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☆ファナルデッドコースター - 2006年9月日本公開
鑑賞日:2007/03/02(DVD)
観賞場所:家にて
偶然これから起こる事故の予知を見てしまった若者がその事故を回避。本人と一緒に死を回避した7人の友人たちはその後、不可解な事故で次々に死んでいく。死ぬ運命だった人々が一度は死を逃れるも、死神はそれを許さず、とにかく色々なシチュエーションで死が襲ってくる、という『死』そのものが敵だという設定の新しい発想のホラーシリーズ第三弾。
原題はファイナルディスティネーション3。何故か日本では二作目にデッドコースターという独自のタイトルをつけていた(多分ジェットコースターのように死が連続して迫ってくるというイメージからだと思う。題材はジェットコースター事故ではなく高速道路での事故)のだけど、偶然三作目の題材としてジェットコースターを持ってこられてしまった為、三作目である本作にて頭に『ファイナル』をつけて何とか対応したというちょっとややこしいタイトルになっています。
本作は死の法則の謎解き要素を盛り込み話をちょっとややこしくした二作目を一回清算し、一作目でやっていたシンプルな方向性に戻っています。個人的には二作目のややこしい感じよりもこっちの方が好きです。とにかく一人ずつ事故などの犯人が存在しない死因で死んでいくのみ。そのシチュエーションにドキドキするのみ。それをテンポよく見せてくれる。
死に方は相当グロく、直接的な映像です。死に様がかなりモロに映像として出てくるのでそういうのが苦手な人は見ないほうがいいと思います。過去のシリーズをすでに見ている人はそこそこは楽しめる無難な内容ですが、逆に言えばワンパターンで飽きてしまう人も多そうですね。
俺の場合は『わかっているからこそ』楽しめました。二作目では死の法則を探る謎解き要素を前面に押し出し話をややこしくした為、それがちょっと煩わしく思えました。本作ではそういうのは最低限に抑え、とにかく死にっぷりのテンポを重視しています。だから次はどういう死にっぷりのかドキドキしながら待ち構えて見ることが出来て、それが逆に楽しかったんです。
個人的には釘打ちの道具が後頭部に密着した状態で暴発する死因が一番イヤだった・・・・。しかもその犠牲になるのは女の子だもんなー。このシリーズは子供が見たら確実にトラウマになるよ。 |
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