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■ALBUM [XXXX]
01. Ballets
02. Freedom Fighter
03. Who's Got My Back ?
04. Sings
05. One Last Breath
06. My Sacrifice
07. Stand Here With Me
08. Weathered
09. Hide
10. Don't Stop Dancing
11. Lullaby
メンバー画像 L to R
MEMBER NAME [XX.]
個人的評価 = XXX/100
初心者オススメ度 = XXX/100
前作がなんと2000万枚以上を売り上げたという彼らのサードアルバム。ファーストでは影響元が露骨に判るような曲が結構多くて、曲によって思いっきりAlice In Chains風だったり、Pearl Jam風だったりしました。しかしセカンドではそれらをある程度消化した上で練りこまれた楽曲を提示してきました。一曲一曲が濃く演奏時間も長めだったので通して聴くとかなりくたびれる感じがしました。そしてこのサード。ここでは完全に影響元のセンスを自分たちなりに消化して、尚且つ前作よりもコンパクトに聴き易くまとめ上げています。


2年をかけて売れ続けたセカンドはその売れ方にも象徴されるようにそれなりに聴き込む努力を必要とするような作風だったと思います。聴けば聴くほどに味が出てくるというね。それに対して本作は即効性が高く、非常に聴きやすい。#01、#02、ではメタルっぽくノリの良さを前面にアピールしてきます。最初の二曲は単純にカッコイイ曲だと思う。で、#03『Who's Got My Back ?』はちょっと長めで、クリスチャンバンドであることを知られる彼ららしい神秘的で壮大感のある曲になっています。でもこれが三曲目にくると正直少し邪魔な感じがするんですよね。


本作は全体的にはコンパクトに聴き易くまとめてあるのだけど#03だけが少し違うのです。彼らはインタビューで本作について『聴き進める内にどんどん明るくポジティヴな雰囲気になっていくように曲を並べた』と語っています。実際に聴いてみると確かにその通りで、アルバム後半にいくと明るい前向きな感じの曲が増えていくんですよ。その流れはとても好き。でも三曲目に壮大な『Who's Got My Back ?』がいきなり出てくると、せっかくコンパクトにテンポ良くまとめている流れが一度断ち切られるような気がしちゃうんですよね。その#03は決して駄曲ってわけじゃないので曲順の好みの問題だろうケド。個人的には『Who's Got My Back ?』は一番ラストとかにすればもっとシックリきた気がするなあ。


ま、曲順のことはともかくとして、俺は後半に収録されている和やかな感じの曲が凄く好きです。素晴らしく曲がいいよ。さらにスコットのヴォーカルは繊細さを感じるようなタイプのスタイルじゃなく、Pearl Jamのエディをマッチョにしたような感じなので和やかな曲を歌っても繊細な感じにはなってないけど、それが逆に聴き易さに繋がっているというかさ。エディのような切迫した繊細さみたいなモンが無い分すんなり入れるんですよね。その判りやすさが本作での大きな魅力になってる気がします。日本ではあまり人気がない彼らだけど、とてもいい曲を書いているのでもっと盛り上がって欲しいなあと本作を聴きながら思いました。本作はとにかく聴きやすい傑作。


[XXXX/XX/XX]
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