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『鉄人が作ったんだって、このゲーム。』
『なんの鉄人かって? バーチャファイターの鉄人さ。』
『ソレがこのゲームのウリなのさ。』
『へー。』
なんだかホンノリいやな予感。
ゲーム画面をみてその予感が見事に的中であったことに気づくまで、さほど時間はかかりませんでした。ゲーム内容はバーチャファイターの劣化コピーです。これをやるならバーチャをやるよ。だって、キャラクターのデザインがあんまりにも酷いもの。格闘ゲームはキャラクターのカッコよさがかなり大事でしょう。キャラクターデザインにカメレオンという漫画を書いている加瀬あつし氏が担当しています。バカ系のキャラを狙っているのですが、ここでは『ホントにバカになってしまった』好例です。オバサンとかサラリーマンとか出てきてもこれじゃ、痛いだけです。
そして何よりも注目すべきなのは、ゲーム開発に関わった鉄人の方々自身もゲームのキャラとして登場することでしょう。ああ。達人って言われて調子に乗っちゃいましたか。誰がブンブン丸(俺の知り合いと同じ中学出身)を使うんでしょう。だってただゲームが巧いってだけのその辺の人じゃないですか。
しかもその鉄人さん方がバーチャファイターで使っていたキャラの技がそのまんま使えたりします。セガには怒られなかったのかしら。
確かにゲームが巧い大人ってのは時に子供たちのヒーローとなりえる存在なのは分かっています。かつてのファミコン名人の活躍を見ればそれは明らかでしょう。でも。でもでも。彼らは基本的にゲーム会社の宣伝屋として世に送り出されたビジネスマンなんです。自分から好き好んでヒーローになろうとしてなったわけじゃあない。世の中のファミコンブームと会社の宣伝の方針がたまたま噛み合った上でうまれた偶然の産物なのですよ(毛利名人は『自称』だったけど)。だから。
自分で自分の出るゲーム作っちゃだめでしょう。
つまりのところ貴方達がゲームに出るのは100万年早いんですよ。
これは一刻も早く。
高橋名人に叱ってもらわないと! |
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