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The heart抜粋シリーズ5 [2002/01/14 (Mon)] - 無駄な事


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ここの所、ホントにコレといった出来事がないので更新頻度が落ちているな。別にそんなんどうでもいいケド。日々の唯一の楽しみが勉強しながら聴いている音楽だ。まあ、サイトの更新やインターネットもそれなりに楽しいケド、音楽を聴いている時間の方が長いので音楽の方が重要な位置を占めている感じ。


俺は10年後、20年後も音楽を聴いているだろうかと、ふと考えたのだが多分聴いている。俺は一生音楽ファンだ。俺の家族で音楽を熱心に聴くのは俺だけ。アニキは高校生くらいの時までメイデンやレインボー、キッスなども聴いていたようだが、今ではすっかりテレビで流れている音楽をたまにCDを買って来て軽くBGMにする程度のようだ。


で、俺の周りの友人たちもバンドをやっている人達でさえ、徐々にリスナーとしての音楽への情熱が無くなっているように見える。なんというか、リスナーとしてもう新しい音楽を開拓しようという意思があんまりなくなってる人が多い。多分そうやってだんだん音楽から遠ざかって行くんだろうな。ロックとかから卒業するっていうか。


だから飲み会とかで高校生の頃に聴いていたような音楽の話はとても盛り上がるんだけど、新しい音楽や今聴いている音楽の話はあまり盛り上がらない。具体的に自分がこれカッコイイよ!と薦めたりしても『今更そんなの聴く気がしない』的な感じで大した反応が得られない事が多い。


中学生や高校生だったころの『自分だけのお気に入りを探してやる!』みたいな好奇心とか探究心ってのが無くなっちゃてて、自分の中で『もうこれだけ聴いてりゃ良い』みたいに固まっちゃってるから新しいモノを『今更』の一言で片付けてしまうのかもしれない。


それが良いとか悪いとかって話じゃなく、音楽に限らず年をとると仕事とか結婚とか色々制限される事が増えてくるから徐々に個人的趣味の部分ってのはだんだん排除されて、生きる上で無駄な事や、無くても良いような好奇心は削られていくのかなって思った。


もちろんそれまで大好きだった趣味に対して興味を失うこと、新しいモノを『今更』の一言で片付けてしまえる事がいけない事だとは思わないけど、それってなんだかガキの頃の好奇心とか探究心を失っていくようでやっぱり淋しい気分にはなる。


最初に書いたように俺は今の時点では音楽という自分の大切な趣味への好奇心や探究心は全く失っていないし、むしろ昔より増している勢いなのだけど、周囲のそういう流れをみていると、俺にも趣味とかを排除して生きる上で無駄な事にはあまり関心が無くなっていって音楽を聴かなくなる時が来るのかなって思うとちょっと淋しくなるな。


でも俺は一生音楽ファンとして目を輝かしていたいと思う。くだらなくて、実際は無くても生きていけるような無駄なものにもガキみたいに目を輝かしていたいと思う。俺はたまたま音楽だったけど、これは様々な人それぞれの趣味にも当てはまることかもしれないよな。



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