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俺の癖 NEO - 2003/05/03 [Sat] |
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朝起きるとベッドにやけに陰毛らしきモノが沢山落ちている事がある。俺はそれが少々不思議だったが、まあ陰毛というものは意外と抜けるものなんだと思っているのであまり気にとめていなかった。陰毛はいたるところに落ちているものだ。時には本やCDケースの中で発見される事もある。
人に借りたCDの歌詞カードの中に陰毛を発見して泣きそうになった事がある。CDと一緒に陰毛まで借りてしまったのだ。その陰毛もCDと一緒に返さなくてはならないのだろうかと幾日も悩んだが、俺はその陰毛を捨ててしまった。果たして俺の判断はあれで良かったのだろうか?
陰毛はそんな風に油断していると思わぬ所に潜んでいる恐ろしいものなんだ。だから無防備な状態で寝ているようなベッドの上に陰毛が少々多めに落ちていたって別にそんなに驚くことじゃないという結論を俺は既に導き出していた。
そしてある日。俺はベッドの中で微妙に目を覚ましつつあった。でもまだ殆ど寝ているような状態だった。おぼろげに意識はあるが殆ど寝ている・・・そんな状態。その時俺の頭の中は真っ白だった。正に無心の状態。いつもはそんな状態での自分の行動などはそのまま2度寝してしまえば、次に起きた時は覚えていない事が多いだろう。
しかしその日は例外だった。
2度寝して再び目覚めた時俺は。
無心で自らの陰毛をブチブチ抜いている自分の行動を覚えていた。
そ、そういうことだったか・・・・。
名付けて陰毛抜癖症(『いんもうばっぺきしょう』と読む)。 |
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