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■[ 日常 ] 2003/11/01 [ Sat ] - RPGのレベル上げ嫌い
うーむー。


バックドロップベイビーズのあげ山さんが日記にアスガルドっていうオンラインゲームをやっているって書いてたので、俺もちょっとだけやってみようと思ってダウンロードしてやってみたのですよ。今はゲームにハマってる場合じゃないのでホントちょっとだけ試しにって思ってね。レベル20まではタダで出来るらしいし。オンラインゲームはかなり昔にディアブロを友達だけしかいない世界で遊んだことがあるけど、知らない人がいる状態でこういうゲームやるのははじめてでした。


そんで、はじめたは良いけど最初全然わかんなくて、ただただフィールド上をウロウロしてました。その後、街と敵がいる所の間にある橋に立ち止まって橋から遠くを眺めながら独り言を言ってたのです。『よくわからんのう。』とか。すると横から話しかけてくれる人が。初心者だと言ったらすんごく親切で、服とかアイテムとかいっぱいもらったよ。みんなすげえ優しいの。基本操作とかも色々教えてもらってからひとりで敵がいるところに行って、花の形をしたモンスターに『こんにちわ』って挨拶したり、『あなたは悪者ですか?それとも花ですか?』とか言ったりしてたら、横にいた人がその花のモンスターを無言で殺してしまいました。せっかく俺がお花と話をしていたのに。


その後も知らない人がモンスターを倒すのを見て『諸行無常だなあ』とか言ったり、ひたすらモンスターに話しかけたり、地面に落ちてたパンらしきアイテムを見ながら『これを拾ったら拾い食いだよなあ。人として拾っていいのだろうか?』とか言ってたら横から来た人に拾われてしまったりしてました。とにかく独り言を話しまくって全然敵と戦わないで1時間半くらい楽しみました。独り言を延々と言ってるのは俺だけでしたけど。こういうゲームは確かにホンキでやったらハマりまくりそうだねー。ホント自由にのんびり自分なりに楽しめる。


俺はRPGでのレベル上げとかキャラ育成とかは大嫌いで、とにかくストーリーを先に進めたいと思う人なのね。レベル上げたり育成したりするのをめんどくせえと思っちゃうの。レベルなんか最低限で良いからとにかく先に進めたいの。だからラスボスを倒せばそれでもう二度とやら無いし、レベル上げが面倒で途中でやめたりすることも少なくないです。ファイナルファンタジー4なんか、終盤で闘うのが面倒で逃げまくりで無理やり進んでたらレベル40くらいでラスボスにたどり着いちゃって、ボスのビッグバーンとかいう攻撃を一発食らっただけで全滅してしまって、それ以来投げ出しました。FF5もボス直前でレベルが足りなくて足止め食らって面倒くさくて投げ出しました。FF4もFF5もお話は面白かったけどクリアはして無いのよね。そういやFF9もレベルが足りなくてラスボスで止めたんだった。


FF6は何とかクリアしたけど仲間を何人か見捨てたし、FF7も最低限のことしかやらずにクリアしました。FF8はやってません。とにかく育成とか面倒くさくてやってらんねーのよね。俺としてはイースくらい楽な方がいい。そんな俺でもオンラインゲームは長く遊んでしまいそうな予感がしました。だからそこそこでやめておいた。これヤバイね。ハマるね。ひたすら独り言を言ったり、知らない人との会話だけでずっと遊び続けられそう。ウルティマとかもっとヤバそう。


つうかこのテキストでゲームの話書いたのはじめてじゃね?


ゲームサイトなのにゲームの話題が出てこないVGA。



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■[ 思想 ] 2003/11/02 [ Sun ] - 改めて思ったよ




テメーでテメーのことを毒舌っていうヤツに、ほんっとロクなヤツいないな。



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■[ 漫画 ] 2003/11/02 [ Sun ] - ベルセルク幻の第83話

このページくらいならネタバレにならんだろ。今日はじめてベルセルクの幻の第83話を読みました。コミックスには収録されなかったというアレね。蝕のときにグリフィスと神(と呼ばれるモノ)との会話で構成された話。かなり興味深い話なんだけど確かにこれはかなり突っ込んだところまで説明しすぎちゃってるから無いほうがいいのかなって思いつつも、これがあろうが無かろうがゴッドハンドや髑髏の騎士の謎が解けるわけじゃないしあってもいい気もするけど。でも、今後の展開の都合上、ここで語られた神の真実自体を変えてしまうつもりだから載せなかったっていう可能性もあるよね。コミックスに載せなかったという時点でこの83話は『コミックスには載らなかったけどホントはこういうこと』という意味の存在じゃなく、『なかったこと』と解釈していいんだろーな。

因みにこの話のでの描写の仕方がなんとなく大友克洋のアキラの終盤っぽいです。それと、今回は俺にしては珍しくネタバレをしないように気を使って書いてみた。さすがにこの83話について具体的に書いちゃうのはちょっとね。上の画像はその話の中の一ページだけど、ネタバレにならんだろーと思うページを選んだつもり。あと、この83話と一緒に現在雑誌での連載の最新までの話も我慢できなくて読んじゃった。多分12月に発売の26巻に収録される予定の分だと思うけど。相変わらず先が読めない展開でドキドキだったけど、ドワーフが作ったっつう例のアレの存在が今までのガッツの生身での闘いを否定してしまいそうでちょっと怖い気もしました。


ホントこの漫画は最後どうやってしめるのか全く予測がつきませんね。



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■[ 音楽 ] 2003/11/02 [ Sun ] - HYSTERIA / DEF LEPPARD

hysteriaここ二日ほどはこればっかし聴いてます。デフレパの名作ヒステリア。やっぱこのアルバムはスゴイんだなあと改めて思いつつ聴いています。全く何処にも隙が無い。ガッチガチに作り込まれててこれに文句を付けるならロック聴くのやめちまえとさえ思えるほど。強引に文句を付けるとするならばその『完璧過ぎる』という部分かな。ここには生っぽさや荒々しさは微塵も無い。全てが計算されて、全てが出来上がってる完璧な完成品。



しかも彼らは常に『売れる曲』を意識して作っているというスタンスのバンドだから熱いものは感じない。ロックにおいて結構重要だと思われる良い意味での『危うさ』みたいなもんが無い。と言ったって、これだけ完璧なモノを出されるとそういう部分に文句をつけることにあまり意味を見出せなくなるね。良いもんは良い。凄いもんは凄い。そうとしか言えなくなる。


そーいや、俺はこのアルバムからのシングル『ROCKET』がヒットしてる頃に音楽を聴き始めて何もかもが新鮮に思える時期だったから(多分中学二年のとき)、PVが深夜の音楽番組で頻繁に流れてたのを良く覚えています。けど最初はガチガチに出来上がった感じと(ROCKETは特にガチガチの曲だよね)、PVでのジョーエリオットのかっこ悪さによってあまり興味を持たなかった。


一回聴いてガツンと来るタイプじゃないもんね。こういう作り込まれたアルバムってのは勢いや生っぽさがが無いから、最初はとても冷たい感じがするし、決して難解な音楽じゃないはずなのに聴いていてズッシリくたびれる。でも聴けば聴くほど味が出るというスルメ系の作品になる。これは時を越えて語り継がれるべき素晴らしき産業ロックだと改めて思いました。



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■[ 運営 ] 2003/11/02 [ Sun ] - リンクのコメントのコト
リンクのことなんだけど少し考え変わった。マダファカでやってたようなコメントは付けないつもりだったけどやっぱやりたくなった。だからやります。ってことで前ほど長文ではないけど、それなりの分量の紹介文をこれからつけます。だけれど、リンクする際にすぐ書くわけじゃないです。リンクはすぐ対応できるけどコメントをすぐ書くのは時間的につらいので。すぐ書くってのを約束しちゃうと大変になってしまうので。自分のペースで書ける時に書くってことでご了承ください。でも目標はリンク先全部にコメントを付けることです。


コメント付けが後回しになったりしててもそれは単に手間暇の問題で、それ以外の深い意味があって後回しになってるんじゃないというのはご理解ください。別に差別したりしてるわけじゃないので。というわけで今既にリンク集に載っているサイトへは順次自分のペースでコメントをつけていきます。もちろんコメントについて不都合があれば遠慮なく言ってくださいね。


ひとまず今日は14件ほど書いたのでそれをアップ。コメントを書いている順番に脈絡はありません。以降は地道に更新してその都度WHAT'S NEWのところでお知らせしていきます。一度に10件とか書くのはちょっと無理なんで、これからはすこーしずつアップしてきます。そして今回の方針変更に伴ってリンクの説明についても少し書き直しました。



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■[ SITE考 ] 2003/11/03 [ Mon ] - 『めにゅう』の心理
俺はサイト作りの超初心者がやってるサイトをみたりするのが好きです。小学生、中学生、高校生専門の登録型のリンク集を一個ブックマークしててそこをよく見てるんです。


掲示板しか無いサイト、日記が三日で止まってるサイト、女子高生という何かと変なヤツに絡まれやすい立場であるにも関わらず顔がハッキリわかる写真をプロフィールに載せてしまって案の定絡まれてるサイト、サイト全体にJava scriptの雪が無意味に降っててやったら重いサイト、マウスポインタになんか変なのがくっついてくるサイト、予告なく大音量のMIDIが鳴って見てる人を慌てさせるサイト、などとっても面白い。特に小学生のサイトは掲示板が書き込みしてる子がそれぞれ勝手なこと言ってて大惨事になってることが少なく無いのでめちゃめちゃ面白いです。


そゆサイトが悪いとは思わないけど、その手の初心者丸出しサイトはコンテンツの表記がひらがなであることが多いのが不思議。あれ何でだろうね。『メニュー』のことを『めにゅう』、『(サイト管理者の名前)ルーム』を『(サイト管理者の名前)るーむ』、『(サイト管理者の名前)のお部屋』を『(サイト管理者の名前)のおへや』、『チャット』を『ちゃっと』・・・など。その表記をホームページビルダーの機能丸出しの画像で馬鹿でかく作ってあったりするとなおよし、って感じ。


特に『めにゅう』ってのをよく見る気がすんだけど。




めにゅう   ← こういうのな。



文章を書くことに慣れていない人の何かしらの共通の心理みたいなもんが働くのかな。本来カタカナや漢字で書くことが自然な言葉をひらがなで書くと、なんとなく柔らかい感じがするっつうか、フレンドリーな感じがするからそうなるのかなあとか思ったりした。ひらがなで『めにゅう』とか書くとバカっぽいけど、そのバカっぽさ故になんとなく低姿勢な感じがしなくも無いし。


つか俺も初心者の頃に(5年以上前)『めにゅう』って書いてた記憶があるぞ。そのときの自分の心理は正直今では全く理解できない。でも『めにゅう』という書き方が猛烈にバカっぽいのに気づいて直したという記憶はある。とりあえずこれはここだけの秘密ってことでよろしく。



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■[ SITE考 ] 2003/11/03 [ Mon ] - 長文はやっぱ勿体無い気もする
先日、このサイトの文章について、基本的には好きだけど長文過ぎて読むのがつらい時もあるという意見を頂きました。その意見をもらったから考え始めたわけじゃないんだけど、『やっぱそーだよなあ』と改めて思ったりなんかして。


以前俺は日記かなんかで自分の文章を指して『こんな長文よくみんな読むよね。俺なら絶対読まないよ。』みたいなことを書いたことがある気がするけど、そゆことを書いていたのは、無駄に長文になってるケースが多いなと自分でも思ってるからです。同じ内容のことを表現するにしてもうまくやれば絶対もっと短くまとめられるもん。


で、俺自身も他のサイトを見たときにあんまり長文だと読まないことが多いです。理由は単純に面倒くさいから。でも気合でしっかり読んでみると凄く面白かったりすることもよくある。そゆ文章を読んだときは『もっと短く簡潔にまとめてあれば読む人も増えるだろーに勿体無い。せっかくいい内容なのに。』、なんて思ったりする。自分のことを棚にあげて。


俺の場合、誤読かまされるのを恐れる余りに同じことを言葉を変えて何度も説明したり、違う角度から説明したりをひとつの文章の中で意図的に繰り返すことが多いんです。それやっちゃうと単純に文章量が二倍、三倍になるんですよね。なんでそんなに慎重かっつうと、以前好きで見てたあるサイトの文章がいつも言葉を最低限に押さえてあって、それだけで理解できる人にはしっかり理解できるレベルで書かれてはいるんだけど、誤読かますヤツも多くてそれで面倒くさいヤツが絡んでくるなんてのをよく目にしてたからなんだよね。


誤読かました上で絡んでくるヤツに返答する場合って、『反論に対する返答』ではなくて『誤読に対して改めて説明する』という猛烈に不毛な行為になってしまって、絡んでる方は議論してるつもりだろーけど、実際はまだ議論すら始まってないんだよね。しかも誤読かました上で自信満々で絡んでくるようなのはそれにも気づけないバカであることが多いからまた面倒くさい。でも誤読するヤツは勝手にしてくれくらいの勢いで良いのかもなと最近思うようになってきたよ。当たり前だけどそんなの放っておけばいいんだ。けど小心者だからどーしても文章を書きながら色々勘ぐってしまうんだな。だから少しくらいは意識的に簡潔にまとめるという努力をしてみたいなあと思う今日この頃。


内容がある程度しっかりしているのを前提として。『長文であるが故に読み手に読む気をなくさせてしまうけど実際に読んでもらった場合には誤解が少ない』のと、『最低限の言葉しか使わない故に読んでくれる人が増えるけど誤読かましたバカに絡まれやすくなる』のとどっちがいいのかわからないけど。


とりあえず、こゆこと書いてるこの文章自体が既に長いってどうなの俺。



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■[ 日常 ] 2003/11/09 [ Sun ] - 風邪だ
風邪ひいたっすよ。熱が38度いくと動けなくなるなあ。で、今日は一日寝てたんで大分良くなったのは良いんだけど、そのお陰で無意味に眠れないし、体調悪くて選挙いけねーしで最悪だぜこのやろう。そんな感じでこんばんわ。今もう午前3時過ぎですよ。だから実際はもう月曜ですよ。うんこうんこ。


今回の風邪は間接とか痛くなるのは良いとして(全然よくねーけど)顔面がすげー痛くてまいった。顔面の左半分が重たくズキズキと。最初は疲れ目が悪化してそれが顔面に響いてるだけなのかと思っててさ。フロに入って血の循環を良くすれば直るかなとフロに入ってしまったのですよ。つまりその時はまだ風邪であることに気づいてなくて。


そんでフロに入ったら確かにお湯をかぶっている間は痛くなくなったのでやっぱり疲れ目かと油断しつつフロを上がったらグアーっと熱が出た。夜になるにつれてどんどん熱が上昇して38度以上になってゼーゼー言ってました。それが昨日のことで、そのままの流れで今日の昼間はずっと寝てたんで今眠れないし選挙にもいけなかったというわけだ。


まだホンノリ顔面が痛いけどもう寝込むほどじゃないかな。というわけでオナニーしてから寝ます。風邪ひいててもオナニーだけは忘れないキングオブオナニーな俺を今後ともよろしく。ナニガデルカナー。ナニガデルカナー。



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■[ 姪の『りの』さん ] 2003/11/11 [ Tue ] - グルメさん

りのさんは乱暴。

姪の『りの』さんは、とってもグルメ。
味が少しでも気に食わないととても怒る。差し出したスプーンを弾く。
その代わり、味がお気に召すとすんげえ食う。モリモリ食う。
少しでもスプーンを口元に持っていくのが遅れるとすんげえ怒る。
おかげでここ最近のりのさんの肥えっぷりはかなりブリブリ。




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■[ 姪の『りの』さん ] 2003/11/11 [ Tue ] - 放送禁止

ブサイク。

姪の『りの』さんは、赤い風船がお気に入り。
割れるんじゃねーかというほど顔面を風船に押し当てていた。
風船越しに見えるりのさんの顔は
モザイクを入れないとちょっとマズイ感じでした。




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■[ 姪の『りの』さん ] 2003/11/11 [ Tue ] - ミッキーのみ

絵を描くの、少し小慣れてきた。

姪の『りの』さんは、彼女と同じくらいの背丈のミッキーマウスの
ぬいぐるみを目の前に差し出して『こんにちわ』と言いながら
ミッキーにお辞儀をさせると
それに反応してとても律儀なお辞儀をする。
でも人間がりのさんに対して一生懸命お辞儀をしても
決してお辞儀をしないりのさんなのでした。
りのさんのお辞儀はミッキーオンリー。




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■[ 思想 ] 2003/11/12 [ Wed ] - 当たり前のコト
俺はサイトの文章で世間一般に『当たり前のコト』として認識されているであろうコトをわざわざ長々と書くことが少なくありません。


ただ、その手の文章を書く際は、その当たり前のコトをさも自分だけが発見し理解しているように語り、それを読み手に説いてみせるなんていう態度に陥らないようにすることくらいは考えてるし多くの人がそれを当たり前のコトだととっくに理解しているのを前提として書いているつもりです。


昔は強い口調でテキストを書くことが多かったからちょっと誤解される恐れがあったとは思うけど、それでも『当たり前のコトでみんなわかりきってるコトかもしれないけど』という前提を置いた上であえて書いてた感じ。だから随分昔に2chで『当たり前のことばかり書いててつまらない』って書かれた時は苦笑いするしかなかったよ。『あえて』書いている理由ってのがその人には全然つたわってねーんだなあと。


それでですね。その理由ってのが何かというと、世間一般で当たり前だとされているコトでも掘り下げてみれば人それぞれ捉え方に絶対違いがあるからですよ。その違う可能性のある部分を『俺はこう思うよ』って形にしてるの。ある人がそれをそのまま当たり前だと捉えても、別の人は書き手である俺が全く予想し得なかった部分で自分との違いを感じ取る可能性はゼロじゃない。極端なことを言えばもしかしたらそれを当たり前だと思ってるのは俺だけという可能性もゼロじゃない。だから自分が当たり前だと思って普段あまり気に留めていないことにあえて目を向けてみようと。それによって何かが発見できれば面白いし。


以前俺は、赤いハンカチと青いハンカチのこんなテキストを書きました。そのテキストでの話題は正にこのことです。赤いハンカチは『唯一の事実』、『当たり前のコト』を象徴するモノとして登場させたアイテムです。でももしかしたらそれが唯一の事実ではないという可能性はゼロじゃないかもしれないと。疑う余地が少しくらいあるかもしれないと。一見すると一般的に当たり前のコトとして片付けていることでもよく目を凝らしてみると人によって少しずつ違いがあるものでしょ?と。あれはそんな意味合いのテキストだったわけですがそこでは赤と青というかなり違った色を比喩として用いていたのでわかり辛かったかもしれませんね。同じ赤にすればもっとわかりやすかった。同じ赤でも原色の赤とそうでない赤があるわけで。


でね。当たり前と思えるコトをあえて文章として書こうと思うときは、自分が当たり前だと思ってたコトからかなりハミ出した言動をして他人を傷つけたり、迷惑をかけている人に遭遇した(もしくは目にした)のがキッカケとなっているコトが多いです。その時点でもうその『当たり前のコト』は絶対的なモノではないわけですよね。実際それを理解してない人が目の前にいるわけですから。


そこで俺は考えるんです。


『何故、こんな当たり前のコトがわからないんだろうこの人は』


『何故、こんな当たり前のコトを無視した言動をして自分から恥を晒すんだろう』


『ちょっと待て。これってもしかして俺が思ってるほど当たり前じゃないのか?』


『もしくは掘り下げてみると人によって結構捉え方に違いがあるのか?』


そう考えて実際に文章にしてみるんです。その『当たり前のコト』ってのを自分自身はどう認識しているかを確認してみるんです。目の前にある『当たり前のコト』の自分なりの捉え方、そして他人との微妙なニュアンスの違い、さらにそれは本当に当たり前のコトとして全ての人が理解しその枠に当たり前に収まっているのかなどをね。そんなことをするのは『当たり前のコト』を『唯一の当たり前のコト』として簡単に片付けて、気に留めないでいるのが何となくキケンなことのように思えるからなのかな。『当たり前のコト』を『当たり前じゃん』とただ片付ける行為。それ自体が必ずしも悪いことだとは思わないけど、それが原因で見え難くなってるものがあるのかもなあなんて思うんです。


平凡な主婦が日常の些細なことから日常に役立つ発明品を作って億万長者になったなんて話はよく聞くけども、そういった発明品って実際に見てみると本当に大したモンじゃなかったりするじゃんか。でもそれがあると凄く便利なのは確かだから大ヒットしちゃうの。そういう発明のアイディアってのは日常の『当たり前』の中に埋もれていて、実際大したものではないはずなのにそれまで誰も気づかなかったわけでしょ。例えば洗濯機のクズ取りネット。使ってる人も多いと思うけどあれも主婦の発明品。洗濯機を使った後に洋服に糸くずなんかが付くのは『当たり前のコト』なわけだけど、そこを目を凝らして考えた結果あの発明が生まれた。まー、この例え話はちょっと強引かもしれないけど何となく伝わってることを祈りつつ。


当たり前のコトを当たり前のコトとしてただ一言で片付けてしまうと見逃してしまうコトってきっとあると思うのね。知らず知らずに人とは違った捉え方をしている『当たり前のコト』ってきっとある。その微妙な違いに気が付かないでいると、当たり前だから、なんて言いながら無自覚で自分の勝手な価値観を他人に押し付けたり、違う角度から見ることが出来る可能性を最初から完全否定してしまったりしてしまうかもしれない。『当たり前のコト』を『当たり前だ』とただ一言で片付けてしまうコト。一般的に『当たり前』とされているコトを全て当然に他人と共有しているとはじめから決め付けるコト。そのような行為が『凝り固まった話の通じない人』になってしまう最初の一歩に成り得る場合もあるのかも、なんて思うのです。


俺のサイト上の文章に貴方にとっての『当たり前』はいくつあったでしょう。


俺の思う『当たり前』の数とはかなり違うんじゃないかしら。


え? そんなの『当たり前』だって?



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■[ 音楽 ] 2003/11/15 [ Sat ] - 今更CCCDについて書いてみる
今まで一度もまともにCCCDについて書いたことがなかったけど、音楽好きとして無視できない話題なのでちょっと書いてみようかと思います。今更な感じもしますが。ところでCCCDって今どれくらい導入されてるんでしょうね。俺があまり聴かない邦楽の方に導入されることが多いみたいだけど、そっちは売り場であまりチェックしないので全体としてどのくらい導入されてるのか全然理解してないんですよね。確実に増えてるってのは知ってるけど。俺が聴くアーティストのアルバムにも影響が出てきてるしね。


CCCDは本当に反対派が多いよね。俺も反対派。賛成するかよあんなの。俺は音質の劣化については正直あんまり気にしてないです。けど、CDプレイヤーに負荷がかかって壊れることもあるってのが一番引っかかる。そんなことは滅多にないんだろうけど、一回そういう情報を聞いちゃうと再生するのがちょっと怖くなる部分があるんだよね。俺って意外と神経質なところがあって、CDの読み取り面のキズとか指紋とかってすんげえ気にするのよ。だから間違えて指紋つけちゃうとすんげえショックを受けたりします。


あとこんなコトもあったな。前に俺が使ってたポータブルCDプレイヤーがCDを再生すると回転方向に薄っすらキズが付くようになっちゃったのね。繰り返し聴いてるとどんどんキズがハッキリ見えるほどになってしまうの。それからそのプレイヤーを使うのが怖くなって最終的にはプレイヤーを捨てたなんてこともあったくらいです。別に聴けなくなるほど酷い傷がつくわけじゃなかったんだけど俺はそゆのイヤなの。だから車のCDプレイヤーでCDをプレイヤーの切れ目に直で差し込むタイプのヤツも嫌い。あれってCDの出し入れ時に結構キズついてんだよね。そんな神経質な俺なので、CCCDに関しても『壊れる可能性はゼロじゃないよ』なんていうニュアンスのこと言われると、それが滅多に無いことなのを理解していても気持ちよく聴けなくなっちゃうからCCCDの導入についてはかなりイヤなの。


でさ。すんごい不思議に思うことは、『CCCDって売る側にとって何一つ利点がないのに導入する会社が増えているという事実』なんですよね。なんで? レコード会社の偉い人って頭おかしいの? ネットでばら撒かれるコトやCD-Rへのコピーを防止出来れば買う人が増えるっていう話なんだろーけど、そもそもネットでばら撒かれるのを防止できてないという事実。CD-Rへのコピーも防止できてない事実。CCCDの作品も全然ばら撒かれてるでしょ今も。コピーしてる人はしてるし。


お金になるわけじゃないのにわざわざ買ってきたCDをmp3に変換してネットにアップしてるような物好きな人の行為をCCCDなんてハンパなモンで防止できるわけも無いじゃんね。どんなにコピーガードかけたって何かしら方法見つけてすり抜けていくよそういう人は。だからこの程度のことで売り上げが増えることは絶対にない。DVDなんかは最初からコピーを防止するような作りになってるわけだけど、それですらすげえ手間かけて吸い出してばら撒いてるヤツがいるんだからさ。


確かにネットでのばら撒き行為やCD-Rへのコピー行為の存在は直接的に売り上げに影響はあると思うよ。それらの行為が売り上げの低下には全く関係ないっていう人もいるけど、俺は関係あると思う。少しくらいはあるでしょ絶対。でもそれはあくまでも原因の一要素に過ぎない。全ての原因がそこにあるわけじゃない。でも全てをそれのせいにしてしまってCCCDなんていうハンパもんのコピー防止機能だけで売り上げを伸ばそうとしても何も状況は改善しないって言ってるの俺は。


もっとまともなコピー防止方法を模索した上で、さらに他の部分でも努力しないとダメだよね。まあ、CCCD以外のまともなコピー防止方法の模索っつっても現実的にはCDというメディアを諦めて全く別のメディアにしていくくらいのコトをしないと無理なんだろーからCDプレイヤーで再生できるメディアに拘るのならばもうここは諦めるしかないんだろうな。だからこそ『他の部分』の努力をしていくしかない。


レコード会社は売り上げの低下はネットのせい、CD-Rへのコピーのせい、っていう短絡的な見解しか発表してないのがマズイよ。確かに売り上げに影響はあるだろうけど今はネットがなかった時代とは違う21世紀であり、それを完全に防止するのは不可能であるという現実を受け入れた上で、出来る限りコピーの防止に努めつつ、実際に売り上げを伸ばすために自身の営業方法を模索してがんばりますっていう姿勢を示して欲しいよ。その姿勢を見せることすらしないで何が変えられるっていうんだ。


そんな態度でしかもネットでのばら撒き行為やCD-Rへのコピーの防止が達成できないってんじゃCCCD導入の利点なんか何も無いじゃん。後に残るのは実際にCDを買う人に不便を感じさせるコト、不快感を感じさせるコト、音質が落ちるコト、CCCDであるのを理由に買うのを控える人まで生み出すコト、プレイヤーを痛めるかもしれないコト、消費者の会社に対する不信感を煽るコト、さらにはちゃんとしたCDだったら買おうと思ってたけどCCCDだから買うのはやめてネットで落とせば良いやってなっちゃう人を生み出すという、かえってばら撒きを助長する効果・・・・など。結局利点なんか何もない。


まあ、CCCDの存在が著作権への関心を高めるってのを狙ってる部分もあるのかもしれないけど、レコード会社の姿勢が前述したような傲慢で短絡的なモノである内は反発しか生み出さないからそれも利点にはならない。


著作権への関心を高める運動をするなら、違法コピーが実際に売り上げの低下の原因のひとつであったとしても、ネットやCD-Rが現実に存在してしまっている今の状況に自身の営業能力で立ち向かっていく努力をしない傲慢な態度を棚に上げて全ての原因を違法コピーに求めてしまう短絡的な姿勢と、CCCDなんていう欠陥技術を開き直って振りかざす行為をまずやめないと説得力が無いよ。


あとネットでCCCD反対っていってる人たちは恐らくその殆どが『コピーできないのが困る人たち』ではなく『金を出して買うモノが欠陥なのがイヤな人たち』であり、今までCDを買ってレコード会社の利益に貢献していた人たちなんですよね。その人たちをも敵に回して何がしたいんでしょうかレコード会社の偉い人たちは。


中にはCCCDは導入しないという方針を明確に発表している会社もあるようなので、そういう会社にはぜひとも頑張ってもらいたいです。アーティストの中でもCCCDを嫌がっている人もいるようで、色々抵抗してる部分もあるらしいね。CDにPCで見ることが出来るPVの動画とか入れたり、対応しているプレイヤーで曲名が表示されるような機能をつけたりするとCCCDには出来ないんだって。それによってCCCD化を回避しているアーティストもいるって噂です。


そんな状況を見てるとCCCDの賛成派ってどのくらいいるのかかなり興味あるね。っていうかそんなヤツいるのかマジで。関心の無い人はいっぱいいるだろうけど、明確に賛成してる意見なんて一回も見たことが無いんですけど。これでもまだCCCD化を推し進める会社があるんだから全く理解に苦しむよ。


ホント、レコード会社の偉い人って頭おかしいんですか?



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