STONE TEMPLE PILOTS |
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個人的評価 = XXX/100 初心者オススメ度 = XXX/100 |
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ニルバーナの出現によりグランジと呼ばれる大きな流れが出来た90年代初頭にその流れの中からデビューしたStone
Temple Pilotsのデビュー作。この作品は他に『Core+2』というボーナストラックをプラスしたものが発売されています。追加収録されているのは『Plush
(acoustic)』と『Sex Type Thing (swing type)』の2曲。未収録曲ではなく別バージョンが追加されただけ。 本作は発売当初に爆発的に売れたのではなく地味〜に長期にわたって売れ続け、ジリジリと順位を上げていき最終的にビルボードにおいて3位を獲得しました。なんとビルボードの200位圏内に89週も留まり長ロングヒットしたのよ。 グランジと呼ばれる流れの中から出てきた彼らですが、まあ確かに本作ではそのグランジーなカラーを意識して作られています。だけど、根本的なところにシリアスな感じがあまり無いんで、Pearl JamとかNirvanaなんかとはかなりイメージが違うんだよね。ちょっと乱暴な言い方をすれば『似非グランジ』っつうか。たまたまグランジっていうモノが流行ってる時期のデビューだったからちょっとそれを意識して作ってみましたエヘ、みたいなさ。で、彼らの根本にあるのはポップな極普通のロックなのよ。 ギターのアレンジは引きずるようなリフを有する曲も多く、パンキッシュでありながらも同時に重たいという印象のモノだけどそこに乗るメロディーが実に良いのね。程よくキャッチーさを備えたメロディーがとても耳に馴染みやすい。能天気な明るさがあるわけではないけど決して陰鬱にならない親しみ易さを持っているの。その辺に彼らの本質が見えてるんだろうな。実はポップな曲が好きな人たちだっつうのが。根が暗くないのよね。 曲構成は基本的にシンプルで直線的な曲が多いのが良いね。余計な装飾が無いシンプルなスタイルでの演奏なので前述したキャッチーのメロディーがとても引き立っているのよ。作品全体が同じカラーで統一されているので戸惑うことなく一気に最後まで聴けるのも良いです。この作品はグランジという流れがあろうが無かろうがいつ聴いても楽しめる『キャッチーなギターロックアルバム』ってことで良いんじゃない? [XXXX/XX/XX]
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個人的評価 = XXX/100 初心者オススメ度 = XXX/100 |
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前作の延長線上にある2作目。本作もかなり売れました。前作の延長線上の作風だけど、かなり肩の力が抜けた雰囲気を持ったアルバムです。その脱力感が本作の魅力ですね。ポップ度が前作よりも幾分増して尚且つ力も抜けているから自然で素朴な感じがするんだよね。このアルバムは本当に大好き。何度聴いても良い曲を書くバンドだよなあとつくづく思うよ。 ヴォーカルのウェイランドの歌い方が本作から変化の兆しが見えますね。ちょっとダミ声っぽくて粘っこい歌い方、たとえるならAlice In Chainsっぽい歌い方をしていた前作からかなり彼本来の歌い方になりつつあるというか。以降の作品でもどんどん歌い方が初期のモノから変わっていってダミ声っぽい声を出すことが減っていくんだけどここでは初期の感じとこれ以降の感じの中間を行くような歌い方になってます。その中途半端な感じもなんか好きなのですよ俺は。 前作の流れを引き継いだ01『Meatplow』も悪くないけど、02『Vasoline』のようなポップ度が高い曲が俺は特にお気に入りです。04『Interstate Love Song』のメロディーは至極ステキだと思うし、05『Still Remains』なんかもポップで好きだね。で、このバンドの好きなところはドラムにもあってね。ドラムスタイルとしては特別派手な個性があるけじゃないけど10『Army Ants』で聴けるような時折『お!』って思わせてくれるリズムが良いのよ。スネアの素朴な音の響き具合も好み。良いアルバムですよコレは。 [XXXX/XX/XX]
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個人的評価 = XXX/100 初心者オススメ度 = XXX/100 |
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輪を掛けてポップになったサードアルバム。こりゃポップだ!ウェイランドの歌い方からも初期の力んだ感じが完全に無くなっています。なんとなくグラムロック的なセクシーさの漂う作品です。で、本作はリズムがとてもいいのよ。メロは凄くポップなんだけど歌メロよりもリズム感の方が印象に残るんだよね。凄くリズムカルな内容なのよ。グラムっぽいセクシーな雰囲気、具体例を挙げればT-REXとか初期のデビッド・ボウイとかに共通するものがあってソレに加えてリズミカルで小気味良い。 この一曲が良いという突出した曲は無いんだけど、全体がひとつのまとまりとして存在してる感じがするのも面白いところです。各曲はかなり短くてシンプルに終わってしまうんだけど、アルバムの流れの中で通して聴くと大きなひとつのまとまりになってるような感じがするのです。結構いろんなタイプの曲は入ってるしリズムも様々なんだけど何故か妙なまとまりがあるのね。これは意識してそうしたのかはわからないけど結果的にひとつの世界観が表現されたアルバムになってると思う。この辺は言葉じゃうまく伝えられないから実際に聴いてみてほしいですね。 それでね。本作のギターの音色は割りとそれまでとは違う感じなんだけど、結構日本のロックバンドっぽい音なんだよね。BOOWYとかその辺のバンドの音っぽいっていうか。そういう意味ではニューウェイブ的なのかもしれない。だから日本のそういったロックバンドをよく聴いていて洋楽は普段あまり聴かない人に本作を聴かせたら意外と洋楽への入り口になるでは?と思ったんだけどどうかしら。とりあえずこれも前作に引けを取らない名盤っす。リズムとポップ感がたまらなく好き。 [XXXX/XX/XX]
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個人的評価 = XXX/100 初心者オススメ度 = XXX/100 |
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4作目なのでそのまんま『No.4』と名づけられたアルバム。今までの力の抜けた感じとは一転して妙に力んだ感じのするアルバム。彼らのこれまでの魅力として『力の抜けた感じ』ってのが俺の中でかなり大きいんだけど、本作は最初っから妙に血管浮き出てる感じなんだよね。曲がつまらないってわけじゃないんだけど、ちょっと力み過ぎな感が強くてちょっと空回ってるかなあという印象を受けました。なので聴いていて前作、前々作のようにはまり込んでは聴かなかったですね。微妙にメロディーの魅力も落ちてるかなあと思うし。 決定的にダメなところを挙げろと言われてもコレといって明確に指摘できるわけじゃないんで、偉そうなことはこれ以上言えないんだけどさ。なんか違うんだよな。楽曲の勢いの良さってのはここまでの4作の中で一番あると思うけどメロディーやリズムの魅力は一番ないというかなんというか。これ以上無理して書くことも無いんでこの辺でやめとくわ。なんとなくあんまり好きじゃないのよコレ。 [XXXX/XX/XX]
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個人的評価 = XXX/100 初心者オススメ度 = XXX/100 |
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彼らの5作目。これは良いね。かなり大好きな作品です。流れ的には前作と同様で結構テンションは高めで初期の脱力感ってのはあんまり感じないです。結構勢いがあってキレの良いロックアルバム。だけど前作と決定的に違うのはその勢いが空回りしてないところ。何かがしっかりかみ合ってる感触なんですよ。力み過ぎてしまっているという印象が不思議と無いんですよね。 アレンジ的にもかなりバラエティーの飛んでいて、ちょっと力任せな印象が強かった前作とは一線を画すレベルに仕上がっていると思います。ただ02『Days Of The Week』のポップさは妙に浮いた感じのポップさで一瞬戸惑いましたね。この曲だけがやたら浮いているのよ。つまんない曲ではないんだけど2曲目にいきなりコレが来るとビックリしちゃう部分はあるな。 で、4曲目まではかなり勢いよく駆け抜けていくんだけど、それ以降はメロディーの巧みさで聴かせてくれます。やっぱこのバンドすげえよ。独特の透明感のあるメロディーや綺麗なコーラスも楽しめますよ。本作がここまでの5作品の中で一番歌を重視した作品だと言えるでしょう。ウェイランドのヴォーカルも非常に良いよ。初期の頃のダミ声っぽい声を作って歌っている歌唱よりも絶対綺麗な声で滑らかに歌っている方が彼の歌は魅力的だよ。独特のセクシーさがある。07『Hello It's Late』なんか最高にセクシーです。 本作は彼らの持つポップセンスとアレンジセンスが見事にかみ合った名盤です。 [XXXX/XX/XX]
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個人的評価 = XXX/100 初心者オススメ度 = XXX/100 |
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これはストテンとはちょっと独立した位置づけの作品です。ヴォーカリストであるスコット・ウェインランドのドラッグ問題により解散説まで囁かれながらも96年4月にサードアルバム『Tiny
Music... Songs from the Vatican Giftshop』をリリースしバンドとして復活を宣言することになったStone
Temple Pilotsでしたが、その後再びスコット・ウェインランドと他のメンバーの関係は悪化、その時にデイヴ・クッツ(元テン・インチ・メン)をヴォーカリストに迎えてバンド名をTalkShowと名乗り97年10月にこの作品がリリースされました。しかし売れ行きはかなり良くなかったようですね。 一方スコットの方はというと、97年からソロ・アルバム『12-Bar Blues』の制作に取り掛かり、ブレア・ラム、ダニエル・ラノワ、ピーター・ディステファーノ、マーティン・ルノーブル(exポルノ・フォー・バイロス)らの協力を得て、19年3月(日本盤は5月)に初のソロ・アルバムをリリース。そしてソロとしてのツアーをスタートさせましたがその直後にスコットはドラッグ不法所持で逮捕されてしまいます。その後、結局スコットがバンドに復帰し再びStone Temple Pilotsとして4thアルバム『No.4』をリリースすることになったのでこのTalk Showはこの作品1枚だけのプロジェクトとして終了しました。 売り上げが良くなかったとはいえ実際に購入した人の意見を見渡すと割りと好意的な意見が目立つようで俺もその中のひとりです。ストテンのサードアルバムのポップさをそのまま引き継いで、それにちょっと力強さを加えたような感じ。デイブのヴォーカルスタイルがウェイランドに結構近いんで違和感も感じないので従来のファンならすんなり入れるでしょう。サードのポップさを引き継いでいるのでここでもやっぱりグラムロック的なセクシーさを感じますね。ただ、ウェイランドの方がセクシーな声なのでこれをウェイランドが歌っていたらもっと良かったのにとか思ってしまう部分はあるね。 このバンドは本当に良いメロディーメイカーだなあ。本作はストテン番外編という感じの位置づけだけど本体が気に入った人だったらぜひとも抑えておきたい作品ですね。凄く良いんだけど位置づけが位置づけなので初心者オススメ度は低めにしておきました。 [XXXX/XX/XX]
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