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似ているという自覚 NEO - 2003/05/03 [Sat]

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皆さんは自分に似てる人物を見た時、その人が自分に似ているという事実に気が付く方ですか? それとも他人に指摘されて気が付く、もしくは指摘されても似てるとは思わない方ですか? 俺は前者です。自分に似てると思われる人物が目に入った時、すぐさま『あ、こいつ俺に似てるかも』と思います。いつもそうです。


以前、マクドナルドにおいて友人と食事をしているときに俺たちの近くに座った学生数人組の中に自分とソックリの人物の存在に誰よりも先に気が付きなんとなく気まずい気持ちで黙っていました。いや、自分に似た人物と面と向かうというのはなんとも気まずいんです。どう反応して良いものやら困るんです。ましてや俺の場合は自分で似ていることを自覚してしまうことが多いので余計気まずい。


で、その時は運悪く友人の一人が『あの人アイバに似てね?』と気づいてしまいました。それで『あ・・・やっぱり?』と苦笑いする俺。『俺ずっと気づいてたんだけど気まずいから黙ってたんだよ。クスクス笑うな!向こうに気づかれるとさらに気まずいだろうが!』と俺は友人に訴えました。しかしこちら側のクスクス笑いに相手方のグループの友人たちが気づいてしまい、お互いのグループ同士が終始クスクス笑っているという妙な状況になりました。俺と、相手方の俺に似ている人はどちらが悪いわけでもないのにかなり気まずい雰囲気に押し潰されそうになってましたね。


そして俺はある時、恐らく今まで出会った誰よりも自分にソックリ人物に出会いました。でもその事実を認めたくなかった俺は前述のエピソードの時と同様に誰にも話さずに黙っていました。しかし結局他人に指摘されてしまい、それは多くの人が知るところとなったのでした。俺はその人物に似ている事実に誰よりも早く気づきながらも『き、気のせいさ』とずっと自分を偽ってその事実を認めまいとしてきたのですが、知人に言われたこの一言によって完璧に認めざるを得ない状況になったのです。


『アイバ君ってシーマンに似てるよね。』



これ、マジ似てる・・・。


そう。俺は一時期話題になったテレビゲーム『シーマン』に登場する人面魚にクリソツなのです。シーマンと言っても微妙に顔に違いがあるのですが、テレビや広告でメインに使われていたシーマンです。ゲームをやらない人でも見たことがある人は多いでしょう。俺はあいつに似ているのです。やはり似ている気がしたのは気のせいなどではなく、紛れも無い事実だったようです。しかも一番最初に気が付いたのは今回も俺だったのです。いや、マジで似てます。俺の大学の後輩にも『完コピ』と言わしめるほどに。


自分に似てる人物の話で思い出しましたが以前こんなことがありました。高校生の時に俺が通っていた学校の近くに女子高があったのですが、その女子高に俺に似たミツアミの女子高生がいるとの噂が流れました。言い換えれば。



けど、こういう子実際いそうだな・・・。


ミツアミをしたシーマンです。


これは恐怖です。


以上、『本当にあった怖い話 【第13話 シーマン女現る】』でした。



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