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一番嫌いな所


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今まで他のテキストやデイズでも語ってきた自分の事。


その中で自分がもっとも嫌う自分の中のある部分


それをここで明確にしようと思います。これを書いている2001年夏。その時点で自分の中の『一番嫌いで一番直したい所』ってのが明確にわかってきました。本当にきらい。本当に直したい。それは自分の行なった言動に他人からの共感を求める弱さです。


『ねえ。俺なにか間違った事言ったかな?』とか 『こんなヤツがいてさー。で、俺はソイツに対してこういう風に対処したんだよー。相手が間違ってるよね? おかしいよね? 俺が正義だよね?』 なんていうそんなニュアンス。


自分の言動に自信がもてなくて抱いた不安をかき消すために誰かに味方して欲しいのです。とにかく不安だから誰かに『お前は最良の言動をした』と言って欲しいのです。自分の言動が著しく一般論とかけ離れていない、凄く標準的な人間のそれであると確認したいのです。


『常に正論を言わなきゃいけないなんて事は無いのです。』

『他人とずれた価値観を持っている部分があっても良いのです。』

『それが自分らしければ。』

『それが人間らしさに繋がれば。』


基本的にそんな風に思っている筈なのに、いざ不安になると自分に味方してくれる人を必死で探してるんです。すげえ矛盾してます。ここでポイントとなるのは、そんな風に不安に駆られている時ってのは大概自分のとった言動に『自分らしさの欠如』を感じている時』という事実です。


『その言動が自分らしく無いから気持ち悪いし不安になる。じゃあその言動は一般的にみたらどうなのか? 第三者が見たらどうなのか? それが自分らしい言動では無いのなら、せめて一般的に優れた言動であった事を確認したい。そうすれば『自分らしくない』という嫌悪感から少しは救われる。思わず取ってしまったその言動が自分らしくなくても、共感してくれる人がいれば救われたような気分になって多少でも安心感を得られる。』


そんな自分の無意識に近い思考の流れが大嫌いです。


要するに・・・。


その言動が自分らしく無かったと自分で後になってから気づいたときに、せめて他人からの共感は得ていたという事実を確認して、『だったらまあ良いか』ってな感じで自分を無理やり納得させようとするんですよ。


とにかくそんな自分は大嫌いです。とにかくそんな自分を直したいです。他のテキストで述べたけど、矛盾してる部分が無いなんて人間らしくないと思うし、矛盾してる部分をもってるからこそ人間らしいと思います。でも、自分の中のこの部分で生じている矛盾は本当にイヤです。この部分を『人間らしい矛盾』として認めてしまうのは許せません。


ここだけは本当に直したい。変えていきたい。それ以外にも自分の嫌いな部分はイロイロあるけれど、今回語ったものが『自分の中の自分のキライな部分全て』に繋がっている気がします。ここが直れば、ここを直せれば、連鎖して他の様々な部分も変わる気がします。だから一番キライだし、一番直したいんです。


でも、簡単な事じゃないです。


簡単に直せるならもうとっくに直ってます。


でも俺は諦めません。


今の俺の個人的な小さなスローガンはそんな部分です。



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