topimg
LOG - 009

□■就職試験への決意から終了まで篇■□
001 002 003 004 005 006 007 008

□■就職試験の敗北から新たな決意篇■□
009

□■ついに社会復帰〜復活に向けて篇〜■□
010

■2004/02/24 [ Tue ]
胃がいたい。胃がいたい。試験の結果が出た。落ちた。現実は本当に厳しい。一次通過者数を見ると一次を通過しても二次で5分の4は落ちる計算になる。現実は本当に厳しい。しかし、ここで色々この結果についてかいたところでもはやあまり意味が無い気がする。つまり、今までやってきたことは無駄だったとか、逆に今までの精神的につらい日々が自分にとってきっと役に立つときがくるとか、そういうことを書いても今はまだあまり意味が無い気がする。

今、俺は完全に宙に浮いた。かなりヤバイ状況だ。しかし、塞ぎ込んでいても状況は何も変わらないのですぐに職を探し始めた。今、俺がやるべきことは今までの長い真っ暗な日々を悔いることじゃないし、今までのことを振り返ることじゃない。とにかく今の状況を変えることだ。行動して変える事だ。そして、選んだ道でとにかくやってみることだ。

で、今日の行動の成果としてはひとつ面接を取り付けた。とりあえずは大学で専攻していた分野の土木関係で探すことにしたのだけれど、実際今まで実務経験が無いとなると面接をしてもらっても全く相手にされない可能性も大きい。

しかも身の程知らずとはこのことで、応募したのは現在急成長をしている会社で結構な数の社員がいる会社だ。とにかく職歴と実務経験が欲しい俺としては契約社員や派遣社員では意味が無いので正社員の募集で応募したのだけど、その会社がいわゆるアウトソーシングの会社。派遣社員とどう違うのか、という部分がかなり引っかかる。

実際就業場所は請負先の現場。でも請負先への派遣社員として籍を置くのではなく、あくまでも俺が応募したところの正式な社員として扱われるから請負先と給料の相談などは一切無い。だからいわゆる純粋な派遣社員、契約社員というのとはかなり違うみたいなんだけどなんかアウトソーシングっつうモノ自体がピンとこないのが現状だ。アウトソーシングという言葉の意味は調べたりはしているので言葉の定義みたいなものはわかってる。そういう言葉の定義ではなく『実際のところはどうなのか』という部分がなんかこうピンとこないのだ。

土木施工管理という職種では実務経験が無いと資格試験を受けることが出来ない。だからとにかくどこかに入れてもらって実務経験をつみ資格を取り、その次のステップに行きたい、というのが今の俺の目標。とにかく実務経験だ。資格を取ってからそれを利用して就職というのを完全に封じられているので、とにかくその方面で仕事をしたい。だから細かい労働条件にケチをつけたりするようなことをしてる場合じゃないんだ。俺は経験をつんだ上で転職を考えているような立場にはいない。崖っぷちなんだ。

明日は歯医者があるけど、それ以外は何も無いので急いで面接に必要な書類を作らないといけない。今日は気持ち的に疲れたのでこれをアップしたら寝る。でも、明日は姪のリノが風邪気味ということで大事をとって保育園を休むらしく(でも殆ど治ってるからすげえ元気)、小さな怪獣が一日中家にいるので書類作成に集中できるか心配。最近リノは断片的に言葉をしゃべるようになって、明確に自分の意思を持ってきているので彼女が家にいるというだけで大変なのだ。しかもここ最近はやけに俺に懐いてしまって、自分の部屋に引っ込んでも乱入してくるし、相手にしないと目を三角にして怒るし、手を引っ張って『こっちに来い』という意思表示をしてそれを拒むとやっぱり物凄く怒るので大変なんだってば。なんとか隙を見てちゃんと書類作らなきゃ。

面接を取り付けたところ以外にももうひとつ応募しようと思ってるとこがあって、そっちへの書類も作って郵送で書類を送らなきゃいけないのでなんとかリノの攻撃をかわして頑張ろう。


つーか、マジやべぇ。現在、間違いなく人生最大の危機だ。

でも俺の人生のドラマと線は盛り上がってるんだぜ!


ああ。あとね。この日記はこれからの就職活動中も書くし、もし就職が決まってもしばらくは書き続けると思う。トップに書いているテキストでは何となく書き難いことも書けるから良い感じなんだよねこのスペース。

■2004/02/26 [ Thu ]
ういっす。今日から文体を変えるぜ。表のテキストと同じ調子で書きます。なんか、前回までのような『〜だ』とか『〜なのだ』とかいう文体で書くと妙に深刻な感じになっちゃうのが気になってきたんだよね。もちろん状況としては充分深刻なんだけども。

さて。今日は一社目の面接に行きました。新宿のパークタワーっつう三連になってるあの有名なビルにある会社。もう全然ダメ。相手にされないっつうよりも会社自体がダメ。ある程度予想してたんだけど、アウトソーシングを請け負う会社って実体が無いも同然なのな。社員が1000人超えてるのに資本金1000万ってことは知ってたので、実際に行ってみて『ああーやっぱそうかあ』っていう風に感じた。

会社に測量なんかの道具は何一つ無くて、各事業所には人事関係の人だけがいて、馬鹿でかい面接場があって、そこでどんどん技術者を雇って、営業をかけておいた大手企業にその雇った技術者をポンポン単身で送り込む、というひたすらそれだけの会社なんだなあというのをハッキリとこの目で確認してきました。要するに土木の会社でもなんでもないのね。

で、面接ではしきにり営業をやる気は無いかって薦められた。多分営業ならあの会社に入れる感じだった。でも、恐らくは、技術者としての経験が無い人などが面接にやってきた場合のマニュアルに『営業として拾え』というのが載ってる。ありゃ間違いない。面接してくれた人がメチャクチャ若くて、いかにもマニュアル通りに面接してる感じだったからね。

つまり、そうやって営業の社員を無節操に増やした上で大した教育も無しで外に放って、上手いことやったヤツはそのまま雇い、上手くいかなかったヤツは切る、という、数撃ちゃあたる戦法で急激に成長した会社なんだと思う。

で、技術者の扱いも多分酷いもんで、技術者と本社との繋がりは無いに等しくて、俺が面接をした場所は既に雇われている技術者と本社との窓口の役割も果たしているようだった。つまり、あの場所は求職者の窓口であると同時に、すでに雇っている技術者に次の仕事を支持する窓口でもあると。俺の隣のブースではそういう話が展開されてたから確かだよ。

営業をやる気があるのなら今週末から来週頭くらいに電話くれって言ってたけど、俺の行きたい道とは全然違うのが確認できたので断りの電話を入れることにしました。今は不況でアウトソーシングを利用して人員を削減している大手が多いからあのタイプの企業が儲かってるけど、景気がある程度回復したら大手はアウトソーシングなんか利用しないで自分のところで全部やっちゃうだろうから、逆にあの手の会社は一気に潰れる可能性があると思う。

あまりにも短期間に急成長しすぎだもん。5,6年前に社員が100人もいなかったのに今1000人を越えてるってちょっとやりすぎだよなあ。社員がそうやって増えても土木関係の企業としての根みたいなものは全く張られてない単なる人材派遣の会社だから、風が吹いたらすぐ倒れちゃうだろうなあ。小さくてもその企業自身が土木系の会社としてやってればそこまで簡単には倒れないだろうなと思うよ。アウトソーシング専門っつうのが危ないんだよね。会社自身が人材を育てるという気がはじめから無いタイプの会社なんだもん。

で、その会社の面接の後にいくつか募集を探して、二件ほど面接を取り付けました。両方とも人材派遣とかそういうのじゃないので今日みたいなことにはならないと思います。純粋に俺が相手にされるかされないかという問題。

その二件中の片方はかなり俺の求めてる感じに近そうなんだけど(しかも未経験者が見習いで応募するのも可って明記してあった)、もう一個は後でよく調べたら本社が仙台で、東京の事業所が個別に募集をかけていることが判明したんでそっちは明日面接の予約をキャンセルするつもり。本社が仙台じゃちょっとムリ。

なので今の段階で面接に行くのが決定しているのは一社。それと書類選考待ちが一社。そんな状況です。とにかく、俺は行きたいところに何処でも行けるような立派な立場にいないので根気よく地道に動こう。ヤケになったりしても何にも意味が無いし。

しっかし、ドラマ『僕と彼女と彼女の生きる道』って俺の状況とかぶる部分があって胸に来るなあ。なんつうか選ぶ方選ぶ方がマズイ選択で、しかも主人公が行き場を失ってハローワークに行っちゃったりして。俺の状況知っててあのドラマ作ってのかなとか思っちゃうよ。あんなの入り込んでみちゃうよ。

まーそんな感じでまた数日後にここで会いましょう。さいなら。さいなら。

■2004/02/28 [ Sat ]
特に動きなしです。書類選考待ちが二社、面接決まってるのが一社ということでしばし待ちの体制のまま。書類選考待ちの内の一社は大手じゃないけど結構有名な中堅なんだけど、何故かハローワークで、しかも条件が年齢と希望職種しか書いてないという謎の求人。なんであの規模のそれなりに有名なところがハローワークなんかに求人出してんだ? 俺なんか相手にされなさそうだけど一応出すだけ出しといた。

で、良いタイミングで土木業界で働いている友人から電話が来て、ソイツは中堅の企業で施工管理をやってるんで、実情というヤツを訊いてみたら、結構な勢いで若い社員が辞めたりしてるらしいのね。やっぱり給料がよくない割りに日本中を飛び回ることが少なくない仕事がイヤな若者が多いみたい。そういう人は公務員に逃げてるそうな。そりゃ受かればさー、俺だってさー、なりたかったんだけどさー、挫折したわけでさー。

だから俺は提出書類のPRとして『何処でも行くぜー!』というのを前面に出して書いた。あの会社に入れたらとてつもなくラッキーなんだけどなあ。ホント、経験積むためなら何処でもいくよー。北海道でもなんでも行くよー。

でも実際俺なんか相手にされない可能性大なんだよね。けども、ハローワークにわざわざ求人出してるってことは、俺の友人の会社のように一番働き盛りの年齢の人がバシバシ辞めちゃって、資格有り無し関係なしでその辺の年齢の人が欲しいのかなあ、とにかく日本中動く気がある人材が不足してんのかなあ、そうだとしたらやる気見せれば雇ってもらえるかなあ、とかいうことを考えて少しだけ期待してるんだけども、あまり過大な期待はよそう。現実はそんなあまくねーよな。うむむむ。

あとここの日記ってどのくらいの人が見てんのかしら。意外とここを見た感想や励ましなんかのメールがポロポロ来るんだよね。とても有難いことだし素直に嬉しいけど、ここって読んでて面白いのかしら、という素朴な疑問もあったりなかったり。で、何通かメールの返事書いてませんが、その内必ず返信しますからお待ちくださいすいません。この日記以外の文章を書く意欲が今あまり無いんですすいません。

あー。仕事欲しいー。金欲しいー。ちゃんとした人になりてー。

■2004/03/01 [ Mon ]
面接行ってきたよ。俺としては人事の人が上に話を通すことすらしないで門前払いになる可能性もあるよなあ、くらいの気持ちで面接に行ってるのでちゃんと話をしてくれて、上層部と検討するって言ってくれて、色々説明してくれただけでもかなり有難かったりするのね。で、今日はちゃんと話しをしてくれたのでよかった。年齢が年齢なので今から見習いとして入ると、会社側がどうこうってよりも雇われる側(つまり俺)が最初の何年かは給料的にも立場的にもツライ部分はあるよーって言われた。

でも、やる気があるのなら頑張って的なニュアンスも入ってたので面接の感じとしては悪くは無いと思われます。実際、自分の立場が厳しいのなんて重々承知だし、最初のうちは仕事上で若い人よりも余計に苦労する部分が増えているってのも承知。俺の場合はとにかく実務経験をくださいって感じだから大変だって良いんだよ。そこは俺が乗り越えるべきモノだと受け止めてるしね。

何だって最初からすんなり行くことなんて無いんだしさ。俺の親父が会社員から高校の教師になった若き日に、不慣れな毎日の授業がとてもつもなく大変で、毎日毎日イヤな汗をかきまくりでやってたって言ってたよ。その頃に一気にハゲたなんて笑って言ってたよ。だから俺も最初から楽して再出発しようなんて思ってない。この歳から新しいところに足を踏み入れようとしてるんだから普通の人よりも大変なのがデフォルトだしね。一年か二年経験をつめばひとつの山は越えるだろうからとにかく積極的に動くしかないよね。

ここに就職活動のことを書くといろいろ忙しくしてそうに見えるかもしれないけど、実際一日に約束できる面接は一個だし、書類選考待ちしてたり、面接の結果待ちだったりして時間的にはスカスカです。気持ち的にはそりゃ軽くは無いけど、多分ここの文章から俺の状況を知る人が思い描くほど重たい空気の中で生きてるわけじゃないです。・・・って誰に言ってんだ俺。いや、ここ見て凄く心配してくれるメールがくることがあるから、ホントのところを書いておこうかなと思っただけなんだけど。

まーそんな感じで明日と明後日は歯医者いきまーす。その二回で終わるよ。歯医者ってすんげえ小分けにして治療するじゃんか。だから最初に『三月入ると予定がわからないので出来る限りまとめて治療してくれ』って頼んだのよね。そしたらスゴイ急ピッチでやってくれたよ。だからあと二回で終わるの。歯医者に行くのっていくつになってもホントイヤだよねえ。

■2004/03/03 [ Wed ]
依然待ちの体制・・・だけど、少し動きがあった。なんと書類選考待ちだった二社の内一社から面接したいとの連絡が!!! 書類選考待ちだった二社は『この二社のどっちかが良いなあ』と思ってる会社なので書類選考を通った事実はかなり嬉しい。

書類選考を通ったということは、過去にいきなり面接に行った二社よりも採用の可能性がずっと高いと言えるのは間違いないからね。履歴書、職務経歴書を読んだ上で『会いたい』と言ってるわけだから。やー。今日はそれだけでかなり気分が明るくなった。けど、過大な期待はやめておこう。平常心で淡々とこなしていこう。

あー。でもやっぱ嬉しい。ちなみ面接は明日です。

■2004/03/04 [ Thu ]
面接へゴー。行って帰ってきたら急に気が重くなってきたよ。いや、実は昨日の夕方に、今日面接に行ったところとは別に書類選考待ちだったもう一社から選考落ちの連絡が来てね。連絡っつうか、無言で履歴書とかが送り返されてきたのよね。『残念ながら・・・』と書いてある紙が入ってたけど。人事の声すら聞くことなく落とされると結構凹むね。

それで今日面接に行った所がダメだとかなりあてが無くなるのですんげえ気が重くなったのよ。三月というこの時期を逃して四月に入ると中途採用の募集もガクっと減るだろうから、マジ今がギリギリのタイミングなんだよ。だから今日行ったところがダメだと相当ヤバイっぽい。

んで、その面接なんだけども・・・・微妙。でも会社側はかなり真剣に検討している様子で、門前払いっぽい態度は無かったのは救い。流れはこんなんでした。

まず本社に行って人事の人と話をして、それから企画部長と話をして、社長と話をして、社長は『未経験だと無理なんじゃないのー?』という、かなり否定的な意見を言った後、『事業所にいる技術部長に訊いてみー? 無理なんじゃないかなー』、『あー。でも無理でしょー』という流れになり、そんな投げやりな社長の態度に対して人事の人は『じゃあ技術部長と相談してみますよ』と言い、なんとなく『すぐ切るのは勿体無いよ社長』言った態度で俺のフォローに回ってくれ、技術部長に連絡するからちょっとまっててと言って部屋を出て行き、しばらく待たされた後戻ってきて、『じゃあ私と一緒に事業所に行きましょう。そこで技術部長と面接しますので』という風になり、そのままその事業所に電車で人事の人と一緒に移動し、技術部長と面接しました。

技術部長というのは実際に現場を仕切るヘッドなので、実際のところ、俺の命運は社長の見解よりもその技術部長にかかってる感じでした。で、俺の履歴書や職務経歴書を穴が開くほど何度も眺め10分か15分もの時間考え込み、所々で質問をしてきて、『ウム』と何かを決めたかのようにうなずいた後、人事の人を事業所の外に連れ出し、しばらく待たされた後戻ってきて、『では最終的な判断は後日連絡しますので今日はこれで』という風になりました。多分技術部長と人事の人との間ではほぼ結論が出ていて、それを社長に報告し、それが通れば、その結果が俺のところに来る・・・という感じかと思われます。

ね。微妙でしょ。なんかどっちとも取れる感じ。でも、ここまで面接に手間をかける会社は今まではじめてなので、かなり真剣に検討してくれているのは伝わってきました。その部分だけは非常に有難いです。

技術部長が無言で考えている時、俺に実務経験が無いのを前提として考え込んでいたんで、経験が無くてもやる気はありそうだだから雇ってみるかー、という風に決意し『ウム』とうなずいたのかなあ、そうだと良いなあ、なんて想像したり、逆に『やっぱ経験無いとダメだな』と思って『ウム』と言ったのかなあ、なんていう風にも想像したりしてたらドンドン気が重くなってきて、『ここを逃したらもうチャンスは無いかも・・・』とネガティヴマンになってきて、今、凄く力が入りません。ヘナヘナ。

本社や事業所の様子、そして実際の事業内容なんかを確かめてみて、俺的にはぜひここで働きたい、ここに入れれば御の字なのでは、と思ったんで、なんとか雇ってくれないかなあ。でも、今までの人生で自分の期待通りになって『俺ってラッキー』って思ったことなんか殆ど無いのでやっぱダメなのかなあなんて思ったりして胃が痛くなってきました。アーーーあーあーあーあああーああーああ。

世界、滅びねぇかなぁ。全部消し飛べば自分も一緒に消し飛んでも諦めがつくのからな。あー。隕石とか落っこちてこねーかなー。

■2004/03/09 [ Tue ]
前回面接に行ったって書いた企業から不採用の通知が来ました。やっぱ甘くねえな。そしてハローワークに再び行って二件申し込んできた。一件は明日面接。もう一件は担当者がいなかったので明日の朝電話することになってます。今まで受けたいくつかの会社よりもさらに規模が小さい会社なので結果が出るのは早そう。

そりゃ大きな安定企業に入れれば良いけどそんなの無理に決まってるので、とにかく雇ってもらえるところで働いて一年実務経験を積めば2級土木施工技師の資格試験を受けられる。そうすりゃかなり幅が広がるので、土木施工関連の会社ならどんなトコでも良いからとにかく入りたい。

今までは大きな企業ではないけどある程度の人数がいるところに限って探してたんだけど、規模がもっと小さなところも積極的に回らないとだめだわこりゃ。働かせてくださいよー。働かせてくださいよー。実務経験無いと資格取れないんっすよー。資格が無いのがダメっつうならとりあえず安い賃金で雇って資格が取れる実務経験積ませてくださいよー。これじゃあどうしようもないじゃねえかよー。

あー。楽しくない。何にも見えない。光がさしこまない。俺、何か悪いことしたかよ。バブル弾けてんじゃねえよ。なんで不況なんだよ。弱き者はずっと弱き者だよ。そーいや一件まだ結果がこないんですけど。遅すぎなんですけど。明日そこにも電話してみよう。どうせダメだろうけどよ。

あー。楽しくない。勉強すりゃしっかり試験に通過出来る能力があってそういうのをサクっとこなせるヤツや、その結果良い生活してるヤツは良いよな。俺は何をやってもダメだ。クズだよクズ。超能力とか持ってればそういうヤツら全員の頭を割ってぶっ殺したいくらいの気分だ。

ええ。今、猛烈に歪んでます。ふざけんなバカ。なんつうか、お花畑が目の前にあったら大笑いしながら全部踏み潰したり、目の前にケガをして弱っている人がいたらケリを入れてトドメを刺してしまうくらい歪んでます。ホントゴメン。色々。

■2004/03/11 [ Thu ]
昨日、今日と面接。昨日のところはまだ結果待ち。今日のところはその場でダメなのがわかりました。労働条件などは別にして、その会社の事業内容自体が自分が行きたい方向の会社と少しズレてるっぽいなと思ってたんだけどやっぱズレてた。

で、面接では『こういう形でなら雇っても良いよ』みたな感じのことを言われたけど、それが自分のやりたいこととは思えなかったので辞退した。話の流れがなんか変だったし、会社の様子も怪しかったんで今日の会社はまあダメでもそんなに気にしてないです。明日はまたハローワークで何件かチェックしてこようかな。

やっぱり仕事ってそう簡単に決まらないもんだねぇ。そりゃ企業がある程度積極的に迎え入れる体勢を整えて募集されている筈の新卒の学生ですら何十社も回ってやっと決まっただとか、まだ決まらないだとかいう話が少なくないんだから、俺のような人材としてはかなり良くないヤツがそう簡単にいくわけないよね。

あと、俺が探している職種では車の運転が必須なんだけど、俺は免許を取ったあとにオートマ車を少し運転しただけで、しかもちゃんと上手くなる前に乗らなくなったので(つうかミラーを何回かぶっ飛ばしたり、タイヤを壁から出てる鉄筋にぶつけてタイヤが大破してレッカー移動するハメになったりしたこともあるくらいヘタクソなままです)、実家の車で運転の練習を開始ししました。

オートマ限定の免許しか持ってない人は採用してくれないところが多いので、マニュアル車を運転できる必要があるのです。俺はただでさえ運転がヤバイのにマニュアルで練習しないといけないからかなり大変な感じ。俺は幸いオートマ限定じゃないし、家の車がマニュアルなのでそれで必死に練習中。マニュアル車って教習所でしか乗ってないからすげえヤバイ。半クラとかギアチェンジとか真っ直ぐバックするだけとかを家の前の道で繰り返すという低レベルなところからはじめました。ヤバイ。色々ヤバイ。

でも今日一時間半くらいそれを繰り返したら足の動かし方とかは思い出してきました。けど狭い車庫入れなんかまだ全然出来ないし、車がいっぱいいる道路に行く勇気も無いです。毎日地味な練習をして車を動かすことに慣れて、なんとか普通に運転できるように頑張ろうと思います。もうスイスイ乗れる人にはバカみたいな話だけど、俺にとってはすげえ大変なんです。元々運転のセンスや飲み込みが良くないからさ。

■2004/03/16 [ Tue ]
と、いうわけで結果待ちだったところは不採用でした。なので今日また別のところを探すべくハローワークへ。このまえ既に二つほど求人票だけだしてたのでそれらのうちのひとつを申し込んできた。面接は19日。少し間が開くな。

で、この前と同じように申し込みはしてないけど求人票だけをいくつか印刷して持ち帰ったのでそれらをどうするか吟味しつつ19日まで待機かなぁ、ってのが今の状態です。

今日は『僕と彼女と彼女の生きる道』を見てたら遅くなっちゃったので車の運転の練習はなしです。

■2004/03/18 [ Thu ]
風邪ひいちゃったよ。そりゃ気分も落ち込むわな。因みに明日面接。かなり家に近い会社なので助かったよ。

ところで、サイト持ちの人が日記で仕事の愚痴、上司の悪口とか書いてるってことあるじゃんか。あれって今の俺にはすげえ羨ましい。『今日上司がさー』とか言えるという立場が羨ましい。そういうことすら言えない俺って一体、とか思っちゃう。『仕事が忙しくてさー』って言いたい。すげー言いたい。多忙自慢をしたい。あーあーあああーあー。

あと無職の人が集う掲示板を見てたらさ。『面接に行く→そこで働いている自分を想像する→採用もされてないのに不安になる』という自分の思考の流れを嘆いてる人がいたのだけど、その気持ち死ぬほどわかる。共感っていう言葉を安易に使うのは気が引けるけどまさに共感。

あーあーあーあーあーあーーー。

■2004/03/19 [ Fri ]
あ・・・・、あぶねぇ・・・。ホントあぶねぇ・・・・・。
今日はちょっと長いよ。

と、いうわけで仕事決まりました。ホントあぶなかった。このままだとホントに将来ホームレスになるかもくらい思ってたから。望み通り土木施工管理職の見習いとして拾ってくれるところがあった。よかった。本当によかった。これで大学に行ったことを無駄にしないで済むよ。採用してくれたところはすげえ小さい会社で見た目とかボロボロなんだけど、公共土木の施工一本で地道に40年以上やってるところです。ホント見た目は超ボロイ。大きな建設会社の事業所(大概プレハブ)みたいなのが本社。

でも社員が40人から50人しかいないのに設計から何から幅広く手がけていて、半分人材派遣みたいなコトもやってる会社よりもずっと良いと思ってます。そういう土木の新しい会社って建物が綺麗で、『総合コンサルタント・技術提供』とか言ってちょっとカッコイイんだけど、土木事業の会社としてはイマイチ信用できない。

過去に面接に行った会社でもそういうところ何社かあったよ。そういうところは妙に綺麗で新しくて見た目は申し分ないんだけど、土木施工やってるはずなのに土臭さが全く無くて社員が数百人もいるのに資本金が一千万とかって少なすぎるんだよね。そゆところでは俺みたいな見習いは全く入る余地が無い上に、もし入ったとしても実務経験の為にも役立たないのは目に見えてる。絶対違う仕事やらされる。

普通土木施工をメインにやってる会社はみんな作業服着てたり、測量や工事の道具が会社に置いてあったりして結構泥臭い雰囲気なんですよね。俺はそういうところが良かったの。小さくてもボロくても堅実に土木施工一本のそういうところを探してたのよね。その会社は市役所や東京都の業者格付けはかなり上のほうなので内容的にはまともにやってる会社みたいです。面接でも『建物はボロくてこんなだけど仕事は凄いんですよ』みたいなコト言われたけど、面接に行く前にネットで調べてたから格付けに関しては多分間違いない。実際結構上位でした。

さすがに一生勤めるような会社じゃないかもしれないけど、この歳までモタモタしてて完全にゼロの状態からこの業界で再出発させてもらうにはもってこいの会社だよ。ここで実務経験を積めば一年で2級土木施工管理技師の資格試験を受ける権利が手に入り、三年で1級土木施工管理技師の資格も受けられる。そして測量士補の資格はもう持ってるから、一年働けば自動的に測量士にランクアップ。そこまで行ければまた道が開けてくる。

しかも、建物とかに金をかけずに、余計な仕事にも手を出さずに、得意分野だけを堅実にやってるからなのか、その分を社員にケチらないポリシーがあるようで、給料などの待遇もかなり良いほうだと思います。俺のように未経験でしかもそれまでバイトだけで生きてたヤツを見習いとして雇うのに、やる気がありそうなのを買ってくれて給料は最初から29万8千円で決まりました。正直ちょっと驚いた。

最初から30万近いって俺のようなヤツには勿体無い金額だと思います。三ヶ月の試用期間が過ぎたらまた給料は見直しますからとりあえずはこの金額で・・・とか言ってたからマジメにやれば基本給が30万超えるっぽい。そのほか手当てなども出るようです。

もちろんその分大変なのかもしれないけど、土木施工管理の仕事って昔からやることはハッキリしてるから『何をやらされるんだか・・』という不安は全くありません。施工管理って平たく言うと工事の現場監督なわけだから夜中の仕事もあるだろうけど、この仕事に進むならそんなのわかり切ってることだしね。

道とかに穴を掘ってる工事やってるの見たことあるでしょ。あれってみんな土工さんのように見えるけどよく見ると何人かは腕組みして作業見てたり、書類を持って相談してる人が混じってるんですけど、俺の進む仕事はアレです。見た目は作業服きてるからわかんないんだけど、立場や実際の仕事は土工さんとは全く違って管理する側なんですよね。それの見習いになるんです。実務経験が資格に繋がり、それが将来に繋がる仕事がよかったのでこの職に拘ってました。大学も土木工学科だったからさ。

一瞬、インターネット関連とかウェブデザイナーとか、パソコン使った何かの編集とかの仕事がいいかなあとか思ったこともあるんだけども、そゆのって俺の中では将来に繋がっていかないんです。俺個人としては歳食っても出来るとは到底思えなくてね。

そゆことやってる会社の中小って社員が若い人ばっかりだったりするじゃんか。そゆとこって綺麗なオフィスで仕事ができるし若い人が多いから職場の雰囲気は明るい感じがするけど、それは俺の求めるものではないんです。将来に繋げていけないから。

もちろん歳を食ってもやっていける人もいるだろうし、それならそれで素晴らしいことですけど、俺の場合はちょっとそっち方面に将来の自分の姿が見えてこなかった。やっぱ大学の土木工学科出てるからそっちで将来に繋げていこう!って思ったんですね。

とりあえず4月1日から行くことになりました。

あーこれでひとまず実家から一人暮らしに戻って自立できるよ。すぐには無理だけど数ヵ月後には実家から去るつもりです。ともかく俺のようなヤツを拾ってくれただけで感謝しないとなあ・・・。因みにこの日記はまだ終了しません。仕事が決まったからってすべて解決じゃないからね。働き始めてからの方が大変なのは当たり前だし、これから実務経験して資格とって・・・・ってまだまだやることはいっぱい。なのでその記録はこれからもここに書いていこうかなと思ってます。

ひとまず一区切り・・・かな。

■2004/03/23 [ Tue ]
がーん。就職先から電話。

内定取り消しの電話!? と、びびったもののそうではなかったのだけれど、あまり良い知らせではなかった。給料の話でした。面接で言ってた金額は実は資格を持っている人の金額で、そうじゃない場合はもっと低かったゴメンって話でした。資格なしの人の試用期間の金額はガクっと下がって20万2500円だとのこと。

なんじゃーい! と思いつつも実のところこれが真っ当な金額だと俺自身も思う。実は面接してくれた人が一代目の社長で今は代表取締役をやっていて今の社長はその息子というありがちなパターン。だから現在の正確な給料体勢を把握してなかったっぽい。いい加減だなあ、大丈夫かなあこの会社、と思いつつも、見習いのくせに高すぎる給料にも不安があったのでこれで良いと思う。というかこの年齢で経験なしってのを考えれば雇ってもらえただけでも奇跡に近いんだから文句は言えないよ。

実際これでもまだ良い方だとおもうよ。他の企業では15万スタートとかいうところもあったからな。働き始めてしばらくしたら引越しをする予定だけど、家賃はゼロなのでまともに家賃払って一人暮らししてる人のような負担もないし。でも、改めてこの業界での資格と実務経験の威力を思い知った。なんとしても最短で資格を取らなければ!!

けどやっぱマイナス9万はガッカリだよなぁ・・・。世の中甘くない。

□■BACK■□