BIOHAZARD |
ツインヴォーカルが彼らの曲の大きなアクセントになっていて、俺が彼らを気に入っている理由のひとつがそれですね。声質の違うヴォーカルがグルーヴィーで凶暴な演奏の上で掛け合いをして、さらに掛け声系の図太いコーラスが飛び出す。彼らの音はかなりドロドロとした印象もありますが、そこに生まれるグルーヴ感はかなりのものなので聴いていると自然と体が動いてしまうのです。すっかりおっさんの彼らですが怒れるハードコアはまだまだ健在。 DETAILS >>
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個人的評価 = XXX/100 初心者オススメ度 = XXX/100 |
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オリジナルアルバムとしては7th。本作発表の時点でもう結成15年にもなるベテランであるにもかかわらずまだまだ怒りっぱなしです。Hip
Hopの要素を取り入れたハードコアバンドの草分け的存在の彼らですが、実際にはHip
Hopを露骨に取り入れたアルバムはあんまり多くないです。初期のころは、Downsetあたりの『演奏はハードコアでヴォーカルがモロにラップ調』ってのとはちょっと違うのよね。『気持ちHip
Hopの影響もあるね』って程度。 で、『Mata Leao』ではかなりハッキリとラップ調を意識した作風を披露したけど、曲構成やアレンジがあまりにもシンプルでスッキリした軽めのハードコアだったので『軟弱になった』などという人もいて、かなり賛否が分かれました(俺は好きよ)。そして前作『Uncivilization』は『Mata Leao』でのストレートな聴きやすさと、それまでのドロドロウネウネした暑苦しい感覚を混ぜ合わせて2で割り、それに多くのゲスト陣を迎えての複雑なヴォーカルの掛け合いやHip Hop的なアレンジを少し強調した華やかさを加えたような内容でした。 その混ざり具合が非常に絶妙で、俺は前作はかなり好きです。あれだけ完成されたモノを出してきた後に、結構短めのスパンで本作が登場したのでどんな内容かと楽しみにしていたのですが、今回は彼らのハードコアな部分をひたすら強調した怒りに満ちた作風に仕上げています。とにかく怒りっぱなし。古典的なハードコアの疾走感なんかもかなり感じるし、彼ら特有のドロドロした感じもあるし、全体としてかなり凶暴。彼らはまだまだ元気ですな。 ただ前作にあったキャッチーさがかなり減退してとにかく終始目くじらを立てて迫ってくるんで、聴きやすくは無いです。この彼らの持つドロドロ感が苦手な人もいるかもしれませんね。でも彼らの作品としては水準以上でしょう。毎回毎回結構短いスパンでアルバムを出すのに水準以上のモノをしっかり出してくるのは凄いよ。 相変わらずの掛け声コーラスと、凶暴さの増したツインヴォーカルでモッシュモッシュ。 [XXXX/XX/XX]
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