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■[ 日常 ] 2003/12/14 [ Sun ] - 誕生日だった
・今日、誕生日だわ。でも全然嬉しくない。年食いたくない。


・とりあえず今日はヒトリゴトな感じで。


・義姉の実家である静岡からスゴイ高級なしゃぶしゃぶの肉が送られてきたので今日の夕飯はしゃぶしゃぶ。本当はただ、たまたま誕生日にしゃぶしゃぶを食うことになったってだけなんだけど、俺の中で誕生日祝いのしゃぶしゃぶってことにした。別に普通に食うだけだけど心意気的に勝手にそういうことにした。


・さっきまでサイトの改造をしてた。ゲームのコンテンツのレイアウトが気に食わなくてずっと気になってたのを全部直した。すごい変わってるんだけど見てる人的にはあんまり変わってないかもしれない。文字の書いてあるところの仕切り方とかそーいうのを整然と直したつもり。チョー満足。


・輸入盤のCDって品質悪いよな。日本盤のCDは歌詞とか解説とかついているというのだけじゃなくて品質そのものもかなり良い。↓このCDはプレイヤーに挿入するとシャカシャカ音がして途中から跳ねたりするんだけど、原因究明の為にプレイヤーのカバーをあけて中身むき出しの状態でCDを挿入してみた。



J.J. CALE


すると、プレイヤーのCDを固定する部品がCDの真ん中の穴にしっかり入らずにCDがガタガタした状態で回転していることが判明。指でCDをその部品を軽く押したらカコっとハマってシャカシャカいわずにちゃんと再生できた。CDが固定されないまま回転してたからシャカシャカ音がなってしかも読み取りも上手く出来なかったわけだ。


つまりはCDの加工がいい加減で真ん中の穴が綺麗に開いてないからプレイヤーがCDをおさえる部品がしっかり入らなかったと。なのでハサミの刃で真ん中の穴の淵をこすって少し削ったらすんなり再生できるようになった。日本盤ではまず無い現象だ。やっぱり日本製品は素晴らしいのだなあと改めて思ったよ。でも欲しい洋楽のアルバムがCCCDだったらCCCDじゃない国の輸入盤を買うけどさ。


因みに上のCDはJ.J. CALEのアルバム。すんげえ名盤ね。



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■[ 姪の『りの』さん ] 2003/12/15 [ Mon ] - 金太郎な『りの』さん

クマがうまく描けない。

姪の『りの』さんは、やたらとクマのキャラクターが
描かれている服を着ている。彼女の服の9割以上は
クマの絵柄の服なのではないかというほどいつもクマ。

『なんでコイツいつもクマの服ばっかりのなの?』と
『りの』さんのおじいちゃん、つまり俺の親父に尋ねたところ、
『金太郎に似てるからじゃねーか?』との返答が。
金太郎といえば確かに相棒がクマだけれども、
女の子に対してその言い草はあんまりだと思った。

でも、日々のわんぱく振りと、食いしん坊振り、
そして丸々とした顔と体は確かに金太郎。
オノを担いでクマにまたがる姿がしっくり来る。

女の子なのに。




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■[ 姪の『りの』さん ] 2003/12/15 [ Mon ] - リアル『りの』さん

か、顔でけぇ・・・。

姪の『りの』さんは、顔がデカイ。
向かって左の姉の『マホ』さんは4歳と4ヶ月。
向かって右の『りの』さんは1歳と4ヶ月。
3歳も違うのに顔の大きさが『マホ』さんと変わらない。
というかむしろ、心持ち『りの』さんの方がデカイ。
さすが金太郎に似てるだけのことはある。
念を押しておくけども、『りの』さんは女の子です。
いくら金太郎っぽくても女の子です。です。




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■[ 日常 ] 2003/12/19 [ Fri ] - 生物学的危険
あー。痒いー。痒くて眠れない。


最近とても寒くなって、しかも空気が乾燥してるじゃないですか。そんで風呂に入ってから眠ろうとすると肌が乾燥して背中とか腕とか足とかそこら中が痒くなって眠れなくなる時があります。で、今それ。かゆーい。すげーイライラする。テメーコノヤロウ。


一回寝に入ったのに痒すぎて仕方なく起き上がってこれを書いてる始末。日付は19日にしたけど深夜1時過ぎなので感覚的には18日の夜だわね。かーゆーいー。そんなだから書きたいことが決まっててこれを書いているわけじゃなく、書きながら考えてる感じです。だからまとまり無いです。


BGMはBIOHAZARDのライブ盤。ゲームのBIOHAZARDじゃないよ。最近の彼らよりも初期の頃の方が濃ゆくて良いね。最近のも充分好きだけどね。でも初期のようにドロドロネトネト感があった方が取っ付き難い代わりにまとわり付くような中毒性がある気がする。


BIOHAZARDってバンド名は最初の頃はずっとバンドが独自に考えた言葉だと思ってて、ファーストのジャケのマークもバンドのマークだと思い込んでたんだよね。BIOHAZARDマークってハードコアっぽくてカッコイイじゃん。でもホントに存在するマークなのを後になって知って結構驚いたりして。


BIOHAZARDのマークって実際に生物学的な危機が起こったときに表示されるんじゃなく、ある危険度以上の細菌とかを研究してる場合にその部屋のドアに表示義務があったりとかそーいうのじゃんか。これはキケンだよーって前もって教えるいわゆる警告マークじゃん。


だから近所にBIOHAZARDマークがついている研究機関があったらすげーイヤだなー。放射能マークよりもイヤだ。自分の家の隣にBIOHAZARDマークが貼ってる建物があったら絶対引っ越す。ゲームの影響もあってなんかやたら怖い感じがする。T-ウイルスとか研究してそうで怖い。アンブレラだよきっと!


生物学的危険・・・・。つうか今俺自身が生物学的危険にさらされています。全身が乾燥で痒くなるという生物としての危機。(俺、いま上手いこと言ったよ? 思ったよりちゃんとまとまったよ?)



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■[ 日常 ] 2003/12/21 [ Sun ] - カイカイが治ったっぽい
この前乾燥肌でカイカイになって眠れないって書いたけど、その時にメールフォームからアドヴァイスをしてくれた人がいてね。乾燥肌用の薬用ローションをつけると良いんだって。そのメールには具体的に商品名も書いてあったからそれを探しにドラッグストアに行ったらバッチリ売ってたんだけど、他のメーカーの同じようなヤツよりも高いの。人気商品だから値引率が低かったっぽい。


それで諦めてちょっと安いローションを選んで帰ろうとしたら薬用入浴剤で乾燥肌に効くのが売ってるのが目に入ったのでそれも買いました。で、ローションはとりあえずぬるのがメンドイので入浴剤を優先的に試したらすごく効いたっぽい。全然カイカイにならなかったよ。俺の親父も乾燥肌でカイカイになる人なのだけれど、親父も治ったらしい。これは良いね。


別にオチとか無いけど。



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■[ 運営 ] 2003/12/21 [ Sun ] - 殆どヒトリゴトです
トップのレイアウトがどーもしっくりこないなあ。


基礎部分はもうずっとこれで行くって納得してるのだけれど、文章が書いてある部分がどーも上手いこといかないよ。ここはもう純粋なテキストサイトではないわけだけれど、最新のテキストはとりあえずトップに置いておきたいのね。そしてゲームサイトらしくミニゲームガイドもスペースを大きくして、やっぱりトップに置いておきたい。


濃い記事じゃなく、気楽に書けて尚且つ読むほうも気楽に読めるようなモノとしてテキストやミニゲームガイドを書いているから、そゆのはアクセスしたらすぐに目に入るところに置いておいた方が良いじゃんか。そもそも大した手間が掛かってるモノじゃないから見る方もわざわざメニューをクリックしてまで見ない場合も多いだろうし。けど気楽な文章だからアクセスして最初に目に入れば何となく読むだろーなってことでトップに置くことに拘ってるのね。


大昔、もう5年以上前にサイトを始めたときにはトップにこういう文章を載せているサイトはそんなに多くありませんでした。好きだったサイトがたまたまメインコンテンツを更新しない間の繋ぎとしてトップに文章を書いていて、更新に手間のかかるメインコンテンツを毎日更新するのは無理だし、確かにその方法は賢いなということで真似したのがはじまりなのね。


トップが頻繁に変化していればメインコンテンツの更新がゆっくりでも活き活きした感じが出るでしょ。今ではトップに日記とかを載せるのが当たり前みたいになってるけど、俺がサイトを始めたころはそうでもなかった。で、このテキストやミニゲームガイドは一応その初期の頃と同じ位置づけとして書いているモノなので、トップに載っていないと全然意味が無いんだよね。


で、テキストとミニゲームガイドは一応違う方向性の文章だから出来ればタテに並べたくないんだけど、どーーーーーやってもタテに並べるしかトップに載せる方法が無くてすごくしっくりこない。アクセスしていきなり目に入る場所に載せたいからトップに載せているのに、二種類の文章を縦に並べるってことは、テキストかミニゲームガイドのどちらかがページの下の方に追いやられるわけで、その時点で『いきなり目に入るモノ』じゃなくなってしまう。


だから出来れば横に並べたいんだけど、そうすると800x600に収まらないんだよなあ。1024x768以上に割り切っちゃえば良いんだけど、それもなんかこうイヤだったりして。ノートパソコンで見てる人は800x600だったりするもんね。意外と見る人のことを考えながら作ってるんですよ実は。もちろん、自分がやりたくないことを見てる人の為にやるなんてバカげたことはしないけど、自分が見る側だった場合を考えたときに、『ここはこうなってた方が見やすいよな』とか思うところは当然あって、それを無視するのは自分としても不本意ってだけ。


んー。ミニゲームガイドはトップページに載せるときだけ細長くして、以前のように右側に置くって方法しかないかなやっぱ。ログはちゃんと見易いように長細くならないように残していけば良いし。んー。でもそれはそれで見づらいんだよなー。んー。と思ってやってみたら意外とイケル。ああ。良いじゃんこれ。前は角が丸い画像で周りを囲っていた関係で左右に20ピクセルずつ、つまり計40ピクセルも余計なスペースが必要で、その分文字が書ける場所の幅が狭かったけど、このテーブルの画像ならいっぱいいっぱいに文字が書けるから問題ないじゃん。これで行こうそうしよう。オッケー。超シックリ。



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■[ 日常 ] 2003/12/21 [ Sun ] - 順番を間違えている
珍しくゲームの話題を。ああ、でも本旨はゲームの話題じゃないかも。


今、夜寝る前にゲームをするのが習慣気味になってるという、試験勉強している者の立場としてはあまり思わしくない感じなのだけど、とりあえずメタスラ3をやってます。やっぱり難しいですねコレ。すっげー面白いけど。実のところおれはとてもゲームが下手なのでワンクレジットでクリアできるアクションやシューティングってホンのチョットしかないのです。だって難しいの多いじゃん。特にアーケード出身のゲームは。だからレビューで取り上げているくせにメタスラシリーズも実はワンクレジットではクリアできません。


一作目はファイナルミッションの中盤までしか行かないし、2もファイナルミッションの中盤、3にいたってはいっつも3面ボスで終わります。その後は連コンティニューでとりあえずエンディングを見ておしまいって感じ。何回やってもボスまでロボットを維持した状態でたどり着けないんだよー。生身で3面ボスと戦うのつらいよー。難易度がやや高めのアクションやシューティングはすんげえ頑張っても最終面あたりで挫折するケースが多いのよね。シューティングでは大好きで凄い頑張ってやったレイフォースなんかもラスボスまではいけるようになったのにラスボスの凄まじい攻撃に諦めちゃった。


一般的にそれなりに難しいと言われるゲームは殆どクリアできるようになったことがありません。その辺俺の性格をよく反映してるなーと思う。『こんなのどーすんだよ』って思った次には『俺にはセンス無いから無理だ。』って投げちゃうのね。なんかこう色々なところで身に覚えのある感覚。『クリアできるヤツがいるんだから俺だって!』ってチャレンジする方向に気持ちが行かないのね。実際、集中的に同じゲームをやり込む期間って1週間やそこらなんだよね俺。飽きるわけじゃなく単に諦めちゃうんだよね。あとはたまーにダラダラっとやる程度になっちゃうの。たった一週間やっただけで無理って投げちゃそりゃクリア出来るようになんからなんよね。その辺、やっぱ他のことでも身に覚えがある感覚。


勉強なんかも1週間くらいグアーってやる時期があったと思ったら突然『あーもう無理。俺頭悪いからな』って投げちゃってあとはダラダラ。ずうううっとそんなんだよ。そーいや、バンド活動でのドラムの練習もそんな感じだった。最初はある程度急激に上手くなったけど、その次のステップの地道な練習が必要なレベルになるとすぐ諦めちゃってちゃんと練習しなかった。だから全然上手くならなかったね。


何にしても根気よく取り組んで『他のヤツに出来るなら俺だって出来るはず』と前向きに考えてやり続けるっての大事だよね。ああー。今の俺に一番大事なことだよなそれ。今取り組んでいる就職試験の勉強も同じだよなあ。俺にとって今大切なことは、困難にぶつかっても諦めるのではなく、逆にそれを前向きな気持ちに変換し『難しいことだからこそやってやる!』という気迫と根気を持つことだ。そしてその結果『俺だってやれば出来るじゃん』って自信をつけることだ。


つまりのところメタスラ3をクリアできるようになるまで頑張れれば自信がついて就職試験も受かるんだ! やった! 良い所に気づいた俺! (いや、そうじゃないだろ俺)



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■[ 音楽 ] 2003/12/26 [ Fri ] - 掌・くるみ / Mr.Children

くるみ掌今、かなり売れているミスチルの新曲。ミスチルに関しては説明なんか不要だと思うんで、アーティストの紹介的な文章は省きつつ本題に入りますけども、とにかくこのシングルは素晴らしい。文句なく曲がいいもん。『掌』も『くるみ』もどっちも久々に飛びぬけた名曲だと思います。桜井さんが病気で休養に入る前のミスチルは悪くは無いけど停滞感があるなあと正直感じていました。常にあるレベル以上ではあるんだけど、『CROSSROAD』とか、『TOMORROW NEVER KNOWS』とか『INNOCENT WORLD』とかにくらべると胸にグググっとくるものが少し足りなくて彼らにしてはもうちょっとかなあってのが多かったように思うんですが、ここに収められている両A面となる二曲は久々にガツンとくる楽曲に仕上がっています。これはテレビで流れてるのを何となく聴くだけじゃ勿体ないのでみんな買うといいです。


歌詞からメロディーまで全てが素晴らしいよ。この二曲を聴くと冗談抜きで泣きそうになる。歌うともっと泣きそうになる。それほど胸にグッとくる。こういうのが売れるってのはすごく真っ当なことなんじゃないかな。オリコンにおいてのデイリーランキングでもかなりしぶとく1位にいるけどそれも納得だよ。


まずは『くるみ』に関してですがファンサイトのBBSを見てたら『くるみ』ってのはど『未来』をさかさまにして『来未』として、読みを変えて『くるみ』ということなんじゃないかなって言ってる人がいたけど、それを見て『ああ!なるほど!』と思わず声を出してしまいました。で、未来をさかさまにしたモノだから過去を意味するのかなって推測してる人もいた。それも『ああ!なるほど!』と妙に納得。インタビュー記事とか読んだことが無いから実際のところは知らないけどたぶん大きくは外れてないんじゃないかなあ。


この推測を踏まえて曲を聴くとさらに泣ける。ちょっとジャジーな雰囲気のピアノのアレンジや、サビでの盛り上がり、そして後半ではサビとは別にもうひと盛り上がりする構成など俺の好みにガッチリはまっています。そして『掌』。こちらは歌詞において桜井さんが得意とする手法をもっとも理想的な形で具体化したかのような仕上がりでこれまた俺のハートをガッチリとキャッチ。


桜井さんの書く歌詞って、誰にでも思い当たるようなことを上手い具合に形にしているものが多いんですよね。それほど凄いことを言っているわけじゃなく、言葉にはしないけど多くの人が感じていることを歌っているだけ。もちろんそれだけならば大した手法じゃないけども、彼の書く詩ってのは、一曲の中でポジティヴな詩よりも、むしろネガティヴな詩の方が割合が高かったりするんですよね。掌もまさにそれに当てはまるタイプの曲です。


抱いたはずが突き飛ばして
包むはずが切り刻んで
撫でるつもりが引っ掻いて
また愛 求める
解り合えたふりしたって
僕らは違った個体で
だけどひとつになりたくて
暗闇で もがいて もがいている


サビにはこういった悲しい詩を持ってきて、しかも序盤でも、とにかく人の悲しい性を畳み掛けるように歌っています。それがやっぱり多くの人が思い当たるようなモノで、どうとでも解釈できるような言葉を選んでる。そして。


ひとつにならなくていいよ
認め合うことができればさ
もちろん投げやりじゃなくて
認め合うことができるから
ひとつにならなくていいよ
価値観も 理念も 宗教もさ
ひとつにならなくていいよ
認め合うことができるから
それで素晴らしい


と、サビとはメロディーを変えてポジティブなことを歌っています。ミスチルにはこういう曲って結構多くて、これがかなりポイントなんじゃないかなあと思うのです。つまり、誰もが思い当たるネガティヴな感情や状況、人としての性を多くの言葉を使って歌い、『でもさ。』みたいな感じで少な目の言葉でその曲で訴えたいポジティヴなテーマを歌う。これってすごく巧妙な曲の作り方だと思うよ。


彼らの過去の名曲『My Life』なんかでも、あんまりカッコよくない主人公の生き様を歌った後で『いいことばっかあるわけないよ それでこそmy life』とサラっとちょっとだけ格好悪い主人公が前向きな気持ちを持っている感じを表現しているし、『雨のち晴れ』なんかもその部類だと思う。個人的に超名曲だと思っている『花』なんかは、ネガティヴって程ネガティヴな詩が多いわけじゃないけど、ポジティヴな気持ちを歌い上げる時に『すべてをぶっ飛ばせ!』みたいに勢いのある気持ちにいきなり飛躍するのではなく、儚いけど綺麗な花を題材にして『ちょっとした気の持ちようだよ。』って感じのさりげない雰囲気を醸し出しつつ自然に心に入ってくるように仕上げてる。


なんつうか、ポジティヴな結論に持っていく場合にも、桜井さんの書く詩って、必ずネガティヴな描写が挿入されていて、しかもそれが結構具体的なのよ。だから物語風になってる曲も多い。具体的だと聴き手の共感を呼びにくい部分もあるんだけど、一曲の中で色々なタイプの状況を描いて、しかもどうとでも解釈できるような言葉の選び方をしてる部分も必ずある。そして何よりも、歌詞の中の主人公たちが感じていることや気持ちの持って行き方が庶民的で基本的にかなり控えめになってる。だからスっと心に入ってくるのよね。


メロディーに関してはさっきもちょっと書いたけど、サビとは違う展開をする部分が後半に入っていることが多いのがポイントだと思う。そこにその曲のテーマとなる歌詞を持ってくることで、聴き手に分かりやすくテーマを理解させて、心を捉えてる。こういう曲の作り方をしてるアーティストって日本の売れている人達の中では意外と少ない気がするんだよね。そういう意味で彼らの曲は洋楽的な盛り上がり方をする曲が多いのかもしれない。『名もなき詩』の後半の盛り上がりとか、『花』の後半のちょっとヘヴィーなギターリフが入るところとかみたいに詩は庶民的なレベルに留めてありつつ、メロディーは物凄く熱く盛り上がる。桜井さんは曲の作り方がすげー上手いと思うよ。


エルヴィス・コステロやビートルズなどにモロに影響されている楽曲も多数あって、特にエルビス・コステロの影響を露骨に出している曲(例えば『シーソーゲーム』とかかなりモロにコステロテイスト)もあるけど、それを上手い具合に日本の音楽としてわかり易くまとめ上げているのも上手いなあと思います。


ああ。あと。彼らがここまで根強い人気を誇っているのは、シングルの楽曲が良いからってのは当然として、シングルにならなかったアルバム曲にも飛びぬけた名曲が多く存在するってのも大きな理由のひとつになっているんじゃないかなと思います。


というのも、日本ってシングル先行型だから、アルバムが『あのシングル曲が入っているアルバム』という売れ方をすることが多いでしょ。『シングル曲多数収録!』みたいな宣伝文句で売り出して、実際に聴くとシングル曲だけが浮いていて、アルバムオンリーの曲は捨て曲気味のモノが多かったりすることも少なくない。そういうアルバムを出すアーティストは根強いファンが付きにくいっていうか、やっぱ消えていくよね。彼らの場合はアルバムの楽曲もかなり高いレベルで作ってるし、名作『深海』では、シングルを中に混ぜながらも、アルバム全体をひとつの作品として仕上げてる感じがしてすごいなあと思ったりしたし。


話がそれまくったけども、とにかく、『くるみ』と『掌』は両方ともミスチル屈指の名曲であり、ある意味、桜井さんの計算高い作曲センスが遺憾なく発揮された曲だと思う。まじ泣けるよコレ。ミスチルの曲で久々にキタねー。



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■[ 日常 ] 2003/12/26 [ Fri ] - 料理番組禁止
あー。腹減ったー。夜の11時とか12時とか微妙な時間に料理を食う番組やるのやめろよなー。V6の料理をゲストにご馳走する番組見ちゃったらお腹がグーグーなってるよ。寝る前に何か腹いっぱい食うとその時は幸せいっぱいで気持ち良いけど翌日の朝にホンノリ気持ち悪かったりするし、何よりも太るしさー。マジ夜中の料理番組は禁止するべき。あー。腹減ったー。



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■[ 思想 ] 2003/12/28 [ Sun ] - カウンター
俺は死にます。


貴方も死にます。


みんな死にます。


そんなことはみんな知ってるけど遠い未来のような気がしてる。早く給料日こねーかなーとか、早く週末にならねーかなーとか、そんな風に考えるのは割と普通だけれど、ちょっと考え方を変えてみるとちょっと怖くなる。来週の今日は自分は死に7日間近づいたことになる。明日になれば死に一日近づいたことになる。刻々と死は近づいている。生まれたときからみんなの背中にカウンターがついていて、そこに余命何日かが書かれていたら。一日一日その数字が減っていったら。


多分、生き方が変わる人がいっぱいいる。


カウンターがあろうがなかろうが。


確実に今日、俺は死に一日近づいたのは確かだ。



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■[ 音楽 ] 2003/12/30 [ Tue ] - EAT 'EM AND SMILE / DAVID LEE ROTH

DAVID LEE ROTH10年以上ぶりに聴いたよコレ。元VAN HALENののデイブのソロ第一弾アルバム。多分これの前にEPを出してるけど、フルレンスアルバムとしてはこれが最初です。ギターにSTEVE VAI、ベースにBILLY SHEEHAN、ドラムにGREGG BISSONETTEというとてつもないメンバーで作られたこのアルバムは極上のハードロックアルバムに仕上がっています。実はこれを買った当時はデイブのヴォーカルが苦手であまり聴かなかったのだけれど、今聴くとメチャメチャ良い。こんな良かったっけコレ? で、VAN HALENの初期のアルバムも引っ張り出してきて聴いてたんだけど、VAN HALENは今聴いても微妙な感じでした。VAN HALENは昔からあまりしっくりこないバンドだったんだけど、その理由としてデイブのヴォーカルが独特過ぎるというのがありました。でも、実のところそうでもないっぽい。だってこのソロアルバムは今聴くと全然好きだモン。


じゃあ何故VAN HALENが苦手かっつうと多分ドラムとギターの音。ALEXのドラムってリズムやフレーズに上手いんだか下手なんだかよくわかんないような変なクセがあって、しかもスネアからタムまで妙なポコポコした音なんだよね。もうそれがいくら聴いてもしっくりこないのよ。それに加えてEDWARDのギターも上手いのは認めるけど音作りがどうしても好きになれないんですよね。せっかく久しぶりにVAN HALENのアルバムを引っ張り出してきたんで、これから改めて聴き込んでみようとは思ってるけど。好きになれればそれに越したことは無いしね。


話がいきなりVAN HALENにスライドしちゃったのでデイブのこのアルバムに話を戻しましょう。とにかく本作は素晴らしい。凄いテクニックを持ったバンドに支えられているので、まず最初に演奏の凄さに注目されるアルバムだけれど、この上なくポップでハッピーで楽しいハードロックであることの方が俺にとっては重要だし、大きな魅力となっています。演奏的には難しいことをやってるけど、音楽としては難しいことは抜きにして楽しめる。このギャップが良いよね。


昔はデイブのヴォーカルってもっとクセが強いと感じてたけど今聴くとそうでもなくて、独特のノリと声質が猛烈に気持ち良い。曲によってはスティーヴン・タイラーを感じるときもある。単に楽しくてハッピーなだけじゃなく、野獣のような荒々しさみたいなものも持ってるのが彼の魅力でしょう。彼は現在でもコンスタントにアルバムを発表しているようなんだけど、近年はセースル的には完全に見放されてしまっているし、今後も再浮上するのは厳しいと思う。それでもこういう個性的なロッカーはいつまでも活動し続けて欲しいと思います。


因みにセカンド『SKYSCRAPER』もなかなか良いし、サード『A LITTLE AIN'T ENOUGH』はここで紹介しているファースト以上にパワー漲るハードロックアルバムなので、初期のソロアルバム三枚はとてもオススメ。明るくて楽しいハードロックが堪能できます。でも、逆にそういうのが苦手な人はアレルギー反応を起こして聴いてられないだろーけどね。



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■[ 日常 ] 2003/12/30 [ Tue ] - 今年もお世話になりました
と、いうわけで2003年ももうおしまいですね。


個人的には、結局今年も自分の置かれた状況を変える事は出来ずに終わってしまいました。何か新しいものを得たか、自分は精一杯生きていたか、そういうことを考えるともう泣きたくなってくるような年でした。正直、あっても無くても良いような年だったのかもしれません。


でも、ものは考えようで、無事に過ごせただけでも感謝しないといけないんだろうなという思いもあります。だから、今年の停滞期も自分が生きてた一年としてしっかり覚えておこうって思います。そして来年、なんとか立ち直って前進できるよう努力していきたいと思います。実際に前進したときに『こんな酷い年もあったなあ』って笑っていえるようになれれば良いななんて思いつつ。


何度も閉鎖復活リニューアル引越しを繰り返しながらサイトを続けてきて、本格的に日記やコラムを書き始めた1999年から締めくくりの言葉を毎年サイト上に書いてきました。でもそこで一度も『充実した年だった』って書いた記憶が無いんですよね。今年もこの有様ですよ。でもここで投げやりになっても誰かが助けてくれるわけでもないし、今はとにかく来年が充実した年になるように願いながら年を越したいと思っています。


あと、今年のサイト運営の状況は今までに無いくらいフラフラとしていて安定しませんでしたね。多分来年も思うがままに運営して、俺のことだから思いつきで閉鎖復活をまた何度か繰り返す可能性はあるけど、何だかんだ年を越す頃も何かしらのサイトはやっているでしょうね。だから2004年の締めくくりはどんな言葉で締めくくることになるのか今からちょっと楽しみっちゃー楽しみです。一回くらいは『色々あったけど充実した年だったぜー』って気持ちよく書いてみたいです。いや、書く。来年こそ書くぞ。


というわけで、長いこと俺のサイトを見てくれている皆さん、今年もお世話になりました。そして来年もよろしくお願いいたします。2003年のVGAの更新はこれで終わりにします。みなさん、良いお年を。



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