topimg
一生分からない


table     table



今回の題材は『わからないヤツ』。


これは結構いるよ。俺の周りにもいるし、これを読んでるヤツの周りにもいると思うよ、一人ぐらいは。具体的にどんなヤツかはこれから書いていく。


この部類のヤツにはギャグが寒いことが多い。周りが『つまんねーからヤメロ』と、はっきり言っても全然直らない。寒いギャグしか言えないヤツが指摘されたからといって、面白い事を言えるようになるはずがないし、別にこれは周りがテキトウに流せば済むことだわね。


それよりちょっと厄介なのが一言多いって要素。 会話の終わり際に余計な事をボソっと言ったりするの。人の神経を逆撫でするような一言をね。これも、はっきりと指摘したところで全く直らないの。あと、会話に無理やり割り込んできて、話の腰を折りまくる事も多い。 これも指摘したところで直らない。この場合、前述の寒いギャグと余計な一言攻撃のツープラトンが炸裂するのね。


さらに、会話が普通に出来ない事も多い。こっちの言ってる事をまるで聞いて無くて、自分の言いたい事だけべらべらとしゃべりつづける。言葉のキャッチボールができねーの。こっちが言いたい事をちっとも理解してくれないのよ。こっちの言い方が悪いとかそーいう問題じゃなくて。で、俺の言う『わからないヤツ』ってのは基本的に友達がいない事が多い。つるんでいる仲間たちがいるように見えても、その仲間からも実は嫌われていたりするの。


『悪いヤツじゃないんだけど、うざいんだよねー』。


嫌っている理由を尋ねるとかなりの高確率でこんな返答が返ってくる。ここで、『悪いヤツじゃないんだけど』ってのがポイント。本人には悪気は全く無い。これが『わからないヤツは一生わからない』原因。頭の中は正に小宇宙。『自分を省みる』ってした事ないか? 自分が取った行動や口にした事について後で後悔したり、反省したり。普通はするだろ、それぐらい。その能力が欠如しているんだね、きっと。


あとは雰囲気を察知する能力の欠如。さらに、他人のキモチを読み取る能力の欠如。それらの能力が欠如しているのにも関わらず、学校の成績が良いヤツも居るんだよな、中には。複雑な計算なんかが理解できるのに人の言ってることが理解できない、聞く事が出来ないヤツがさ。不思議だよ、マジで。


人の顔色をうかがうってのは度が過ぎると良くないけどさ、ある程度は見る必要あるだろ。こっちが振った話題に相手が興味を示してるかどうかとか、今はその話をしたく無さそうだとか、そういうのを読み取る努力は必要って事。まあ、その努力をするという能力そのものが無いんだから出来るはずも無いんだけれどね。


言われてもどうしても直せない事、わかってるんだけどつい・・・って事は誰にでもある。それは自分を省みている証拠。でもそうじゃなくて明らかに『わかってない』ヤツがいるんだよ。そういうヤツはマジで一生わかんないと思う。何を言っても無駄なの。何人かそんなヤツらと接してきて確信を持ったよ。『わからないヤツは一生わからない』って。


要は天然は一生天然っつうこった。


俺の友人が今年入った会社にそういうヤツがいると話していた。飲み会の時に指摘したら、泣きながら『わかってるんだよね』と言っていたらしい。けど、言ってる側から寒いギャグや余計な一言を連発だそうな。わかってねーんだよ、結局。多分、漠然と原因が何処かにあるとは感じているんだけど、自分の何処がどう問題なのかが判別できないのね。


そんなヤツってあんたの周りに一人ぐらいいない? つーか、これを読んでる本人がそうだったりして。そうだとしたら、これを読んでも自分がこれに当てはまってる事に気づかねーんだろうな。本当の意味で頭が悪いってのはそういうヤツの事を言うんだよ。天然に勝るバカはいないってことだね。だから周囲は諦めるしかないのよ。


だってよく言うじゃん。


バカは死ななきゃ治らないってね。



table     table
□■BACK■□HOME■□