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音楽日記 2002/12


★2002/12/01 (Sun)
jake
heathenchemistry / OASIS


英語を話せる人はOASISを『オエイシス』とか発音しやがるので『え?』と何度も聞き返して『おあしす』と言い直されたことが今まで3回くらいあるわけなんですが、実際OASISは今まで嫌いでした。


ファーストだけ持ってたことがあって(今は売っちゃって手元に無いです)、それを聴いたときは凄く苦手に思えたのよ。で、彼らのメディアでのエラそうな態度を見ていて、たいしたことねえのに何でコイツラはあんなに偉そうなんだろう、と思って『好きじゃない』ではなく『嫌い』になってしまいました。けど当時からファーストに一曲だけ好きだと思える曲があったな。割と大人しい曲。多分シングル。曲名覚えてねーけど。


で、なんか彼らって最近あんまり話題にならなくなってきたよね? そういう時に逆に興味を持つという不思議な体質の俺なので買ってきました彼らの新譜。昔から人気絶頂の時は聴き損ねたり、意識的に聴かなかったりして、それが落ち着くと急に興味を抱くんですよね。中学の時にBon Joviを聴き始めたタイミングもそうだったなあ。


OASISに関しては実際に聴いたけど好きじゃなかったという過去を持っているんだけど、ファーストを聴いた当時はUKモノは骨髄反射で拒否してしまう感じだったんで実はあんまり耳を傾けていなかったのかもしれないんですよね。ちゃんと聴いたつもりになってただけで。で、最近、ソニーのパソコンのCMでWhateverって曲が使われててそれを聴いてOASISって実は凄い好みなのでは?と思ったの。すげえ良い曲じゃない?Whatever。


それでもう一度アルバムを買ってきて聴いてみようと思ったんだけど、どれを買って良いかわからなくてとりあえず現時点での最新作を買ったんだけども、これがかなり気に入ってしまいました。チョービートルズライクじゃん。チョー良いじゃんコレ。OASISはセールス的に既に落ち目なのかもしれないけどそんなんどーでもいいや。このアルバム素晴らしく良いメロディーがいっぱいだと思う。最初の4曲とか立て続けに鼻血出た。


そもそもこんなビートルズライクな音楽をやってる彼らを嫌いだったというのが自分でも謎が謎を呼ぶ。なんでだろーか。今回もう一度OASISを聴いてみようと思い立ったキッカケのWhateverなんてモロビートルズな曲だしね。やっぱり『UKモノはつまらない』という変な先入観がどっかにあったからそれによってちゃんと聴いてなかったんだろうと思う。俺の周辺にはUKモノを無条件でつまらないという人が多かったからそれに俺も洗脳されてたのかも。先入観ってホント怖いなあ。


ヴォーカルの歌い方とか昔はものすげえ気持ち悪く感じたけど今は全然気にならないな。気にならないどころか無むしろ好きなんですけど。03『Hung In A Bad Place』なんか俺が一番好きなバンドEnuffz'nuffのドニーに声がすげえ似てる。嫌いなわけ無いじゃん。いわゆるジョン・レノン系の声だよね。曲自体もジョン・レノンのソロアルバムに入ってそうな曲が結構あって良い感じ。


売れたのか売れなかったのか知らないけどこのアルバムは佳作だと思った。


これは過去のアルバムもそろえないとだぞ。


今まで誤解してたぞOASISめ。


見直したぞOASISめ。


★2002/12/01 (2) (Sun)
jake
Bounce / Bon Jovi


前作Crushから結構短いスパンで発表された彼らの新譜。


前作はかなり淡白な印象を持った人が多いんじゃないかな。ロック的な荒さよりも遥かにポップス的な控えめな印象のプロデュースと楽曲群だったからロック畑の人にはかなり物足りない印象だったというか。実は俺も最初はそうだった。だけど何度も聴いているうちにメロディーの良さに気づき大ハマリ。今では俺にとってCrushはかなりの傑作ということになってます。


で、それに続く本作は前作に比べて大分ロックらしさが戻ってきています。とは言うもののやっぱりバリバリのハードロックだったころとは違うけどね。全体にクールな感触だった前作の音像に比べてかなり柔らかい印象を受けましたね。ロック的な要素は増したけど、角が丸いの。非常に柔らかくて優しい音なの。なんだかエライ矛盾したような表現だけどさ。


01『Undivided』はとてもヘヴィーな印象のリフで始まるんだけど、音像に角が無い柔らかい音だから激しさはあまり感じないのよ。他にもヘヴィーな印象の曲やノリの良い曲もあるんだけど、それらはどれも角が丸い。ニュアンスが伝わりにくくて恐縮だけどそういう表現しか出来ないんだコノヤロウ。


前作がクールな楽曲が多かったという表現をすれば、本作は妙に暖かい曲が多いの。Bon Joviとしての『ちょっと洒落た部分』を集めたのが前作で、本作は妙に人間味を感じるというか暖かさを感じる作風なのよ。殆どの曲があの9月に起きたアメリカのテロの後に書かれた曲らしいけど、その辺のことも関係あるのかもしれないね。とにかく暖かい。


メロディーも妙に角が丸くて暖かさを感じるモノになってて聴いていて何ともいえない心地よさを感じます。メロディーが良いのは当然としてそれプラス何かがあるっつうか。うーん。ホントうまく言えねえや。とにかくこのアルバムは本当に気に入ってます。Crushを聴いてピンと来なかったっつう人にこそ聴いて欲しいアルバムだね。07『Hook Me Up』だけエライ退屈だけど他の曲は全部良い曲ばっかりだよ。07が無きゃ完璧だったのになあ・・・。


とりあえずホントやたら暖かいんだよコレ。なんだろうこの感覚は。


★2002/12/12 (Thu)
jake
俺様的ベストCD-R / Bon Jovi


今回はちょっと特殊だよ。


新しいPCにはせっかく速いCD-RWドライブが乗ってるのに買ってから一回も使ってないことに気づいたのでベストを編集して焼いてみようかと思い立ち実際に作りました。で、せっかく作ったんならここで取り上げたろうじゃねえかという流れ。


今日作ったCD-Rは二つなんだけどここで紹介するのはその内のひとつ。Bon Joviのベストです。超マイベスト。超個人的ベスト。きっとこれをオフィシャルから発売したら怒られる。そんな内容になったよ。で、曲数は650メガのCD-Rに入るだけ入れました。全14曲。これでも泣きながら何曲も削ったんだよね。収録曲は以下です。


01. Lay Your Hands On Me
02. Wild In The Streets
03. These Days
04. Born To Be My Baby
05. Bounce
06. Mystery Train
07. Hey God
08. If That's What It Takes
09. Homebound Train
10. Hearts Breaking Even
11. Keep The Faith
12. Save The World
13. Something For The Pain
14. In These Arams


やはりオープニングは『Lay Your Hands On Me』しかないのです。これはすぐ決まったね。この曲はいつ聴いても燃えてくる。聴いているとロッキーのテーマなみに血がたぎる。で、続いてはサードから『Wild In The Streets』・・・なんだけどこれは焼いた後に通して聴いたら妙に浮いちゃってて入れたことにかなり後悔しました。やっぱまだ微妙に青臭いんだよな、サードの曲は。好きだけどね。


で次は『Born To Be My Baby』これはホント絶対外せない曲のひとつですね。この曲はコピーバンドで2回やってて一回目はヴォーカル、二回目はドラムで参加したという経験から思い入れが深まった曲。純粋に好きな上に自分でも演奏したことがあるということでかなり濃く心に染み付いているね。


次はThese Daysから名曲『These Days』。この曲はヤバイね。泣ける。マジ泣ける。イントロのピアノからもう泣きっぱなし。『In These Arms』、『Born To Be My Baby』と並ぶ『ベストには絶対入る曲』です。っていうかその三曲が俺の中でのベスト3かもなー。


続いては現時点での最新アルバムBounceからタイトル曲の『Bounce』。歌の入りが前作Crushの『It's My Life』に似てるんだけど、曲全体としては圧倒的にこちらの方が良い曲だと思う。反町のドラマの挿入歌に使われてるんで聴いたことがあるひとも多いでしょう。単純にカッコイイ曲だね。


次はCrushから『Mystery Train』。シングルでもなんでもない上にCrushは古くからのファンの間ではあんまり評判が良くない(特にハードロックのころが全盛期だと言うひとには)ので意外な選曲かも。これは普通に考えたらベストに入るような曲じゃないと思うけど好きなんだから仕方ない。これ隠れた名曲だよ。


そしてBon Joviの最高傑作These Daysから『Hey God』。一般的にはThese Daysが最高傑作というのに異論がある人は多いかもしれないけど、最近彼らのアルバムを聴きまくっててたどり着いた結論です。いや、New Jerseyまでが全盛期だという人が多いのは知ってるけど個人的にはそれ以降の方が遥かに楽曲に深みというか厚みがあると思うのよね。


These Daysは一番聴き応えがあるアルバムで、聴き終えたときに良い意味で疲労感が残るの。作風としては大人しいのかもしれないけど一番重いアルバムだよ。具体的な作風としては全然違うんだけどDef LeppardのHysteriaを聴き終えた時の感覚と似てるんだよな。つまり凄まじく作り込まれているというか、楽曲が練り込んであるという意味でね。


今の時点で誰が何と言おうとThese Daysが彼らの最高傑作だね。なので今回作ったベストにはThese Daysからの曲が一番多くなっちゃった。次の『If That's What It Takes』もそのThese Daysからです。その次はNew JerseyからBon Joviにしては珍しくわかりやすい形でリズム隊が活躍する『HomeBound Train』。当時日本で大きく取り上げられていた『Bad Madicine』なんかよりずっと好きな曲ですね。っていうか『Bad Medicine』ってあんま好きじゃないんだよね実は。


次の『Hearts Breaking Even』は再びThese Daysからの曲。地味な曲だけどサビでの盛り上がりや全体を覆い尽くす優しいメロディーが心に染みます。その次は解散の危機を乗り越えて発表された復活作Keep The Faithからタイトル曲の『Keep The Faith』。この曲はリズムの感覚がそれまでに無い跳ねた感じだったのが当時はすごい新鮮でした。こういうリズムカルな曲って好きなんですよね。


次はCrushから『Save The World』。同アルバムからこのベストに選曲した『Mystery Train』よりもさらに地味な曲だけど、良い曲なんだよ。こういった曲においてのJonの粘っこい歌い方が大好きで、なおかつサビでゆったりと歌い上げる声も心地よくて良い。っていうかCrushがつまんないアルバムだという人はもっとちゃんと聴くといいよ。良い曲ばっかりなのになあ。もったいないなあ。


次はまたまたThese Daysから『Something For The Pain』。こういう明るいメロディーの曲って一歩間違えるととてもチャチな曲になりかねないと思うんだけど、そうなってないのが素晴らしいです。名曲だよ名曲。この曲ってThese Daysが出た当時に確か車のCMに使われてたよね。


そしてラストはKeep The Faithから『In These Arms』。今回作ったCD-Rは感動的に幕を閉じるって感じにしたくて迷い無くこれがラストにきました。イントロのベースラインがKeep The Faithが出た前後の時期のU2を彷彿とさせる曲だけれど、Jonはこの当時U2にかなり入れ込んでいたらしくてその影響がそのまんま出たみたいね。ジャケット写真もU2のアクトンベイビーとかのジャケットを手がけた人を起用してるしね。


とまあこんな感じの選曲になりました。ファースト、セカンドからは一曲も無しです。初期の二枚は好きじゃないんだよね俺。セカンドに至っては聴いたことはあるけど未だに持ってないです。で、さっきも書いたようにThese Daysからの曲が一番多くなってしまいました。本当はCrushからももっと入れたかったんだけど入りきらなかったので諦めた感じ。Bounceからも入れたいのはまだあったんだよねー。


とにかく俺としてはBon JoviはNew Jersey以降の方が好き度が高いんで、ハードロックだったころの彼らが持つ代表曲が入ってないというベストCD-Rになってしまったかもね。『Living In Sin』とか良い曲なんだけど俺にとってはベストに選曲する曲じゃないんだよね。けどまだまだ入れたい曲があったのは事実なのでBon Joviのベストは二枚組にしないとダメかなって感じ。それほど良い曲が多いんですよBon Joviは。


こんなもんでいかがでしょう。


★2002/12/12 (2) (Thu)
jake
俺様的HR/HMスーパーベスト / V.A.


今日の一個目の続きです。二つ作ったCD-Rのもう一方。


今度はひとつのバンドのき曲を集めたのではなくHR/HMバンドの好きな曲を混ぜて編集したものです。こういうのって高校生くらいまでは結構頻繁に作ってたんだけど(当時はカセットテープでした)最近はめっきり作ってなかったのですげえ楽しく編集できたよ。


高校のときにHR/HMだけを集めたベストを頻繁に作ってて、それは自分の中でシリーズ化されてたんですよ。シリーズの名前は『Super Heavy Best』。センスねえなぁオイ。で、Vol.10とかそのくらいまで作ってシリーズが終了。しばらく間をあけて『Neo Super Heavy Best』っていうシリーズが始まったんだけどそれは一本か二本作っただけで終了しちゃった。


今回は10年近くぶりに『Super Heavy Best』シリーズが復活!という感じで気合入れて作ってみました。昔はカセットテープだったのに今ではCD-Rでベストが作れるという良い時代になりました。昔は90分テープにぎっしり入れてたから20曲以上収録されてた上に、録音するには収録時間と同じだけの時間がかかったから大変だったんだよねー。ちなみにそのテープは今でもとってあるよ。


気合を入れて作ったと言っても頭を悩ませて選曲したわけじゃなく結構気楽に選曲しちゃった。ひとつのバンドのベストならともかく、さすがにこういう多くのバンドのベストだとあんまり悩むときりがなくなっちゃうからね。だけど結果的に超熱いアルバムに仕上がったぜー。通して聴いたら超エキサイトしちゃったよ。では収録曲の紹介をば。


01. TNT (Motley Crue)
02. Dr.Feelgood (Motley Crue)
03. Aces High (Iron Maiden)
04. Rainbow In The Rose (Winger)
05. Hooly Wood Ya (Enuffz'nuff)
06. Red Sharks (Crimson Glory)
07. Get The Funk Out (Extreme)
08. All Shook Up (Arcade)
09. Homebound Train (Bon Jovi)
10. Home Is Where The Heart Is (Firehouse)
11. Does Anybody really Fall In Love Anymore? (Kane Roberts)
12. We're All Alright (Nelson)
13. Nightrain (Guns N' Roses)
14. One Step Closer To You (Enuffz'nuff)
15. Poison Ivy (Faster pussycat)
16. I Don't Believe In Love (Queensryche)
17. Slave To The Grind (Skid Row)
18. In These Arms (Bon Jovi)


王道が微妙に少ないのが実に俺らしい仕上がり。Arcadeとかベストに入れるなよとかいうな。売れなかったけど良いんだよArcade。Rattよりもカッコイイかもしれないとすら思うんですけど。セカンドは持ってないんだよな。中古で見つけたらぜひ欲しい。


一曲目はモトリーっす。TNTとDr.feelgoodはとりあえずセットでってことで続けてみました。ベストCD-Rのオープニングに相応しい名曲ですね。その後はIron maidenの代表曲のひとつ『Aces High』、Wingerの奇跡の名曲『Rainbow In The Rose』と続きます。


Iron Maidenは名曲が多いバンドなので変に考えず思いつきでこの曲を選んでしまいました。素直に代表曲の中からで良いやと。でもこの曲が入っているPower Slaveで一番すきなのは『Back In The Village』だったりするんだけどね。けどそれはちょっとマイナーな曲なので素直に『Aces High』を選んじゃった。Wingerはファーストの方が完成度は高いと思うけど、個人的にはセカンドの方が好き。セカンドはファーストより曲にムラがあるのは確かだけどね。一番聴いたのがセカンドなのです。なのでセカンドから選曲してみました。


Enuffz'nuffのStrengthからは『Hooly Wood Ya』、Crimson GloryのTranscendenceからは『Red Sharks』。どっちもHR/HMの定番というには程遠いバンドだけど、どちらも自分にとって大事なバンドなのでね。特にEnuff'znuffは一番好きなバンドなんでベストを作る時は何かしらの曲が絶対入るわけで。Enuffz'nuffは好きな曲ばっかりなので悩まずに適当に選びました。本気で選んだら一生決められないもん。


『Red Sharks』はCrimson Gloryの特徴を良く現した曲なのですぐ決まりましたね。すごい威圧感のあるヴォーカルといい、エキサイティングな曲構成といい、文句なくHMの王道を行く曲です。


続いてはExtremeの名盤であるセカンドから『Get The Funk Out』、元Rattのスティーヴン・パーシー率いるArcadeのデビュー盤から『All Shook Up』、Bon JoviのNew Jerseyから『Homebound Train』です。どれもかなりテンションが高くて明るい曲ですね。ここはあえて明るい曲を続けてみました。この辺が一番聴いててエキサイトするなあ。


で、ここまでテンション上がりっぱなしなので少しだけ落ち着いてFirehouseのデビュー盤から『Home Is Where The Heart Is』、さらにKane Robertsのセカンドから感動のパワーバラード『Does Anybody really Fall In Love Anymore?』と続きます。っていうかKane Robertsって知ってますか。元Alice Cooperバンドの筋肉ギタリストです。ギタリストなんだけど彼のソロ作品は普通にキャッチーな歌モノハードロックなんですよね。セカンドではデズモンド・チャイルドが全面的に関わってるんで特にポップで聴きやすい。


そしてこの『Does Anybody really Fall In Love Anymore?』は元々Bon Joviの曲として作られた曲で作詞作曲にはデズモンド・チャイルドの他にジョンとリッチーも関わってます。実際これをジョンが歌えば違和感なくBon Joviの曲になったでしょうね。けどこんな良い曲を何故ボツにして他人に提供したんだろう。Bon Joviバージョンがもし存在するなら聴いてみたいな。


お次はNelson。レコード会社の意向により長い間お蔵入りになってしまったアルバムImaginatorから『We're All Alright』。この曲は実はカヴァー曲。なんとEnuffz'nuffの曲です。けど歌詞が気に食わなかったらしくオリジナルとは全く違う歌詞にさしかえられちゃってます。Enuff'znuffバージョンよりもテンションが高く仕上がっててすごい好きですね。けど後でSweetのカヴァー『Action』を選曲すればよかったかなと思っちゃった。同じカヴァーでも『Action』の方が単純にノリが良くて楽しいなと。まあ別にこの曲でも全然問題ないくらい好きではあるんだけどね。


Guns N' Rosesのデビュー盤から『Nightrain』、Enuff'znuffのサードから『One Step Closer To You』、そして何故かFaster Pussycatのセカンドから『Poison Ivy』ときます。Gun N' Rosesは他にも有名な曲があるけどベスト作るといつもこの曲を入れてたねー。まっすぐでカッコイイ曲だよ。Enuffz'nuffはさっきも書いたとおり好きな曲が多すぎるんで適当に選んでこの曲。


Faster Pussycatって中途半端な位置のまま消えていったハードロケンローバンドなんだけども彼らのセカンドは隠れた名作なのです。そのセカンドから一曲選んでみました。Faster Pussycatって消えたとばかり思ってたんだけども最近リミックスアルバムみたいのがリリースされてて、来日もしたとかしないとかいう噂を耳にしたんだけど実際どうなの?知ってる人いますか。


そして次はQueensrycheの名盤『Operation: Mindcrime』から『I Don't Believe In Love』、Skid Rowのセカンドから『Slave To The Grind』、ラストはBon Joviのベストと同様に『In These Arms』でシメという感じです。やっぱ最後はどうしてもこの曲なんだな。Queensrycheは割と意外な選曲かもね。けど個人的にはこの曲が一番好きなのです。PVが妙に印象に残ってる。Skid Rowはファーストとセカンドどっちも捨て曲殆ど無しの名盤なので深いことを考えずにノリの良い曲を選んだ感じかな。


という以上18曲ですがいかがでしょう。


っていうかこういうHR/HMのベストは作ろうと思えば何枚でも作れるよ。


★2002/12/12 (3) (Thu)
jake
Lovers / Prinsess Prinsess


懐かしいプリンセス・プリンセスの名盤。


やー。ホント懐かしいねー。近所のハードオフのジャンクCDでプリプリのCDを6枚まとめて買ってきたのよ。その中の一枚。リアルタイムで聴いてたのはこのアルバムと次のセルフタイトルのプリンセス・プリンセスっていうアルバムの2枚だけなんだけど、両方ともとっくに売っちゃってて手元に無かったの。


で、突然聴きたくなって一枚100円で売ってるジャンクCDで買ってきたというわけ。しっかしプリプリのアルバムはそういったジャンクCDとして投売りされてるところでは死ぬほど見かけるね。あとTRFとリンドバーグもアホみたいに売ってる。邦楽のアルバムって旬な時期が過ぎちゃうと扱いがあんまりだよな。それほど流行り廃りが激しいんだろうね。


テレビでたまたま聴いて良いと思ったから買ってきて飽きたら捨てる・・・みたいな。洋楽を聴く人って雑誌で探したり視聴して買ったりと自分から進んで良さそうなのを探す傾向が強いから同じアルバムが死ぬほど中古市場に溢れるってことが少ないよね。そんな中、普段は邦楽、特にテレビで流れてるモノしか聴かない人がやっぱりテレビで取り上げられて手を出したと思われるスキャットマン・ジョンとかマライヤ・キャリーとかホイットニー・ヒューストンとかはジャンクCDでかなりお目にかかるね。


いきなり話はそれたけどもプリプリの話に戻ってですね。俺はプリプリの中ではこのアルバムが好きでしたね。今聴いてもこれが一番良いな。『Ding Dong』と『パレードしようよ』が特に好き。とりあえず今回久しぶりに聴いて思ったことは奥井香って凄く個性的なヴォーカリストであるのを再認識しました。聴けばすぐこの人だってわかるよね。


プリプリはメンバーのセンスがバラバラで衣装も統一感がないという面白いバンドだったね。けどそのバラバラなコトには理由があって元々彼女達は別々にプロを目指してた人たちなんだよ。で。レコード会社がオーディションで個別にメンバーを集めて結成させられたバンドなの。本人たちが自分の意思で結成したバンドじゃないのよ。だからみんなセンスがバラバラなのね。そんな経緯で結成されたのに9枚もアルバムを残したってのは正直驚き。よくそんなに続いたよな。


プリプリは好きではあるんだけど楽曲レベルで言えば突出した個性があるとは言い難いバンドだと思う。奥井香は充分個性を持ったヴォーカリストだとは思うんだけどバンドとしては個性を売りにするようなタイプじゃないよね。あんまり毒々しい部分の無い、かなり健康的なイメージだから当時を知らない人がこれを聴いたら結構つらいのかなとか思ったりしつつ本作は良い曲ぞろいなので文句言うなコノヤロウ。


クリスマスが近い今の時期、彼氏のいない女子は、彼氏と別れて一人でクリスマスを過ごす女の子の気持ちを歌った『Ding Dong』を聴いてから俺の胸に飛び込んでくると良いよ。俺はいつでも全裸でまってるよ。ビンビンだよ。


ぁあ!?


★2002/12/14 (Sat)
jake
The Crush Tour (DVD) / Bon Jovi


アルバムCrushに伴うツアーのチューリッヒ公演を収めたライブDVDです。


最近マジBon Jovi祭り開催中でして。普通にアルバムを聴いてたんだけど今度はライブ音源を色々聴きたくなってきたので早速買ってきました。彼らってオフィシャルからまともなライブ盤のCDって出てないからとりあえずDVDを買いました。


最近になってBon Joviマニアのさだおっちに色々教えてもらってオススメブートの情報も彼から少し教えてもらったんだけど、やっぱブートにはなかなか手が出なくてね。なのでとりあえずオフィシャルで手に入るモノをということでこれを買ったというわけ。音だけじゃなく映像も観たかったし。


まあ内容には満足かな。買って後悔したってコトは全然ないです。けど、最近の彼らはかなり落ち着いちゃったからハードロックな曲の演奏では少し違和感を感じる部分が正直ありました。『Born To Be My Baby』なんかが特に気持ち悪かった。演奏が悪いっていうんじゃなく今のノリで演奏してるバージョンを聴き慣れてないから、アルバムバージョンと印象がかなり違くて気持ち悪かったという感じ。これは慣れなんだろーな。


逆にCrushからの曲はアルバムと同じ印象のモノが多かったのですんなり聴けましたね。ただ『It's My Life』と『Say It Isn't So』は演奏が単純に良くなかったと思う。他は全然普通に馴染めました。とにかくこのDVDでの演奏はリズムがタメ気味でかなり後ろノリでモタるギリギリのタイミングでリズムが刻まれてることが多いから、前のめりのノリが好きな人にはかなーりもどかしいかもしれないね。


でもバラードなんかではその後ろノリが良い方向に作用しててかなりグッときました。『Bed Of Roses』なんか泣きそうになった。元々『Bed Of Roses』はあんまり好きな曲ではなかったんだけどこのDVDを観て印象が変わったかも。俺としては凄く良い演奏だと思う。あと『I'll Be There For You』なんかもグっと来た。


ジョンの歌い方が終始滑らかで、ハードロックの頃の声を潰して歌うような部分がほぼ無いんで、それも好みが分かれるところだろうと思います。最近の彼らのアルバムをよしとしない人には間違いなく違和感を与えることでしょう。それは好みの問題としか言いようがないと思うよ。


選曲は良くはないのかもしれないけど、俺は彼らのフルライブの音源をはじめて聴いたんで(アンプラグドのビデオは持ってるけどアレはまたちょっと性質が違うしね)比較するものがないから選曲に大きく文句を言う気はないかな。当然Crushからの曲が多くなってるけどCrushは好きなアルバムだから問題ないし。ただThese Daysからの曲がまったく無いのはちょっと残念かな。それと『Mystery Train』は聴きたかったなあ。


それと、Cross Roadに入ってた曲の『Someday I'll Be Saturday Night』を演奏してるのにはちょっと驚いた。この曲って人気高いのかしら。いや、俺はすげえ好きな曲なので入ってて嬉しかったんだけど、ベストアルバムにオマケっぽい新曲として入れられた曲が他のアルバムのツアーでも演奏されてるのに驚いたっつうか。しかもライブのかなり後半で最後のひと盛り上がりって感じで演奏されてるのはマジ意外に思いました。この曲ってずっと定番で演奏してるの?


お金無くなってきたからこれ買ったらCDとかDVDはしばらく我慢しなきゃいけないからこのDVDを何度も観て新しいのを買えない時期を乗り切ろうとか思ってたんだけど、実際彼らのライブ映像を観たら逆に物欲が煽られちゃってもっと他のライブ音源も欲しくなってきたよ。


ブートで出てる色々なライブ音源ほしー。


★2002/12/30 (Mon)
jake
2002年のまとめ


今年もおしまいなんで一応ここもシメとこうかな。


と言ってもなあ。今年は本当に金が無くて全然CDを買えない年でした。だから『今年のベストアルバム10選』とかそーいうのは出来ないっつうか。単純に数を買ってないからね。今年の後半ではまとめて買った時はあったけど4月あたりから11月あたりまではほぼCDなんか買う金が無い状態だったからさ。


で、まだ金があるときに買ったCDも新譜とは限らないから2002年発売のCDということになると本当に数が少ないんだよな。オンガクニッキを見返してみるとわかるけど、新譜を取り上げている率がすげえ低い。オンガクニッキの更新頻度が下がってた原因も新しいCDをあんまり買わなかったからなわけで。


んー。印象に残ってるのを強いてあげるならKORN、PEARL JAMの新譜あたりかな。あとは最近買ったAUDIOSLAVEのデビュー盤とか。それとBON JOVIの新譜もあったな。4月まではゴチャゴチャ買ってた気がするんだけど、その多くはジミヘンとかクリムゾンとかの旧譜が多かった気がするしな。だからあんまり思い浮かばないなあ。ENUFFZ'NUFFの新譜が良くなかったというのは悪い意味で印象に残ったけど。


今年は新譜との出会いよりも旧譜を楽しんでより深く好きになった古いアーティストが多い年だったね。ジミヘンとかクリムゾンとかビートルズとかすごい聴いた気がする。特にジミヘンは今年になって凄く大きな存在になった感じがするよ。好き具合がビートルズやクリムゾンよりも全然上位になったね。


まあそんな感じでシメになってないけどこれをオンガクニッキのシメとします。


来年はいっぱいCDが買えるような立派な大人になれますように。
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