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 ■[ Books ] 2006/12/02 [ Sat ]



☆BUHI Vol.1
BUHI

2006年11月29日に創刊されたフレンチブルドッグの専門誌。本当にフレブルのことしか載ってません。だからどれだけニーズがあるかわからないけど、フレブルを飼っている者からするととてもうれしい雑誌です。今後は三ヶ月に一回くらいのペースで出るらしい。

で、これに家の和尚が載りました。うひゃー。というかおそらく応募したすべての写真を載せたから載っただけなんだけどさ。うちのコ自慢というコーナーに名前と紹介文、そして写真が掲載されました。うひゃー。

それはともかくですね。内容を良く読むとかなり良く出来た雑誌だと感じました。こういうペット雑誌には必ずしつけについての記事が載っていますが、その多くは『マニュアルどおり』のことばかりが書いてある。『それが出来りゃ世話ねーよ!それが出来ないから困ってんの!』ということばっかりで読んでいて結構イライラするんです。

たとえば『フレブルは頑固だから絶対にしかっちゃダメ』とか『飛びついてきたら無視して飛びついても相手にされないと思わせないとダメ』とか言われても、叱らずにはいられない状況がどうしても生まれてしまったりするし、飛びつくのを無視すると相手にするまでずっと飛びついてきてだんだん甘噛みが本気噛みに変わってきてしまってどうにもならなくなるんです。

そうそう。もっとイラつくのは、そういう綺麗ごとのしつけアドヴァイスで『たまたまその通りウマくいったコ』を飼ってる飼い主がうまくしつけられずに困っている人に上から物を言うように偉そうにアドヴァイスしてるブログや掲示板。そゆのを見るのが一番イラつくね。

話を戻すと、この雑誌の記事は全般的にマニュアル通りのお決まりのアドヴァイスの先まで書いてくれている。『そうは言うけど実際はそんなにウマくいく犬ばかりじゃないんだよね。こういうコもいるしこんな場合もあるし。だから・・・』というところまで伝えようとしてくれている。こういうのってホント少ないです。これは貴重なスタンスだと思う。

五味さんというフレブルのトレーナーさんのインタビューは特に素晴らしい。この人は本当に『現実』というものを理解しているし体験もしてる。俺は感動したよ。

あとフレブルの性格的な特徴なんかもちゃんとわかっている人が書いていると感じました。フレブルは飼いやすいとか、おっとりしているとか、すっげーいい加減なことを言ってる雑誌やペットショップの店員がいるけど、ウソばっかりだから。ぜんぜんおっとりしてないし、飼いやすくは決してないです。

家の和尚だけじゃなく、ドッグランや散歩中にあったフレブルの飼い主さんも話をしてみると手を焼いている人が多い。年齢とともに落ち着いてくる傾向にあるようだけど、若いうちはどのコもかなりのモンみたいね。

飼ったことがある人や本当にフレブルが好きな人に話を聞けばすぐわかることなのに、本当にいい加減な『お決まり』のコトばっかり言ってる雑誌やペットショップは実際のことを知ろうともせずに既存の資料を調べてるだけなのかもしれないね。

フレブルは長生きできない傾向にある犬種で9歳で長生き、なんて話この雑誌で初めて知りました。すごいショック・・・。ペットショップでは中型だから15年くらいは生きると言われたのに・・・。やっぱり『マニュアル』通りのコト言ってただけなんですねきっと。それでも飼ったことを後悔してるわけじゃないですけど。

とにかく犬は生き物だからマニュアル通りに行くことは多くない、ということを前提にして書かれている記事が載っている雑誌は意外と少ないのでこの雑誌はとても良い雑誌だと感じます。これからも出たたら必ず買おうと思います。

あと、この雑誌には広告が一切載ってないのには驚きました。だからこんな高いのか。裏表紙にすら広告載ってないからねコレ。スポンサーがつかなかったのか、それともアレルギーとかに敏感なフレブル雑誌でエサに関する記事を書く場合に下手に広告を載せると言いたい事を言えなくなるからなのか。それはわからないけど、このBUHIはかなり充実した本だと思います。
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 ■[ Column ] 2006/12/05 [ Tue ] - 大人



そーいや、凄く小さなガキの頃。


大人は別の生き物で、
子供と違ってちゃんとしている。


なんて、漠然とだけど思っていたなぁ。実際大人になってみて、ガキの頃に想像していた『ちゃんとした』人間になった人ってどれだけいるんだろ。

相当前にも同じコト書いたことがあるけど、もしも子供の頃の自分に会うことが出来たとして、その子供の頃の自分が今の自分を見てガッカリしない人間になれた人はどれだけいるんだろう。

夢に溢れていた子供の頃に想像した職業はきっと突拍子も無い正に『夢物語』であることも少なくないからどんなに今の自分の職業に納得していても夢に溢れている子供にとってはガッカリなモノの方が多いだろう。

ここで言っているのはそういう職業だとか環境だとかいうものではなく、人間として、大人として、内面的な部分で子供の頃の自分が尊敬してくれるような大人になれているかどうか。例えば大嫌いだった学校の担任みたいなヤツになってしまっていないかどうか。

今の自分の職業やまわりの環境は間違いなく子供の頃は知ることが出来なかった現実の中にある。だから未来がまだ夢の中にある子供の頃の自分は今のそれらを見てガッカリするかもしれないけれど、今の自分が彼に『人として』自信を持って誇れるならそれでいい。

けど、それが出来るのか。それを出来る人がどれだけいるのか。俺は自分や、周囲を見回してすごく興味がある。
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 ■[ 雑記 ] 2006/12/10 [ Sun ]



やべー。もう夜中の2時過ぎだ!寝ないと!と言いつつ更新してしまう今日この頃ですがみなさんいかがお過ごしでしょうか。こんばんわアイバですけど。とりあえず今週はボーナスが出て気分も上々です。和尚も今月の5日で無事一歳になったし。

マジこんな大金を一度に貰うのはじめてです。ウチの会社は年末よりも次のボーナスの方が額が全然デカイので次のボーナスではおしっこ漏らしちゃうかもしれません。だって前の会社と比べて年収が200万近くアップしてるんだもの。そりゃおしっこも漏らします。つうか今の年収がスゴイんじゃなくて前の会社の年収が低すぎただけなんだけど。

あー仕事頑張らないと。明日は久々の夜勤だっつーのに2時過ぎまで起きててちょっとキケンなのでそろそろ寝ます。ぽひー。
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 ■[ 雑記 ] 2006/12/16 [ Sat ]



今週はイロイロあったなー。そんな感じでこんにちわ。

今週の最大のイベントはやはり会社の忘年会でした。幹事だったので随分前から準備をはじめやっと昨日終わりました。今の会社に入って一番疲れたのではないかというくらい疲れた。けど、それなりに一生懸命やったから楽しかった部分もあるからまあよしとしよう。

もうすぐ今年も終わっちゃうんですね。そろそろサイトでも締めくくりの文章でも書いていこうかな。とりあえず一番の出来事はやはりフレンチブルの和尚がウチに来たことだな。買う直前にケイコさんと喫茶店に入りどうするかどうか最終会議を開いたりとか、ウチに来た最初の頃はウマくしつけが出来なくて本気で悩んだりとかイロイロありました。

あとCDとかゲームとか本とかそういうののまとめみたいなものも書けたらいいかなとか思ってます。順次気が向いたら書いていこうかな。
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 ■[ Games ] 2006/12/31 [ Sun ]



☆オレたちゲーセン族 / 熱血硬派くにおくん [ PS2 ]
オレたちゲーセン族 熱血硬派くにおくん

前から気になっていたオレたちゲーセン族シリーズの熱血硬派くにおくん。初のアーケード1作目完全移植・・・・のはずなんだけど巷の評判はすこぶる良くありません。俺はリアルタイムで知っているゲームなんだけど、アーケード版は難しいイメージが強くて当時は殆ど手を出しませんでした。

だから俺自身が移植度の低さを実感できているわけではなく、ネットで調べた結果オリジナルとはかなり違うことを単なる『知識』として知っただけです。このシリーズは現行のゲーム機で何本ものレトロゲームを収録して発売するソフトが多い中、あえてソフト一本に1タイトルだけを収録し、高い移植度を実現させ、さらにマニアが喜ぶであろうオマケを多数つけることをコンセプトにしていますが、どうやらこのくにおくんに関してはそれが全く実現されていないようです。

一番驚くのが本作はオリジナルをエミュレートする形で移植されているらしいのだけど、プログラムを吸い出した元となった基盤がなんと海賊版のものであるということ。ゲーム内ではアーケード基盤で出来たロムチェックなんかも出来るようになっているのだけど、それを行うと一部のロムにエラー表示が出てしまいます。それが海賊版の特徴らしいのです。

さらに敵の耐久力がオリジナルに比べて激しく高く、アーケードで通用した方法で普通にプレイすると制限時間にクリアが間に合わなかったり、画面端が切れて表示されていたり、ボーナス設定のスコアが本来は30000点であるところを300000点と表示されていたり(つまり誤植)してかなりいい加減なものとのこと。

このシリーズはどうやら発売元であるハムスターという会社が開発を任せる会社を固定していないらしく、タイトルによって最限度の高さにかなり違いがあるみたいです。そしてこのくにおくんを移植した会社は良い仕事をしない会社によって作られたみたいなのです。

それを先に知ってしまった俺は買うのをかなり躊躇っていたのだけど、結局買ってしまいました。で、実際にやってみた感じだと、オリジナルをやり込んでいない俺にはその辺はやはり実感できませんでした。だから『ああ、アーケードのくにおくんだ』と単純にそう思って楽しんでプレイしています。

だから、リアルタイムでやり込んだ人には前述したように不満が多々あるのだろうけど、当時『存在は知っていたし何度かはやったことがある』程度の人が改めて『あーこんなゲームあったねぇ。久々にやってみたいな』と思ってやる分には全然アリなんではないかと思います。

けど、2000円はちょっと高いよなぁ。オマケについてくる攻略本とか攻略のDVDとかもそれほど役に立つようなもんでもないしさ。変に1本に1タイトルというコンセプトにこだわらないで複数のモノを一本に入れて欲しいよ。

因みにオレたちゲーセン族シリーズの詳しい情報はこちらを参考にして書きました。移植度などについても詳しく書いてあるので興味のある人はそちらをどうぞ。
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 ■[ Games ] 2006/12/31 [ Sun ]



☆オレたちゲーセン族 / 魂斗羅 [ PS2 ]
オレたちゲーセン族 コントラ

オレたちゲーセン族シリーズ。ゲームそのものの再現度は悪くないらしいけど、ゲームを再スタートさせた時に前のプレイのスコアが残ったままになってしまうようなバグがあるとのこと。そこは残念だけどゲーム自体は非常に面白いアクションシューティングなので当時を知る人は思わず買ってしまっても決して損はしないでしょう。

この方向性は最近でもメタルスラッグシリーズで継承されていますが、3Dの派手なゲームがメインである現在ではこういうACTIONゲームはとても貴重だと思います。新作として昔ながらのこういうゲームがなかなか出ない現在、改めて過去の名作に触れてみるのも悪くないですね。

オレたちゲーセン族シリーズについては『熱血硬派くにおくん』のところでもうちょっと詳しく触れているのでそちらをどうぞ。
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 ■[ Games ] 2006/12/31 [ Sun ]



☆オレたちゲーセン族 / 空手道 [ PS2 ]
オレたちゲーセン族 空手道

オレたちゲーセン族になんと空手道が登場。2本のレバーを組み合わせて多彩な技を出すことが出来る本格的な対戦格闘ゲームの草分け的存在。それがPS2に完全移植でよみがえりました。

再現性に関して不安の残るオレたちゲーセン族シリーズですが本作に関しては非常に再現度が高いとのこと。このゲームに思い入れのある人は買って損はしないでしょう。PS2のコントローラーはボタンが丁度良い具合に十字に並んでいる為、オリジナル版における二本のレバーを使った操作が違和感無く再現出来ています。

グラフィックやサウンドはもともとがファミコン並みにシンプルだし、ある程度パターンにしたがってプレイすれば進めるので格闘ゲームとしての戦略性には乏しいのでリアルタイムで遊んだことのある人以外にはちょっと厳しいんじゃないかと思うのが正直なところ。ただ当時のファンには逆に涙モノでしょう。今更空手道が出るなんて想像もしていませんでしたよ。どこか間抜けな独特のセンスは今見ても面白い。ボーナスステージが牛殺しって。

因みにネオジオで発売されたファイターズヒストリーダイナマイトの隠しキャラである『牛』は実は本作のその牛殺しで出てくる牛が元になっていたりします。さすがデータイースト。
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 ■[ Games ] 2006/12/31 [ Sun ]



☆オレたちゲーセン族 / イー・アル・カンフー [ PS2 ]
オレたちゲーセン族 イー・アル・カンフー

オレたちゲーセン族シリーズの仲では空手道と同様にオリジナル版の再現性が非常に高いとの評判のイー・アル・カンフー。イー・アル・カンフーは本作の元となっているアーケード版よりもファミコン版に慣れした親しんだ人の方が多いかもしれませんね。ファミコン版は当時売り切れ店が続出していた程の人気ゲームでしたから。

アーケード版の完全移植であるこのソフトではファミコン版よりも遥かに敵キャラの種類が多く、出せる技の種類も多いです。もちろんグラフィックもこちらの方が美しい。最初はファミコン版しか知らなかった俺は当時近所のスーパーの横に設置されていたアーケード版を見たときにかなりの衝撃を受けたものです。ファミコン版ではラストに出てくる敵が一人目に出てくるのにも驚きましたね。

当時はまだまだゲームセンターは『不良のたまり場』というイメージが強かったため小学生だった俺は怖くてゲーセンには立ち入れませんでした。だからアーケードゲームを遊べたのはスーパーとかの脇に設置してある立って遊ぶ筐体か、駄菓子屋に置いてある筐体くらいなものでした。

いまでも良く覚えているのだけど、親と一緒に近所のスーパーに行ったときにこのイー・アル・カンフーが店舗の外に設置してあるのを発見した俺はなんとなくその筐体に近づいていったのです。けどお金は持ってないのでやりたくても出来ません。しかしよく見るとその筐体には既にお金が投入されていてスターとボタンを押せばプレイできる状態になっていたのです。それをウホウホ良いながらプレイしたのがアーケード版イー・アル・カンフーの初体験でした。

そのときはものすごく難しく思えたのですが、今改めてやってみると意外と良いゲームバランスで勝てそうで勝てない、負けたけど工夫すれば勝てそう、という程よくやる気を起させてくれる難易度になってるんですねコレ。格闘ゲームというジャンルがまだ無かった頃の名作格闘ゲームだと思います。最初の滝の見える青い背景には今見ても感動できる自分が好き。
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 ■[ Books ] 2006/12/31 [ Sun ]



☆ホムンクルス (7) [ 山本 英夫 ]
ホムンクルス7

自分のコンプレックスと同様なものを持った他人を見ると強い嫌悪やなんともいえない感情が沸き起こるという心理を独特のセンスで描いている漫画の第7巻。前の巻までで描いていた女子高生の話は相当クセが強く、読んでいて引くくらいの勢いがあったけどこの巻での話の進め方は割りとノーマルで読みやすい展開。徐々に主人公のバンクボーンが明らかになっていくのが興味深かったです。

まだまだ収束していく様子が無いのでこの先ちゃんとまとめられるのかちょっと心配ではあるけれど、とても現時点では滅法面白い漫画だと思います。なかなか新しい巻が出ないので次を読むまでまた随分待たされそうなのがイヤだけど、かなり好きですこれ。
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 ■[ Books ] 2006/12/31 [ Sun ]



☆20世紀少年 (22) [ 浦沢 直樹 ]
20世紀少年22

面白くねぇ! その一言に尽きる。この人の漫画って最初はミステリアスで良い感じなのに最後グダグダっての多くないですか? いやーホント、話が進めば進むほどつまらなくなってくるねこの漫画は。

もはやどうでもいいや。
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 ■[ Books ] 2006/12/31 [ Sun ]



☆人生を変える!心のブレーキの外し方 [ 石井 裕之 ]
心のブレーキの外し方

石井裕之氏による人生を良い方向に変えてゆく為のコツが書かれている本。本書では表にある意識の裏に潜んでいる潜在意識をいかにしてコントロールするかを丁寧に解説してくれています。この人の別の著書である『占い師はなぜ信用されるのか?』を読んだ時も感じだのだけど、この人は非常に文章がわかりやすく面白い。それは本書でも同様です。

自分を変えていくにはどうしたら良いかを説いているこういったタイプの本では、一言で言うと結局『気の持ちよう』というレベルで話が終わってしまうようなモノも少なくないですが、これはその先まで書いている点が非常に興味深いです。本章は今まで読んだことの無い切り口でそれを書いているのでとても面白く読め、尚且つイロイロ感心させられました。

これは自分自身に行き詰まりを感じている人にちょっと読んでみて貰いたいと素直に思える本です。
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 ■[ Music ] 2006/12/31 [ Sun ]



☆U2 / 18 singles [ Rock ]
U2

新曲を2曲含んだU2のベスト盤。同時に買ったOASISの2枚組ベストよりも1枚モノであるこちらの方が満足度は高いです。それはやはり選曲がなかなかツボを抑えたものであること(それは完全に個人の好みに左右されるけどさ)、新曲が入っていることなどの理由によります。あと曲順もバランスが取れているのも良い。

まあそうは言っても所詮ベスト盤なので従来のファンがどうしても買わなきゃいけないってほどのモノでは無いですけどね。個人的には本作を聴いて一番思い入れのあるアクトン・ベイビーからの曲がやっぱり一番良いと再認識しました。
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 ■[ Music ] 2006/12/31 [ Sun ]



☆Oasis / Stop the clocks [ UK Rock ]
OASIS

特筆することは無い感じの普通の二枚組ベスト。解散するまでベストは出さないと公言していた彼らだけれど、ビジネス上やはりそういうわけにはいかなかったんだろうと思うからそれはどうでも良いんだけど、選曲がそれほど優れているわけでもなく、ボリュームがあるわけでもなく、入門者には割と便利だよね、という程度のモノ。

二枚組なのにそれぞれのディスクには9曲しか収録されていない為、豪華な感じがしないのは残念。ノエル自身が選曲し、彼の好みが強く反映されているのでファンの為に作ったという感じもあまりしない。アルバムを殆ど持っているようなファンには買う必要の無いアルバムだと思います。

俺の場合は奥さんが『こういうの1枚あると便利だから』と言ったのと、輸入盤が1200円という破格の安さだった為に何となく買っただけだったりします。便利だから、と言って買うことを決めた奥さんが一番好きなSTOP CRYING YOUR HEART OUTが普通に入ってないことに買ってから気づいたあたりがなんか笑えた。

ホント入門者向けですねこれは。
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 ■[ Music ] 2006/12/31 [ Sun ]



☆Deftones / Saturday night wrist [ Alternative Rock ]
DEFTONES

彼らはヘヴィーロックと分類されてKORNなんかと同じくくりで出てきたバンドであるけれど、3作目のWhite Ponyあたりから音楽性をグっと広げて、現在のエモ系バンドの基礎になったとも言える方向性を早々とやっていた、実は結構すごいバンド。

5作目である本作はその方向性をさらに推し進めてきています。一聴するとまったく掴みどころの無いような曖昧なメロディーが、破壊的でありながらもどこか美しさを感じるアレンジに乗るスタイルは彼らならでは。サウンドがあまりにも作りこまれている為に生々しさは皆無だけれど、じっくり聴き込むと音の洪水に埋もれていくような感触があり非常に快感。

彼らは日本での評価はあまり高くないように思うけれど、もっと評価されても良いセンスを持ったバンドだと思います。ただライブの評判はあまり良くないようです。俺は残念ながら一度も見たことが無いのだけど、評判がよくないのはなんとなく理解できます。

やはりアルバムにおいてのサウンドが加工しまくりの重ねまくりである為、前述したように全く生々しさが無い。それをたった4人のメンバーで演奏してもアルバムで感じる凄さはなかなか表現出来そうも無い、というのは想像がつくからです。だから大好きなバンドではあるんだけど、あまりライブを見たいとは思わないんですよね。アルバムにおいての作り込まれまくりのこのサウンドが好きなんです俺は。
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 ■[ Music ] 2006/12/31 [ Sun ]



☆Stevie Salas Colorcode / Be what it is [ Hard Rock ]
STEVIE SALAS

スティーヴィー・サラスの新作は軽快でノリノリのハードロック。後期のジミヘンがやっていたファンキーなロックンロールをベースにしつつ、それをもっともっとストレートでわかりやすいクセのないハードロックに仕上げた感じです。端々でジミヘンからの影響を感じさせるフレーズも多数。

とにかく終始ノリが良いし、曲も良い。ただ陰や引きを感じる部分が殆ど無く、最初から最後まで明るく元気なノリなので飽き易いと言えば飽き易い。第一印象は非常に良いのだけれど、聴き込むに連れてだんだん浅い感じが増してきてしまう部分があるんです。

個人的には末永く聴き込んで楽しむというよりも、たまに引っ張り出してきて『たまにはこういうのも良いなぁ!』という感じで楽しむアルバム。
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 ■[ Music ] 2006/12/31 [ Sun ]



☆The Killers / Hot Fuss [ UK Rock ]
KILLERS

どこかドン臭さのあるメロディーが魅力のThe Killersのデビュー盤。非常にポップなブリットポップ風のメロディーではあるのだけれど、そこには古臭いドン臭さが多大に含まれています。

70年代のグラムロック、例えばデビッド・ボウイやT-REXなどのどこか愛嬌のあるポップ具合に通じるものがあり、メロディーが非常にダサカッコイイ。そんなメロディーをあまり歌のウマくないドン臭いヴォーカリストが歌うもんだからさらにドン臭い。

一昔前の日本の歌謡曲のようなダサいけど妙に印象に残るメロディーと全体に力強くはあるけどキレがあるわけじゃない素朴な演奏が不思議と気持ちよく、アルバム一枚を安心して一気に聴けるのが良いです。

なんというか、70年代のパンクを通過して出てきたニューウェイブ系のバンドがやっていたことを今の若者の解釈でもう一回やってみました、みたいな感じがすると言えばいいのかな。そんな方向性の楽曲を非常に魅力的な良いメロディーで表現したのが本作。
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 ■[ Music ] 2006/12/31 [ Sun ]



☆Coldplay / Parachutes [ UK Rock ]
COLDPLAY

中庸。音楽的にはそんな印象のCOLDPLAYデビュー盤。特別突出した極端な印象が無く、アルバム全体を覆う空気は『中庸』と表現するとしっくりくるようなモノで統一されているように思います。メロディーに関しては、美しさ、悲しさ、切なさ、攻撃性、娯楽性・・・・それらのどれもが突出しているわけではなく中庸なんです。

それはある意味地味なのかもしれないけれど、聴き込めば聴き込むほどにジワジワと染みてくる素朴さがあり、末永く愛せる魅力となって心に迫ってくる。一聴すると基本のメロディーラインは切なさ爆発のようでいて、どこか冷静で淡々としている部分がある為、『中庸』な感じがするのかもしれません。

作り手の感情を聴き手に押し付けてくるのではなく聴き手に感じ方を委ねているような、そんな空気。それが本作の最大の魅力のように思います。イギリスの大物、ピンクフロイドから陰鬱さや小難しい部分を抜き去り、逆に冷淡さみたいなものを加えたようなメロディーラインは押し付けがましくないのに何度も聴きたくなる不思議な魅力を持っています。

どんな気分の時も聴くことができる『定番』となりうる名盤。
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 ■[ Music ] 2006/12/31 [ Sun ]



☆James Morrison / Undiscovered [ Pops / Rock ]
james morrison

最近割りと増えている男性シンガーソングライター系のジェイムス・モリスンのデビュー盤。男性がピンでやっているロック系アーティストで成功した例ではジャイムス・ブラントやダニエル・パウターが記憶に新しいけど、この人も一応同じ系統に入るんでしょう。

この人は前述の二人よりもソウル寄りで、非常に力強くソウルフルな声を持った人。本作に収録されている楽曲の質はかなり高品質でアルバム全体を通してまとまりがあり、それでいて同じような曲ばかりってこともないデビューアルバムとしては十分強力な一枚。

方向性としてはポップ寄りだった70年代のスティーヴィー・ワンダーに通じるものがある感じで、SONGS IN THE KEY OF LIFEあたりが好きな人にはわりとすんなり受け入れられるんじゃないかな。たださすがにスティーヴィー・ワンダーほどの風格はまだあるわけもないし、歌もまだまだ発展途上という部分もある。

今の時点でも非常にうまい人だとは思うけど、声の持つ深みや表情のつけかたがまだ粗い部分が多いので何度も聴いているとやっぱり『まだ若い』という印象がジワジワと増してきます。もちろんそのはじける若さ、力強さというのも立派な魅力であるわけだから悪いわけじゃないけれど、もっともっとウマくなる可能性を秘めた人だなと思うんです。

これに続く作品が楽しみ。
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 ■[ Music ] 2006/12/31 [ Sun ]



☆The Beatles / LOVE [ Rock ]
beatles

なんだろねコレ。企画盤以上でも以下でもないリミックスアルバム。ビートルズの様々な楽曲を混ぜ合わせて音を綺麗にリマスターして遊んでみました、という感じの内容。

まったく別の曲のフレーズをうまいこと重ね合わせて新しいアレンジっぽく仕立ててあったり、もともとは独立した楽曲をウマくつないでメドレーにしてあったり。そうかと思うとアレンジ自体は原曲とそれほど変わらないものもあったりして何となく中途半端な印象を受けました。

保守的なファンの間では評判が良くないようだけど、別にそんなに酷い内容ってわけでもないから、ドライブ用に車に積んでおいて流しておくとかする分にはいいと思うよ。音が非常に良くなってるから聴きやすいしね。けど俺はこれを聴いていると原曲の方をちゃんと聴きたくなって結局普通のアルバムの方を聴き始めてしまいます。

ビートルズのニューアルバム!とか言って結構大きく宣伝されているけど、そこまですごいもんでもなく、あくまでもファン向けのコレクションアイテムのひとつ。そう思えば悪くは無いといった程度の感想しか持てなかったなー。個人的にはこういうのよりもオリジナルアルバムを全部デジタルリマスターして出してくれよと思っちゃう。

あと、東芝EMIはやっとCCCDとかセキュアCDとかやめたのかしら。これは普通のCDだけども。KORNのアルバムとかは買ったのにCCCDのせいで全く聴いてないよ。iPodで聴けないと聴く機会が激減するからな。

東芝EMIもこの調子で余計なコピーガードとかかけるのやめてほしいよ。全く意味ないから。嫌な思いするのはCDを買ってた人であって、コピーで済まそうとしてた人じゃないから。ビートルズというビッグネームのアルバムを普通のCDで出してきたということは、やっと意味が無いことに気がついたということなのかしらね。
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 ■[ 雑記 ] 2006/12/31 [ Sun ]



ども。俺アイバ。

書きたいと思いつつ溜めていた感想類を一気に書いたよ。そんなわけで今日で2006年も終わりですね。今年も色々ありました。一番デカイのはやはり転職。それとフレンチブルドッグの和尚が我が家に来たこと。その他にも色々あって最終的には充実した一年だったんじゃないかと思います。

とにかく前のクソみたいな会社からかなりまともな会社に移れたことがうれしい。決して一流の会社じゃないんだろうけど、少なくとも安心して働けるところだし、公務員試験に拘るあまりに溝にハマって長いフリーター生活に陥り、そして挙句の果ては完全無職を経て泣く泣く入った弱小企業で2年耐え、自分の計画よりも数年早く脱出に成功したのが今年でした。脱出にあたって色々あったけど、今では良い経験だったと思います。

年収が大幅アップし経済的には大分安心感が出てきたし、それに加えてフレンチブルドッグの和尚が家族に加わり、とても生活が楽しくなった一年でした。

あと趣味や仕事以外の面でも自分の好きなことをそこそこ楽しめた一年だったんじゃないかな。ゲームも色々やったし、音楽も去年よりCDを多く買って楽しめたし、大学の友人との飲みなんかにも参加できたし、小学校の同級生と会ったりも出来た。ケイコさんと遠出をあまり出来なかったのはちょっと心残りだけどそれは来年以降にでもそういう時間が作れたら良いなと思ってます。

趣味と言えば読書という新しい趣味が加わったのも今年でした。こんなに長いこと文章を載せるのをメインとしたサイトをやっていながら、実は活字の本を全く読まない人間でした。しかし、今年に入ってから急に色々読むようになり、常に何かしらの本を読んでいるのが当たり前になりました。小説は映画などの視覚的に楽しむものよりも遥かに想像力が刺激され、非常に物語の世界にのめりこみ易い。その楽しさを知ったのが今年でした。

何年か前の俺は毎年のように過ごしてきたその1年を悔やんだ言葉で締めくくっていましたが今はもう違います。気持ちは間違いなく前を向いている。とは言っても今の自分で満足ってわけではない。まだまだ仕事は未熟だし、人としてもまだまだ未熟です。その中で少しでも自分が前進できる1年を過ごせればという風に思っているって感じです。

今年一年、このサイトを見てくださった方々には心から感謝しています。最近では掲示板も設置していないしかなり一方通行なサイトになってしまっていますが、それでもやっぱり見てくれている人への感謝は忘れていません。本当にありがとうございました。そして来年もどうかよろしくお願いいたします。

皆さん、良いお年を。
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  2006年12月



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