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批評の手法


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何かを批評する時の手法としてさ。


あるものを褒める時に良くなかったモノを引き合いに出してそれと比較する事で、より一層それの素晴らしさを引き立てるという手法は確かに存在するし、それはそれでひとつの表現方法だと思う。


だけど俺はその手法ばかりを取るのに偏ってしまうのはどうか思う。たまになら良いけどその手法ばっかりってのはとてもイヤ。だって、何かの素晴らしさを人に伝えるためには必ず何かを否定しなければその素晴らしさを伝えられないなんてあまりにも情けないじゃんよ。


何かを建設する時は必ず何か別のものを壊さないと気がすまないみたいでさ。


例えば女性タレントの写真が二つ並んでいて、片方が好きだと言う時必ずもう片方を必要以上にけなすとか、あるアーティストの音楽CDを褒める時、そのアーティストがそれより前に発表した過去の作品を引き合いに出してそちらを否定しながら『前作はダメだったが今度の作品はすばらしい』と言ったりとか。


前述したようにそれはひとつの表現方法だし、その表現方法自体を否定するつもりは無いけど、毎回必ずそんな批評の仕方をする人ってのはやっぱり何か創造性に欠けていると感じるよ。



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