我らがZONEの新曲。なんで音楽日記じゃなくてここで取り上げているのか?という疑問を持つ人もいるかもしれないけれども、アイドルと音楽は明確に分けたいからです。これは旧サイトからのスタンスで、これからもそれは変わりません。ロックなんかとアイドルソングとを同じような基準で語っても意味ないと思うんで、アイドルの曲はこれからも全部こっちで取り上げます。
これはリーダーを演じさせられていたTAKAYO脱退後の初のシングル。その脱退劇の裏では『我』を出したくなった彼女がアイドルとしては邪魔になってしまい脱退するしかなくなったのかな、なんていうちょっとネガティヴな雰囲気があったけど、それを吹き飛ばすくらい爽やかで良い曲だと思います。ZONEってデビュー当時はインパクトモノで売り出している感じが少しあったけど、ある時期からそゆのをやめて『良い曲で売ろう』っていう方向にスイッチしたので確かに良い曲が多いです。この曲も同様。俺が中学生の時のバンドブームの頃にいっぱいいたような和製ロック的な曲でだいたい統一してるので、モーニング娘なんかとは違って結構マジメに『音楽』として聴けるのが良いのよね。
リンドバークなんかの方向性の焼き増しではあるけど、きっとバンドブームの頃に青春を過ごしたような人たちがバックにいるんじゃないのかななんて思います。勝手な俺の推測だけどね。でもまあ、CDでの演奏はすげえ巧いのでレコーディングで全部を彼女たちが演奏してるということはちょっと考え難いし、音楽の創作面でZONEの娘たちが関わってるということもないと思うんでやっぱりアイドルソングの域は出ませんけど。
けど、いくらアイドルソングっつってもモーニング娘のように統一性が微塵も無く、メンバーもやたら入れ替わり、ワケのわからないユニットを乱発して、結果的にファンが置いてきぼり状態になってしまうようなのは言語道断だと思うので、ZONEみたいにある程度ファンに『どういう風に売りたいのか』ってのがわかるようになってるアイドルはやっぱ素直に応援したくなるんだよね。でもアイドルをこういう正統派な曲で売ろうとしても、ある程度までは売れるだろうけど、国民的アイドルと言えるほど売れるのはちょっと難しいと思います。実際、ZONEってもう一皮剥けきれない感じがあるんだよね。
でも俺個人はZONEを応援しています。 |
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