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■[ 音楽 ] 2003/12/09 [ Tue ] - ジャンクCD |
ハードオフでジャンクCDを購入しました。以前はその多くが一枚100円だったのだけれど、久しぶりに行ったらなんと一枚50円に値下げされてたもんでコレは買うしかないと思ってね。や、100円でも充分安いけどさ。ハードオフのジャンクCDってジャンク品だからって必ずしもボロいってわけじゃないんだよね。殆ど新品同様のCDもかなりある。だから結構美味しいのを発見することも少なくありません。ハードオフのジャンクコーナーは侮れないぜ。
とりあえずTRFとかリンドバーグとかプリプリとか渡辺美里とかはいつ行っても死ぬほど売ってるなあ。あとWANDSとかUPBEATとかDEENとかもよく見るね。プリプリなんか常に全アルバムが揃ってる勢いです。因みに俺はハードオフにおいてプリプリのアルバムを殆どそろえました。昔持ってたアルバムは売っちゃったのだけどあるとき突然聴きたくなってハードオフで全部そろえたのよね。プリプリは良いよ。最近『パパ』って曲がインストにアレンジされてCMで使われてるよね。TRFはプリプリなんか目じゃないほど大量においてあります。同じアルバムが何十枚も。完全に使い捨て感覚で扱われてるよなー。本人たちはこういうのみたらどう思うんだろ。
で、今日買ったもの。
お、織田裕二・・・・。完全にネタとして買ったんだけど、これは酷い。織田さんは俺が思っていた以上に歌がヘタクソでした。92年のアルバムなのでもう10年以上前。だから今はまだマシなのかもしれないけど、これはホントに聴くに堪えないレベルです。素人のカラオケだよ。しかも『自分では結構巧いと思ってるスカした男が歌うカラオケ』って感じ。
大勢でカラオケ行くとこういう歌い方するヤツたまにいるなあ。全然巧くないのに自分に酔っちゃってるタイプね。そゆヤツってマイクの持ち方がまたアレだったりするんだなあ。小指(人によっては小指と薬指両方)をマイクの下にまわすように持つカッコつけたマイクの持ち方ね。
別にカラオケなんだから歌ってる本人が気持ちよきゃそれで良いんだけど、そゆヤツって『俺って巧いだろ?』というアピールオーラが遠まわしに出てたりするから見てて辛いこともしばしば。織田さんの歌はまさにそのレベルです。歌の録音レベルが小さいわけでもないのに演奏に歌が埋もれるときがあるのも驚くよ。
音程も相当なヤバさだし。織田さんは役者としては結構好きなんだけど歌とトーク(陸上の司会とかも)は痛いよなあ。軽く勘違い系入ってる。最近では歌番組でヒット曲紹介、みたいなコーナー(確かMステ)で織田さんの歌の映像が流れた時に、そのあまりのかっこ悪さにモーニング娘の面々が大笑いしてたのが記憶に新しい。織田さんには黙って役者だけやってることを強くすすめます。役者としても一般的にあまり評価されてないっぽいけど俺は好きなのよね。踊る大捜査線好きだし。
まあこのアルバムに関しては本職が歌手じゃないからこれでも良いのかもしれないけど、役者として好きな人の痛い側面を見せられると結構ツライっつうかさ。やっぱ歌はやめたほうが・・・。藤木直人なんかも男前だけど歌が痛い人という意味で同系統かも。あの人も役者だけやってりゃいいのになあ。
そして次は賞味期限つきアイドルのアルバム二枚。

ME&MYとSHAMPOO。この二枚もジャンク品として常に大量に売ってるね。個人的にはME&MYよりSHAMPOOの方が好きです。SHAMPOOはロック調だからロック好きの俺には馴染みやすい。これを買ってきて驚いたけどSHAMPOOってもう10年近く前なんだねえ。もっと最近かと思ったけど。時の経つのははやい。

最近話題になったタトーも同様に賞味期限つきのアイドルなのできっと数年したらME&MYとSHAMPOOの隣にジャンクCDが山ほど並ぶでしょう。タトー、ME&MY、SHAMPOOはどれも微妙に可愛くないけど、こういうゲテモノとエロの中間みたいなのが売れるというのは何となく判る気がする。男よりも女子高生なんかに人気が出る場合ってこういうバランス感覚が良いのかも。三者とも二人組だけど、二人っつうのもポイントなのかも。根拠無いけど。なんとなくだけど。

さて、次は個人的に割りとホンキで掘り出し物だと思ったものです。上の画像で左から、日本の本格派ハードロックバンドであるEZOのファースト、セースル的にはデビュー作以外は全部コケてしまったCROWDED
HOUSEのサード、そして最近名前をSananda Maitreyaに改めたTERENCE TRENT D'ARBYの4th。これらはどれも50円で買えるのが嬉しい反面、こんな良い物が50円かあ・・・と切なくもなる部分も。
EZOはその昔レンタルCDで借りてきてカセットテープに録音したモノを結構聴いてた。だからCDは持ってなかったのよね。完全に海外を意識したハードロックで、音だけ聴いても言われなきゃ日本のバンドだってわかんないほど本格派。歌詞は全部英語だしね。元々フラットバッカーというバンドで人気を博していたんだけど、海外進出を本格的に意識すると同時にバンド名をEZOに変更しました(EZOは彼らの出身地が北海道ってことで『蝦夷→EZO』なんだよね。なんかテキトーだよなあ)。
本作発表時には海外を意識してる割に忍者をモチーフとした変なコスチュームを着ていたり化粧していたりするのがちょっと謎だけど。まあプロデューサーがKISSのジーン・シモンズだから謎でもないか。ヴォーカルのMASAKIは後にLOUDNESSに加入して何枚かアルバムを出しています。個人的にLOUDNESSでのMASAKIのボーカルはあまり好きじゃないんだけどね。やっぱりLOUDNESSは二井原の方が良いよ。
CROWDED HOUSEはいわゆるビートルズの遺伝子を持ったタイプのバンド。OWSLEYなんかを語るときによく引き合いに出されるバンドです。ファーストアルバムからの曲は結構売れたんだけど、その後は全く売れずに地味に活動をつずけて90年代末に残念ながら解散。現在はメインソングライターのNEIL
FINNがソロで活躍しています。
彼のアルバムは何枚か持ってるけど、CROWDED HOUSEの頃の方が良い曲を書いていた気がするなあ。ここで取り上げたこのアルバムもなかなか良いですね。他のメンバーの動向はよくわんないです。そうそうNEIL
FINNで思い出したけどさ。彼のライブアルバムで、PEARL JAMのエディと共演してたりするんだけど、PEARL
JAMと交流があるという事実に普通に驚いたんだよね。どういう繋がりなんだろ。接点なんかなさそうなのに。
TTDはジョジョの奇妙な冒険という人気漫画で名前をそのまま拝借した敵キャラが出てきたので名前だけ知ってる人は結構多いと思います。ギャンブルの兄貴とテレビゲームの弟のダービー兄弟ね。で、この人はデビュー当時は非常に注目されていて、グラミーの新人賞にノミネートされたり、その次のグラミーでは最優秀男性R&Bボーカリストを受賞したりしてたのだけど、セールス的にはあまり振るわずに今まで来ちゃってます。
彼の音楽を語るときにはプリンスが引き合いに出されるけど、確かに通じるものはあると思う。楽器を全部自分でこなしてひとりでアルバムを完成させてしまうというマルチミュージシャンって部分も共通性があるしね。ロックやファンク、ソウルなどのジャンルを超えた音楽を信条としているのも似てるしね。彼のファーストとセカンドは聴いた事があったけど、4thは今回聴くのがはじめてなので俺的にはかなり掘り出し物でした。本作も完成度は高いよ。彼はもっと売れて良いアーティストだと思うけどな。
そんな感じで6枚購入でなんと315円。
タバコもひと箱しか買えない値段とはなんともお得な。 |
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