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topimg 龍虎の拳 / SNK(1992) topimg
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□■GAME DATA■□
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龍虎の拳 発売年:1992.09.
開発/発売元:エスエヌケイ(SNK)
システムボード:SNK MVSシステム(NeoGeo)
CPU構成[68000 @ 12.000000MHz, Z80]
音源チップ[YM2610]
表示領域[304x224]  表示色数[4096]
ジャンル:対戦格闘アクション



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 >>> STORY







 >>> SYSTEM







 >>> REVIEW
キャラがデカイ! のが売りの龍虎の拳シリーズ第一弾。デカ過ぎて左の画面写真のようにジャンプするとキャラが画面からはみ出しちゃうほどです。CPU戦で選択できるのはリョウとロバートの二人だけです。対人戦では他のキャラも選択できますが使える必殺技に偏りが激しく、藤堂なんかは重あて一個しか使えなかったりします。つまりは対戦はあくまでもオマケで、CPU戦を楽しむ一人用ゲームとして作られているわけです。


一人用メインということでストーリーに力が入っていて、当時に既存していた他の格闘ゲームのように大会に参加するという流れではなく、誘拐されたリョウの妹のユリを助け出すのが目的となっています。戦いの間に挿入されるデモもなかなか凝っていて独特の雰囲気があります。全体の世界観が非常に男臭く硬派なのが良いね。


ストリートファイターシリーズの流れに乗ることにだけに甘んじることなく、格闘ゲームの新しい方向性を示そうとする意気込みは評価できます。CPU戦を勝ち進むと最初は使うことが出来ない必殺技を習得したり、ライフゲージや気力ゲージの上限値を増やしたりするボーナスステージがあるのも面白いです。


龍虎独自のシステムとして必殺技には気力ゲージを消費し、ゲージが無くなると技が出せなくなるというのがあります。気力はボタンを押しっぱなしにする事によって回復することが出来るので、戦いの中でなんとか隙を見つけ気力を溜める必要があります。


パンチとキックはボタンを押す長さによって強弱をつけるシステムで、なおかつ技が凄まじく大味なので微妙な駆け引きや連続技を決める面白さは全くありませんが、格闘ゲーム初の乱舞系の超必殺技の導入や、北斗の拳における百烈拳のような必殺技などその個性は今でも色あせていません。


今から初めて遊ぶという人には操作性は良いとは言えないしゲームバランスも整ってないので酷い出来のゲームに思えるかもしれませんが、この味は最近の格闘ゲームでは出せないでしょう。大味なゲームながらその独特の硬派な世界観に酔いながらたまに今でも遊ぶゲームです。





 >>> DETAILS
     
     
     





 >>> REPLAY DATA








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