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Six Degrees Of Inner Turbulence / Dream Theater |
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ドリームシアターの新作です。
前作のあの素晴らしすぎる出来から誰もが『あの後どうすんだろ』と思っただろうけど、この作品はまた素晴らしいモノとなってます。これは2枚組で、一枚目が5曲、そして二枚目はなんと42分の大曲が一曲という構成。二枚目の大曲は8つのパートに分かれてて、CDプレイヤーのトラック表示的にもちゃんと分かれてます。
だから42分で一曲というよりは8曲が一つになった組曲という感じになっています。途中からも気楽に聴けるのが良いよね。発売前の情報だと42分で完全に1曲で途切れ目が無いのかと勘違いしててびびってたんだけど、分かれててくれてよかった。
で、前半の5曲。そちらはキャッチーさを抑えて作ってある。たぶんわざと。後半の大曲は逆に非常にキャッチーで歌メロ重視な作りとなっててゴッツイ構成のわりに後半の方が実は聴きやすい。今回はそういう風に前半と後半で楽曲の持つカラーをあえて変えて来てるんだよね。
前半部分は確実に聴き手に聴きこむ事を要求してくるんだけど、じっくり聴きこむとこれがまたかなり素晴らしい出来なのがわかるんだよね。1回聴いただけじゃ『あれ?メロが弱い?』って感じるんだけど、聴きこむとそのメロのキャッチーさをあえて抑えてあるからこそ出る緊迫感みたいなものがしっかり備わってるの。
後半の大曲06はさっきも書いたように凄くキャッチー。曲自体がゴッツイからいくらキャッチーでも一回じゃそりゃ覚えられないけど、そのキャッチーさをもう一回楽しみたくてついもう一回聴いてしまうような魅力がある。そのくらい素晴らしいメロディーが満載なのよね。
やっぱ凄いよ、このバンド。
あと、ヴォーカルが片岡鶴太郎ににてるっていうのを誰も理解してくれない。 |
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