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OK Computer / Radiohead |
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と、いうことで最近ここの更新が滞ってたんで今月は意欲的に行こうかと。
で、今回はRadioheadのオッケー牧場です。最初に言っときますけどにわかファンです俺。あっはっは。いや、このバンドのファンって良くも悪くも濃い人多いから最初に言っとこうと思ってね。そんな風に俺はこのバンド全部が好きだと言える人じゃないんだけども、今日はこのアルバムを聴いてました。
実はちょっと前までは俺が聴けるのはThe Bendsくらいだなあと思ってたのです。で久々に本作を聴いてみたら楽しめるようになってたよ。んで、何でこの前まで苦手だったのにこんなにシックリ聴けるだろうなあと思いながら歌詞とかも読んだりとかしつつじっくり聴いてたらハっと突然原因がわかりました。
このバンドの本作以降の作品の音ってPink Floydと楽曲が持ってる空気が似てるんだ。Pink
Floydも最初全然苦手だったんだけど、長い期間少しずつ聴いてる内に最近シックリきはじめたバンドなのよ。『あー、この人たちは根っから暗いんだなあ』と思ってしまうようなやたら陰鬱な空気がすげえ共通してるのね。で、Pink
Floydが好きになった状態で久々に本作を聴いたから共通するモノがある本作にもシックリきたんだなと。
楽曲自体がソックリだとかそういうんじゃないけど、とにかくそこに作られる独特の空気が同質のものに思えたのよね。そこにあるメッセージ性と内に向かう気持ちとのぶつかり合いが生み出す陰鬱な空気っつうのか。もしかしたらこんなことってもうとっくに言われてることなのかな。逆に的外れなこと言ってるのかな。結構前から雑誌なんかのメディアからの情報って全く見なくなっちゃったから外部の情報と照らし合わせることは出来ないし、一般的な評価はよくわかんないけど、とにかく俺はそう思った。
世間の流れと音楽の関連性は俺ごときにはよくわかりません。例えばその時代の若者が持つ不安とか社会の不安とか、そういうコトがシンクロしてこんな音楽がウケたとか、Radioheadがロックシーンに与えた影響と、Pink
Floydがロックシーンに与えた影響には共通項があってどーだとか言えればちょっとわかってる風な感じにはなるけど、そんなもん俺にはわからんです。だけど、確かに双方には何か共通する空気を生み出す何かがあるなあとは素直に思ったね。
『音楽』。
それって字の通りに言えば音を楽しむものです。だから理屈なんかは本来必要じゃないと思う。だけど、音楽に表現者が何かプラスアルファーのモノ、それはメッセージ性だったり、内省的な葛藤だったり様々だろうけど、そういうものがあることで単に『楽しもうぜ』というモノとはまた違った何かを作り出すオーラみたいなもんが放たれるのかもなあとなんとなく思いながらこれを聴いています。
今ならKID Aなんかも聴けるかも。何かを感じ取れるかも。もちろん何かを感じ取れたとしてもそれは明確なモノではないだろうし、『なんとなく』感じてるモノをわかった風な顔して評論家や芸術家気取りのコトは言いたくないけど、身をゆだねて心地よく思える音楽がひとつでも増えるのはやっぱり音楽ファンとして喜ばしいことだと思うからね。またKID
A以降にはまた再チャレンジしてみようっと。
とりあえずこのアルバム良いわー。 |
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