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☆BUHI Vol.1
2006年11月29日に創刊されたフレンチブルドッグの専門誌。本当にフレブルのことしか載ってません。だからどれだけニーズがあるかわからないけど、フレブルを飼っている者からするととてもうれしい雑誌です。今後は三ヶ月に一回くらいのペースで出るらしい。
で、これに家の和尚が載りました。うひゃー。というかおそらく応募したすべての写真を載せたから載っただけなんだけどさ。うちのコ自慢というコーナーに名前と紹介文、そして写真が掲載されました。うひゃー。
それはともかくですね。内容を良く読むとかなり良く出来た雑誌だと感じました。こういうペット雑誌には必ずしつけについての記事が載っていますが、その多くは『マニュアルどおり』のことばかりが書いてある。『それが出来りゃ世話ねーよ!それが出来ないから困ってんの!』ということばっかりで読んでいて結構イライラするんです。
たとえば『フレブルは頑固だから絶対にしかっちゃダメ』とか『飛びついてきたら無視して飛びついても相手にされないと思わせないとダメ』とか言われても、叱らずにはいられない状況がどうしても生まれてしまったりするし、飛びつくのを無視すると相手にするまでずっと飛びついてきてだんだん甘噛みが本気噛みに変わってきてしまってどうにもならなくなるんです。
そうそう。もっとイラつくのは、そういう綺麗ごとのしつけアドヴァイスで『たまたまその通りウマくいったコ』を飼ってる飼い主がうまくしつけられずに困っている人に上から物を言うように偉そうにアドヴァイスしてるブログや掲示板。そゆのを見るのが一番イラつくね。
話を戻すと、この雑誌の記事は全般的にマニュアル通りのお決まりのアドヴァイスの先まで書いてくれている。『そうは言うけど実際はそんなにウマくいく犬ばかりじゃないんだよね。こういうコもいるしこんな場合もあるし。だから・・・』というところまで伝えようとしてくれている。こういうのってホント少ないです。これは貴重なスタンスだと思う。
五味さんというフレブルのトレーナーさんのインタビューは特に素晴らしい。この人は本当に『現実』というものを理解しているし体験もしてる。俺は感動したよ。
あとフレブルの性格的な特徴なんかもちゃんとわかっている人が書いていると感じました。フレブルは飼いやすいとか、おっとりしているとか、すっげーいい加減なことを言ってる雑誌やペットショップの店員がいるけど、ウソばっかりだから。ぜんぜんおっとりしてないし、飼いやすくは決してないです。
家の和尚だけじゃなく、ドッグランや散歩中にあったフレブルの飼い主さんも話をしてみると手を焼いている人が多い。年齢とともに落ち着いてくる傾向にあるようだけど、若いうちはどのコもかなりのモンみたいね。
飼ったことがある人や本当にフレブルが好きな人に話を聞けばすぐわかることなのに、本当にいい加減な『お決まり』のコトばっかり言ってる雑誌やペットショップは実際のことを知ろうともせずに既存の資料を調べてるだけなのかもしれないね。
フレブルは長生きできない傾向にある犬種で9歳で長生き、なんて話この雑誌で初めて知りました。すごいショック・・・。ペットショップでは中型だから15年くらいは生きると言われたのに・・・。やっぱり『マニュアル』通りのコト言ってただけなんですねきっと。それでも飼ったことを後悔してるわけじゃないですけど。
とにかく犬は生き物だからマニュアル通りに行くことは多くない、ということを前提にして書かれている記事が載っている雑誌は意外と少ないのでこの雑誌はとても良い雑誌だと感じます。これからも出たたら必ず買おうと思います。
あと、この雑誌には広告が一切載ってないのには驚きました。だからこんな高いのか。裏表紙にすら広告載ってないからねコレ。スポンサーがつかなかったのか、それともアレルギーとかに敏感なフレブル雑誌でエサに関する記事を書く場合に下手に広告を載せると言いたい事を言えなくなるからなのか。それはわからないけど、このBUHIはかなり充実した本だと思います。 |
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