが本作の肝であるのにそれ自体がちょっと苦しい設定。

ネタばれにならないように書くと前者は『だからって現実的に考えてそんなことするかなぁ・・・。』という感じだし、後者の方も『だからってそんなこと望むかなぁ・・・。』という感じなんです。この書き方で読んだ人はどこを指してるかわかると思うけど、未読のひとはわからんねこれじゃ。まー気になる人は読んでみてよ。

本作は面白いことは面白いんだけど、もうちょっと説得力のあるオチが欲しかったなぁという感じでしたね個人的には。なんかこう惜しい作品。
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 ■[ 雑記 ] 2006/09/16 [ Sat ]



どうも。こんばんわ。アイバですけど。

実は密かにリニューアル作業をしていたのです。まとまった時間を作れなかったのでかなり地道に少しずつレイアウトを整えていってやっと基礎が出来ました。過去ログは全部復活させるつもりだけれど、まだ新しいレイアウトへの移植が出来ていないので地道に作業を進めていこうかと思っています。リニューアル直前の『マダファカ!!!?』のログは移植完了してます。それ以前のモノはまだ手が回らないから丸ごとキュウテキというコンテンツに入れてあります。

基本的に以前と大きく変わるような部分は無いんだけど、いくつかの違いがあります。まず日記をトップには載せないようにするということ。日記は更新されてもトップには載りません。それと、メインコンテンツをゲーム寄りにしたいと考えていること。その関係でトップにゲーム関連の記事を載せるスペースを多めにとりました。取り上げるのはレトロゲーム寄り。

あとは今まで通りです。本やら音楽やら映画やらの感想とこういった雑記がトップに載り、それをログに整理して保存していくスタイル。

リニューアル前の形は昔のログが分離していて、それがすげー気になっていました。レイアウトを統一して完全にひとつのサイトに統合したかったのです。けど、時間が無くてなかなか手をつけられなくて半ばあきらめていたのだけど地道にやってみようかと決心しました。

しかし今回のリニューアルは基礎部分を作るだけで本当に時間がかかった。こんなに時間をかけて考えたのははじめてかもな。まだ未完成の部分もあるから徐々に整えていきます。

あーやっと形になった・・・・。
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 ■[ 雑記 ] 2006/09/20 [ Wed ]



こんばんわ。髪の毛を3mmに刈っているのに毛が抜けるアイバですけど。ギャッツビーのフェイスペーパーで頭も拭いたら(ハゲだから境目がわからんのです)、ペーパーにいっぱい毛がついてました。こんなに短くしてもまだ抜けるのか。こんばんわ(2回目)。

ネットの人生相談の掲示板みたいなモノをケイコさんがみてたんです。ある相談にいっぱいレスがついてるんだけども、相談に対して『家は〜』、『私は〜』って自分のコトを延々書いて、挙句の果てに『お互い頑張りましょう』とか『がんばってください』なんかの一言を添えただけで話が終わってしまう人多すぎ。

結局、相談者に共感してるフリをして自分のことを語るだけ語り、そのまま終わる。相当面白い。相手の話を自分の話にいつのまにか摩り替えて聞き手だったはずの人がいつの間にか語り手に。あら不思議。

おまえら最高。
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 ■[ 雑記 ] 2006/09/20 [ Wed ]



こんばんわ。昨日風呂に入っていないアイバですけど。こんばんわ。

今、歯医者に通っているのですけど、いつも俺の治療をしてくれる先生についている見習いの若い女の子がすげー可愛いっぽいのです。『ぽい』というのはいつもマスクをしているので実際のところどうなのかわからんからです。

で、今日ついにその子がマスクを外してるのを見ました。












・・・・・・・。ノーコメントっつーことで。

あー。
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 ■[ Books ] 2006/09/26 [ Tue ]



☆時 生(トキオ) [ 東野 圭吾 ]
時生

泣きました。かなり。

このサイトで感想を載せている本はダヴィンチコード以外はとても面白いものが多く満足して読み終えているんですが、読んでいて本気で泣いたのは初です。この物語はとてもいい。本当にいい。どうやらNHKでドラマ化されていたらしいけどそっちは見たことも聞いたこともなかったので何の予備知識も無く読み始められたのも良かったな。

この物語は遺伝性の難病の息子の死を目前にしている宮本拓美とその妻麗子が病院でその息子である時生(トキオ)を見つめているところからはじまります。冒頭から重たい雰囲気。時生の病気は生まれる前からわかっていたものです。なぜなら母親である麗子が遺伝性の病気を持っていたからです。そのことは彼女自身も知っていました。彼女は遺伝によって受け継がれてしまう病気を持った家系の人間で、その昔、その病気の検査を家族にすすめられて受けていました。

ではなぜ彼女自身は元気なのか。それは女性がその病気の元となる遺伝子を持っていてもほとんど発症しない病気だからです。しかし、男性の場合は100%ではないにしろかなり高い確率で発症してしまう病気なのです。時生は男性です。恐れていたとおり成長するにつれて病気を発症してしまったわけです。

最初は子供を生まずに結婚生活を送るつもりでした。しかし、避妊を油断したときに子供が出来てしまった。そこで彼女は泣く泣くおろすことを提案しますが夫である拓美が産もうと強く希望し結局生むことになります。しかし、やはり遺伝性の病気は息子の時生に受け継がれてしまい、徐々にその症状が出始めてしまいます。そして物語の冒頭。時生は死を目前にして病院のベッドに横たわっています。

拓美が若き日に出会ったひとりの青年のことを妻に話し始めます。なんと、彼が出会ったその青年は現在、目の前で横たわっている時生だと言うのです。本作はほぼ全編がその若き日の拓美と彼が出会ったという青年の話になっています。つまり、本編のほとんどが拓美が過去を振り返った回想シーンなのです。そこで時生は拓美に何を伝えたかったのか。それは読んでのお楽しみ。

本作の良いところは、重たい雰囲気なのは冒頭だけで後は決して重くない軽快な展開になっているところだと思います。とても悲しくて切ない『中心人物の死』が最初から確定している物語であるにも関わらず、決してジメジメした展開になっていない。

若き日の拓美の恋人(時生の母親とは別の人)の失踪を時生とともに追うという展開を軸にしつつ結構な活劇だったりします。その中で、拓美自身が自分の生まれてきた意味を見出していく様と、冒頭から死が確定している時生が今まで生きてきたことへの思いを語る様が見事にシンクロしていきます。その辺はウマイよなぁ。

拓美、時生はもちろんだけれど、脇を固める登場人物のキャラが立っている点も素晴らしい。面白い物語には主人公以外にも魅力的な登場人物が沢山出てきますよね。本作も例に漏れない感じです。

ただ、この物語は非常に漫画っぽい。そこをどう感じるかによって感情移入の度合いが変わってくるんじゃないかな。キャラクターの描き分け方も妙にハッキリしていてわかり易い部分が漫画っぽいし、物語の設定や展開、テンポなんかも非常に漫画的。リアリティー溢れる物語とはちょっと言い難い。けど、それが本作を面白くしている部分でもあるのでやっぱり好みの問題なんだろうな。俺は好きですこういうの。

ドラマってどんな感じだったんだろ。ちょっと興味アリ。
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  2006年9月



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