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topimg RADIANT SILVERGUN [SEGA SATURN]
ゲームシステム
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ジャケ


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□■チェーンボーナス■□
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 >>> その仕組み
ここではゲームの核となるスコアシステムを解説します。このレイディアント・シルバーガンは赤、青、黄色の三色に色分けされた敵を利用したスコア稼ぎが主体となっています。決まった色の組み合わせで敵を連続して倒すと3つ倒すごとにボーナスが入ります。そのボーナス点は3つおきに倍になっていき最終的には10万点にも膨れ上がります。そのルールをチェーンボーナスと呼び以下のような仕組みになっています(ソフトバンク社の攻略本からの転載です)。


チェーン説明


このルールが何を意味するか。そう。このチェーンを成功させる為には壊してはいけない敵もいる、ということです。赤なら赤でずっと赤だけを狙っていかないといけないのです。途中に出てくる他の色の敵には攻撃を加えないように気を配りながら赤だけを狙い撃ちし、しかも逃してやった他の色の敵の攻撃を避けなければいけない。さらにこのゲームには地形が存在しぶつかるとミスになるので場所によってはとんでもなく狭い通路に砲台が設置してあるところでチェーンのためにそれらを壊さずにそこを抜けなくてはいけなかったりします。


最初から最後まで同じ色を繋げていくようなステージが数多く存在するので(多くが赤色です)、もし途中でひとつでも余計なものを破壊するとそこで全てがパーになります。またいちから繋げなおし。最後まで繋げれば敵を三つ破壊するたびに10万点がガバガバ入るのにひとつ余計に倒したばっかりにまた数百点からやり直し。この要素は、成功したときと失敗したときとでスコアの入り方にとてつもない格差を生むんです。その上自機のパワーアップにも影響するのだからたまりません。このゲームは真剣に取り組むと胃が痛くなります。





 >>> チェーンを繋ぐために武器の性能を理解しよう
シルバーガンでは以下のような7種類のショットが存在しこれらを駆使して攻略していきます。三つのボタンを組み合わせて7つものショットを使い分けるのははじめはかなりつらいです。しかしこれらは全て使いどころがあるのでシルバーガンをやる上では絶対に使いこなす必要があります。チェーンボーナスを繋ぐためには以下の武器の使いどころを性格に覚え、無駄な弾を発射したり、適切でない武器を発射しないようにしましょう。状況にあわせてこれらを瞬時に切り替えられるように練習しましょう。


武器


武器


武器


武器


武器


武器


武器






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□■チェーン以外のボーナス■□
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チェーンボーナスの他にも上記の武器に関係するウェポンボーナスというのがあります。各武器を連続で敵にヒットさせたりすることでその武器が独自にレベルアップしていくというモノ。スコアによる武器のレベルアップは各武器に均等に振り分けられるのですが、それに加えてこのウェポンボーナスでそれぞれを独自にパワーアップしせるわけです。ボス戦などでは同じ武器を連続でヒットさせる機会が増えるのでその時などにガンガン入ってきます。


■バルカンレーザ・・・中央のメイン弾が200発連続ヒット。地形へのヒットはノーカウント。
■ホーミング・・・バルカンレーザーと同条件で300ヒット。
■スプレッド・・・炸裂させずに16発ヒットさせる。
■ホーミングプラズマ・・・敵に10秒間ヒットさせる。
■ワイドショット・・・2秒以上の間隔を開けずに300ヒット。
■ホーミングスプレッド・・・途中で他の武器に変えず、爆風を15秒間ヒットさせる。
            但しこれは一発あたりの時間なので二発同時なら7.5秒。
■レイディアントソード・・・途中で他の武器に変えず、敵に5秒間以上ヒットさせる。



さらにボスの破壊率でもボーナスが入ります。ボスは細かくパーツに分かれていて、本体にあたる部分をイキナリ壊すとあっという間に倒せることもありますがそれだと破壊率が低くなりパーフェクトボーナスがもらえなくなってしまいます。だからスコアを稼ぐためには全てのパーツを破壊してから核となる部分を破壊するのが基本となります。


かすり その他に面白いボーナスは『カスリボーナス』というのも。これは敵の攻撃をかすらせる事でその間はスコアが入るというキケンな技。シルバーガンの自機は下の画像の中央に見える緑のポッチの部分にしかあたり判定がないのでそこ以外の場所を敵にかすらせればボーナスが入るという仕組みです。かすらせるのは障害物となる地形でもオッケー。


メリーちゃん さらに犬のメリーちゃんという隠れボーナスキャラもいます。ホーミングスプレッドで特定の場所を攻撃すると出現し取るとスコアが入るます。このメリーちゃんは場所によってはかなりの高得点になるので出来るだけ出していきたいところ。



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□■まとめ■□
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どうでしょうか。もう普通の人は基本的なルールを見ただけでゲンナリですね。確かに以上のような複雑なシステムのおかげで一部のマニアにしか支持されなかったもの事実で、これだけ作りこんでいるのにもかかわらずサターン版の売上げは2万本程度と散々なモノだったようです。


スコアをそのまま自機のパワーアップに直結させてしまったのはシルバーガンにおいての唯一の失敗かもしれませんね。スコア稼ぎはひとまず後回しにしてクリアだけ出来るように練習し、クリアできるようになったらスコアを少しずつ研究しよう、というのが封じられてしまい、クリアするだけで充分厳しいスコア稼ぎを強要されてしまうのはちょっとツライといえばツライ。さらに三つのボタンで7種類のショットを使い分けるシステムも普通の人にはそれだけでゲンナリですよね。その辺の問題点を解決した上で作られたのが後の『斑鳩』です。


ドリームキャストと互換性のあるNAOMIというアーケードのシステムで作られた斑鳩はスコアと自機のパワーアップを切り離し、ショットの種類も減らし、さらにルールも少しわかりやすく変更した上でシルバーガンのシステムを踏襲した事実上の続編的な作品なのです。それでも充分すぎるほど難しいですけどね。でもあまりにもガチガチなシステムだったシルバーガンに比べてかなりやりやすくなっているし、シルバーガンには欠けていた爽快感も得られるようになったので遊ぶ価値は充分ある名作になっています。


今からやるなら『斑鳩』をぜひ。



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