うちの奥さんがママ友から借りてきた子育て漫画。
やっべぇええ!これめちゃくちゃ面白い!!子育て経験者のパパママ(特に男の子を持つパパママ)全てに読んで欲しい傑作ですよこれ。こんなに声を出して腹を抱えて大笑いさせてくれた漫画に出会ったのは一体何年ぶりだろう。いやはや本当に面白いです。超オススメ。
筆者自身があとがきの中で語っているんですが、筆者がこの漫画を書くに当たって最初に決めたルールがあるそうです。それは、子育てノウハウ的なことは一切書かないということ。ここのスタート地点が他の子育て漫画と大きく違うところであり、素晴らしいところなんです。
本作の筆者は、ネットで頭でっかちなバカママ達が、形ばかりにとらわれてくだらない論争を繰り広げているのを目にしてから、ノウハウ的なことは一切省こうと決心したそうです。これって以前から俺が奥さんに話していたこととピッタリ一致するんです。
これは○歳までは食べさせちゃいけないだとか、そんなもの食べさせる親は最低だとか、子供をしつけするに当たってこれは絶対に譲れないだとか、とにかくネットや育児本や育児雑誌なんかで得た知識を持ち出して理屈ばっかり並べて、頭でっかちになっているバカママたちのネット上での論争はとてもつもなく滑稽なんですよ。
そういうバカママがやってるブログでは理想的なママ像を演じている自分だけを記事としてとりあげるから、それを読んで『こうでなきゃいけない』と、またくだらねぇ頭でっかちが増えていく。ホントばかげてる。実際は子育てっつーのはそんな格好いいもんじゃないんですよ。スマートになんて出来なくて良いんですよ。
そりゃー、泣いてるこどもを必死こいて寝かしつけようとしていたらいきなり子供にパンチ食らって、イラっとして怒鳴っちゃったり、つい小突いちゃったりする自分のことなんか理想を追い求める頭でっかちバカママは書きゃーしないんです。かっこいい部分だけ切り取って書くんですよ。それに煽られてスマートに子育て出来てない自分を責めるのなんか何の意味も無い。
それを一喝してくれるのがこの漫画。ここにはくだらねぇ気取った理想なんて描かれていません。しっかりとエンターテイメントとして成立する面白さを持っていながらも、子育ての現実や体裁を気にしたくだらねぇ頭でっかち子育てブログなんかを吹き飛ばす本当の子育ての辛さや面白さが描かれています。
本作は今現在、1歳〜3歳くらいまでのお子さんがいるパパママはもちろん、これから子育てを控えているパパママ、過去に子育てに悪戦苦闘した先輩パパママ、その全ての人たちに読んでもらいたい超一級品の作品です。
上から目線で理想を語るバカの話なんかよりずっとずっと励みになり、そして、同じような場面にぶつかったとき、笑い飛ばせるパワーをくれることを保障します! |
|