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音楽をそれなりに好んで聴いてきた人でもある年齢以上になると、高校生や大学生だった頃に比べてだんだん音楽への興味って薄れてくるものなんでしょうか。大学を卒業する頃になるとこんな事を言う人とよく出会うようになりました。
『だってあの手のバンドってどれも同じなんだもん。もう聴く気がしないよ。お腹いっぱい〜。』
どうです?そんな人って身近に結構いません? イヤ、それが悪いという話では無くてね。実際さ、音楽の同一ジャンルにくくられているバンドとかアーティストの曲って似かよったモノが多いでしょ。メタルとかメロコアとかブルースとかR&Bとか、SOULとかジャズとか何にしてもさ。
で、そもそもあるジャンルに興味が無い人がそのジャンルの音楽を幾つか聴かされたところでみんな同じように聴こえちゃうもんでしょ。最初から同じジャンルにくくられる音楽なんてそんなもんだと思うんですよ。似かよってても問題無いというか、似かよってても好きな人にとってはそれぞれの違いを自然に判別できるというか。
それはやっぱり自分にとって非常に興味があるジャンルだからこそ、それぞれのアーティストのメロディーセンスやアレンジセンスの違いを感じ取れるわけで。興味が無いなら大雑把な雰囲気だけを感じて『みんな同じ』に聴こえてしまうって事でしょ。
若い頃に熱心に好きなジャンルの音楽をむさぼるように聴いてきた人がある時から『もう、みんな同じで聴く気がしなくなった』と言う現象は音楽そのものに対する興味がなくなってきちゃった証拠なのかなあとか思うのです。
そのジャンルの音楽自体が煮詰まってしまってつまらないジャンルになってしまった・・・みたいなニュアンスで前述したセリフを言う人が多いけど、実際はそうじゃ無くて、単純に自分が興味を失っているだけだったりするんだろーなあとか最近すげえ感じます。
言いたい事わかるかなあ。
ほら。アイドルの女の娘とか見て、おっさんやおばさんが『最近の若い子はみんな同じに見えるなあ』なんていうのと同じで、アイドルが昔と比べて無個性になったわけじゃなく単純に興味が無いから同じに見えるってのと共通してるというかさ。モーニング娘のメンバーの判別がつかないなんてファンからすりゃありえない事じゃん。全然違う顔だもん、皆(どうやらファンらしい)。
俺も一時期そんな時があったけど、最近はまた高校生や大学生の頃と同じく『み〜んな同じだよ』なんて冷めた事は言わなくなってきました。
まあ、何が言いたいかというと。
俺はまだまだ若いのだ!
と主張したいって事です。
あっはっは。 |
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