topimg
陰毛


table     table



今回は陰毛のはなし。陰毛ってのは皆さんご存知、チンチンに生えてる毛の事です。陰部に生えてる毛。貴方は陰毛が生えてきたのはいつからですか。初めてそれを見たときどう思いましたか。


陰毛が生えている事に初めて気づいたのは俺が小学校5年生のときです。それに気づいた俺は『これはマズイ』と思いました。やはり子供の頃というのは自分が他人と違う部分も持っていると無意味に不安になったりしたものです。しかし、そんな不安に駆られているある日。



その陰毛を友人に発見されました。そいつと立ちションしてたんですけど、横から俺のちんぽを覗き込んで、でっけぇ声で『こいつちんげ生えてるぜ!!』なんて事を叫びやがったのです。今でも覚えてるよ。鈴木敦也、貴様だ、貴様。メチャメチャ恥ずかしかったぞ、おい、敦也!てめえに俺は深く傷つけられたんだよコノヤロウ。その時はちょっとした産毛程度だったんですけど子供としてはかなりショックな事だったのです。


それで、その事件よりももっと重大な問題がありまして。5年生ってのは俺の行ってた小学校は移動教室というのがあって。要するに修学旅行みたいなもんです。そこで俺はなやみました。


『ちんげか・・・。』


『他のヤツはもう生えてんのか!?』


『いや・・敦也のヤロウは生えてなかったな。』


『やべぇ。』


『俺は他のヤツと違う!』


俺は非常に焦りました。人はまだ生えていないのに俺だけ生えている。この事実は少年アイバにとっては耐えがたいものでした。学校のトイレでうんこなんかしたら大変だったじゃないですか。あだ名にウンコとかつけられたりしたらもう目も当てられません。ちなみに俺は下からうんこが出る様を見られたことがあります。それからしばらく結構笑いモノにされてしまいました。そういう風に小学生くらいのガキの場合はちょっとした出来事がその後の学校ライフに大きな陰を落とす事も充分あるのです。


そこで俺が最も懸念していたのは移動教室に行ったらフロに入るという事実です。そしたら敦也だけでなく他のヤツにも俺が最先端を行く子供である事がばれてしまうじゃないですか。俺はとてもとても悩みました。まあ、結局の所剃っちまえばわかんない、という所に話が行くわけです。


ああ、剃ったさ。剃りましたとも。




いつも親父が髭をそってる髭剃りでな。


しかも母親に添って貰ったのはここだけの、ひ・み・つ。



table     table
□■BACK■□HOME■□