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僕、俺、私


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『そこが変わってしまったら僕は僕でなくなってしまう。』


・・・・・そんな部分を僕は大事にしたいのです。


『俺は俺のここが嫌いだ。』


・・・・・俺はそんな部分と向き合いながら改善したい。嫌いな部分を直す事が成長するって事だろう?


『私は私の未熟な部分を知っています。だけれどそこが変わってしまう事によって私の知っている私じゃ無くなるかもしれない。』


・・・・・私はそうなる位ならば未熟なままの私でいたいのです。


僕が言う言葉はウソじゃない。


俺が言う言葉もウソじゃない。


私が言う言葉だって本当。


僕。


俺。


私。


僕は俺だし、俺は私だし、私は僕。


僕、俺、私。


それらは一つに出来るほど単純なモノではない。それらは絶対に一つにはならない。一つに出来ればどれだけ楽だろう。自己完結してしまえば一つになったように見えるかもしれないけれど、実際は一つにはなっていない。


どれかを捨ててしまっているだけ。


それでは何の意味も無い。


僕、俺、私、それらの言葉に常に耳を傾けながら歩いて行くのは大変だけれど、そうしなければ何の意味も無い。


何の意味も無いんだよ。



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