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topimg 武蔵巌流記 - ゲームシステム topimg
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タイトル


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□■基本システム■□
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ここではこのゲームのダメ具合魅力を具体的に熱く語ってみようかと思います。操作は8方向のレバーとボタン3つを使用します。ボタンは3つはそれぞれ刀での至近距離攻撃、鎖での中距離攻撃、ジャンプが割り当てられています。刀での攻撃はボタンを押し続けることでいわゆる『溜め撃ち』が出来ますが、溜めるとその場から動けなくなるので使いどころが難しいです。それでも溜め時間は長くないのでうまく使えばそれなりに効果的。マイキャラはライフ制と残機制の併用となっていますが水や穴に落ちると即死します。


画面
■こんなロープにつかまると自動的に滑って降下します。
メインで使うのは刀での至近距離攻撃です。マイキャラは屋根などの足場にぶらさがるコトができロープなどがある場合はそこにつかまりながら滑って移動で出来ます。ぶらがるのは自動に行うのでつかまれそうな場所にジャンプすればオッケー。


画面
■鎖の操作は結構楽しいです。
レバーを下に入れながらジャンプボタンを押せばスライディングも出来ちゃったりします。スライディングには攻撃能力があるので意外と使えます。鎖は攻撃だけでなく柱などに向かって発射するとワイヤーアクションが出来ます。後半のステージではこれを駆使しないと進めない場所があったりします。この要素はチョット楽しい。このシステムをもうちょっと煮詰めていればゲーム全体の印象もかなり変わったんじゃないかな。


画面
■同じ壁をひたすらけって登る。
あと壁に向かってジャンプした後にさらにジャンプボタンを押すと壁蹴りなんかも出来たりします。これを連続でやると壁を登っていけます。上記の動作はゲーム開始時のハウ・トゥー・プレイで教えてくれますが、壁蹴りは何故か教えてくれません。やってて偶然発見しました。でもこれはあまり活躍しないかも。壁という壁に登っていけるのだけど、行った先には何も無いですから。落ちそうになった時などに使うくらいかな。このゲームは穴や水に落ちるとライフに関係なく1ミスになるので足を踏み外したときはこのテクでしのぎます。


ジャンプからの踏み付けには攻撃能力があるのですが、スーパーマリオみたいに敵を踏んだ後にマイキャラが跳ね返ったりしないで敵に食い込むので当たり判定がハッキリしない上に、踏みつけ一発では倒せない敵の場合はそのまま重なっているとダメージを受けたりするので気をつけましょう。以上のように意外と多彩な操作が出来るので第一印象では操作性が良さそうな気がしますがそれは気のせいです。肝心の刀での攻撃がやけに不自由なのでプレイ中はずっともどかしさが付きまといます。地上で立ち状態から刀を振るとモーションが出ている間はジャンプ出来なかったり振り返れなかったりします。全体にボタンを押してからの動作が1テンポ遅れる感じ。その不自由さが昔のゲームっぽさを演出していてムカツク良い感じ。


プレイヤーは一応二種類の性能が違うキャラを選べますが、女キャラの方は攻撃力が著しく低いので使いません。つうか使えません。このゲームは盛り上がらないわりにボスは結構固いんで面倒くさいのよね。俺は武蔵一本で遊んでます。 画面
やる気の無いキャラセレクト画面。


同人ゲームのグラフィックみたいな画面を見たら判るとおりにキャラデザインにもやる気のなさがそこはかとなく漂っていて素敵です。そんな風にやる気がないくせにボス前にはボスとの会話のデモが入ったりしますが、やはりやる気はないようです。 画面
やる気のないデモ画面。PCエンジンかコレ?



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□■使えない武器の数々■□
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画面
■連射が効かないので至近距離の敵に死ねます。
ステージの途中では様々なアイテムが出現しプレイヤーを苦しめます。そのアイテムを取ってしまうとメインで使ってる刀攻撃と入れ替わるので当然刀は使えなくなるわけなんですが、このゲームで登場するアイテムは漏れなく使えないのでうっかりとった場合は連射してストックを無くしてしまうくらいの心意気は欲しいものです。刀攻撃も充分不自由ですがそれらのアイテムよりはマシです。


画面
■連射が効かないのにも程がある。
手裏剣などは遠距離攻撃が出来るので良さそうな気がしますが連射がきかないので全然使えません。手裏剣よりもヤバイのが変な玉の武器。発射すると自分の周りで回ってるので守ってくれそうなんだけど連続で敵が出てきたときには守りきれません。この弾をマイキャラに付けて攻撃は鎖で・・とかも考えましたが鎖も死ぬほど出るのが遅いのでダメです。玉が出ている状態でもう一回攻撃ボタンを押すと前方に飛んでいきます。画面上にはひとセットしか出せないので雑魚が複数出てきたら華麗に死ねます。


あとは、爆弾なんかもありますがそれも持ってたら死ねます。魔界村におけるタイマツみたいな感じですね。っていうかこのゲームの場合は全てのアイテムがタイマツみたいなもんですが。さらにそこら中に放置されている人質達も同様にプレイヤーを苦しめてくれます。人質は攻撃すると縛られていた縄を切ることが出来、アイテムを出してお礼のお辞儀をして去っていきます。出すアイテムは得点アイテムだったり、前述の使えない攻撃アイテムだったりしますので攻撃アイテムを出したら取らないように気をつけないといけません。でもたまに体力回復のアイテムを出すやつもいますのでそれだけはしっかり頂きましょう。


人質は使えないアイテムを出すだけでなく、助けた後もなぜか当たり判定が残っていて、プレイヤーの攻撃を遮断したりしてくれます。さらに去っていく時の移動速度がプレイヤーと同じなのでエレぇ邪魔。その間に敵が出てくると人質に攻撃を邪魔されて楽しく死ねます。こういうのを恩を仇で返すというのだと思いました。ただ、助けた人質にいっしょについて行くと谷に身投げしてたりする様が見れてちょっと面白いです。 画面
恩をを仇で返す人質は漏れなく女。


つうか助けたらその場で消えるか、もっと高速で去っていくように作って欲しいものです。あと突然走り抜ける飛脚とか単なる背景扱いなんだけど敵かと思って毎回ビックリします。



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□■まとめ■□
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以上のように使えないアイテムが多いし、ちょっと首をかしげるシステム(人質に当たり判定があるとか)が多々ありますが、全体としてはいたってオーソドックスなアクションゲームのシステムと言っていいでしょう。ハッキリ言っちゃえば特に特徴の無いシステムということになっちゃうと思うけど、小難しいシステムよりもとっつき易くて良いんじゃないかと。


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