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■[ 音楽 ] 2003/10/02 [ Thu ] - RESULTS MAY VARY / LIMP BIZKIT

Results May Vary
リンプの新譜っす。ネットでちょっとだけ評判を調べてみたんですが、結構評価が分かれてるっぽいね。どっちかって言うと退屈だという意見の方がやや多いかな? と、俺が見た限りでは思いました。ちょっと見て回っただけなんでわかんねーけど。で、俺の感想。結構好きですコレ。リンプはファーストが輸入盤でしか出てないときにHMVの店頭で『KORNの弟分』みたいな感じの紹介文を見て買ってから好きになりました。


そのファーストでは若さ爆発な荒っぽさが魅力でしたが、二作目では徹底的に音を凝って作り込んでいて、音楽的にも幅を広げてきました。ファーストの勢いをある程度残したまま上手い具合に幅を広げていたっつうか。だからアルバムのバランスも良かった。そして三作目はエンターテイメント性を前に出して徹底的に判り易く仕上げていたと思います。とにかく華やかなイメージ。でも、俺の好みとして退屈な曲と好きな曲が明確に分離しちゃってました。


しかも好きな曲の方も、最初は良いんだけどなんだか聴いててすぐ飽きる曲が多くて、聴き込むことに耐えられないような深みの無さを感じました。聴き込めば聴き込むほど好きになっていく曲ってのもあるけど、前作の曲の場合は分かり易くて良いと思う反面、なんかすぐ飽きちゃうのよね。前作は映画のサントラの曲とかも入ってて、すんげえ華やかで単純に楽しいアルバムだったと思うんだけど、買ってからしばらく聴いたらある時期からパタリと聴かなくなりました。普通に飽きたのよ。短期間で死ぬほど聴いたっつうわけでもないんだけど飽きた。


リンプの音楽性はヒップホップの要素を多く含むいかにも若者に支持されそうなシャレた雰囲気を持っているけれども、前作の作風は80年代後半から90年代初頭のハードロック、例えば『Dr.Feelgood』おけるモトリー・クルーなんかの華やかさに通じるモノを持った分かり易さがあった(音楽性が似てるっつう意味じゃなく)。『Rollin'』のPVなんかすんげえ派手な感じでダンサーのおねーちゃんとか出てきたりして一時期のハードロック的なエンターテイメント性を感じたし。それは大きな魅力である反面、短期間で飽きられてしまうというリスクもあるんだよなーと思ったのね。


二作目以降はKORNの弟分からの脱却を図りつつ音楽性を広げながらよりヒップホップの方に接近していったので、『勢い』ってのだけでは語れないと思うのね。二作目ではその辺は非常に巧妙に作られていたと思います。けどもその次の三作目、つまり前作は今ひとつ楽曲の深みを感じ取れなかった。だから分かりやすいけど飽きも早かった。それと比較して、本作はメロディーを重視した楽曲が増え、一聴するとちょっと地味かなと思うところもあるのだけれど、俺としては長く聴き込めそうなアルバムだなあと思いました。本作のマッタリ系の曲は結構好きなマッタリ具合なのよね。


本作ではノリの良い曲は今まで通りでありながら、マッタリ系の曲にバリエーションが出てきて、個人的には前作よりも好きな曲と嫌いな曲の分離があんまり起きてない。それが本作を好きな大きな理由のひとつです。前作はアルバムを通して聴くってことが殆ど無くて、毎回必ず飛ばす曲がありました。けど、今回は通して聴いていられる。しかもマッタリな曲は聴くたびに味が出てくる。アルバムの流れもマッタリしっぱなしではなく、後半の方で『phenomenon』みたいな分かりやすいノリの良い曲もしっかり出てくるしさ。本作のバランス感覚はとても好き。4枚目ともなると終始テンションが高いだけじゃ聴いててワンパターンで飽きちゃうし、ここらでちょっと力の抜けた曲を多く収録したアルバムを出すくらいで丁度いいと思う。俺は本作の程よいリラックス感が好き。


あと、アルバムの内容とは関係ないけど、本作のジャケットの顔(この顔ってフレッドなの?)がPANTERAのセカンドで殴られてる人の顔に似てる。さらにもっと関係ないけどphenomenon(フェノメノン)っていう言葉を見ると、ジョジョの奇妙な冒険で有名な荒木氏の『バオー来訪者』を思い出す。



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■[ 日常 ] 2003/10/03 [ Fri ] - 健康ジュース
今日さー。昨日テレビの『スパスパ人間学』でやってたプチ断食の時に飲む栄養ジュースを番組で言ってた通りに作ってみたのね。別に断食してるわけじゃないんだけど、ジュースが飲みたかったから作ってみたの。ほうれん草、リンゴ、にんじんをジューサー(ミキサーでもオッケー。その場合はガーゼでこして汁のみを使う)にかけた後、豆乳とブレンドし、さらに大根おろしの汁少々、レモン少々を加えて出来るとっても簡単なジュース。


家にはジューサーが無いのでミキサーを使ったのね。ミキサーって今まで自分で使ったことないんだけども、まー食材突っ込んでまわせばいいんだろーと思いつつ、ミキサーに食材を大雑把に切って突っ込んでスイッチを押したら。


ガッ。


えー? 止まったよー。ミキサーって食材を入れてスイッチを押せばガシガシ砕いてくれるモノなんじゃないんですかー。なのに『ガッ』って言った。止まった。その後動いてないのに『ウィィィィィィィィィィ』っていう音だけする。なんだよこれー。そんで、ウィィィィィィィって言ってるミキサーをしばらく無言で眺めてたら、後ろから俺の親父が『コイツバカか?』と言いたげな顔をしながら、水を入れないでやるならもっと細かく切って少しずつ入れないとダメだと言ってきました。なので言われたとおり細かく切りなおして試しににんじんを少しだけ入れてスイッチオン。


バシュッ。


うおおお。フタをしないで中をのぞきながらスイッチを入れたらにんじんが漏れなく飛び出しました。ポップコーンみたいに。つうか顔の左右をにんじんが高速で駆け抜けていったよ。ミキサーはなかなかキケンなアイテムだと思いました。失敗失敗。んで、再びにんじんを少しだけ入れて、今度は危ないのでしっかりフタをしてスイッチオン。おお。しっかり砕けました。なんだ。簡単じゃないか。ということで少しずつ食材を足しながら順調に砕いていってやっとドロドロの状態に出来ました。ほうれん草を入れたので凄い緑。こりゃ体に良さそうです。次はそのドロドロ液をガーゼでこさなくちゃ。ガーゼにドロドロの液を包んでギューっと絞りました。


ブチュッ。


おわあああ。渾身の力を込めて絞ったらガーゼがやぶれて中の緑のドロドロがスゴイ勢いで飛び散りました。緑の! 緑の斑点が! 緑の斑点が体中にィィィ。シーマン似の俺の美貌に緑のブツブツがあああああ。なんじゃこりゃあああああ。



※イメージ図

イメージ図



なんだよ。全然簡単じゃないじゃないか!


テレビはうそつきだ! マスコミは敵だ!


もういいよ。伊藤園の『充実野菜』買ってくる!



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■[ 日常 ] 2003/10/05 [ Sun ] - ゲリしました
ちょっとゲリ気味。完全に水になってしまうようなタイプのものじゃなく、その一歩手前くらいのゲリ。出るときの効果音としては『シャー!』じゃなく『ブチュブチュブチュ・・・・』ってタイプ。尻の穴が特に痛くなるタイプ。ゲリって『あー。まだ出そう』と思っても、ある程度まとめて出した後は踏ん張っても出なくなって、諦めて便所を出て少しするとまた出たりするじゃん。それがゲリの王道じゃん。


だけども今日は何度も何度もトイレに出入りするのがイヤだったから30分くらい便所にこもって最後の一滴まで出し切ってやろうと踏ん張り続けました。今日のゲリは朝風呂の直後にもよおしたもんで、どーしても一回で済ませたかったのです。だって風呂の後にウンチがしたくなるとすんげえ敗北感を感じませんか。せっかく風呂に入って美しい尻になったのに、その直後にトイレに行ってせっかく美しくなった自分の尻が汚れてしまう。それは耐え難い敗北感です。


ゲリの場合はいくら風呂上りでも我慢できるわけが無いので諦めてトイレに行くわけですが、その場合だって敗北感は最低限に抑えたい。何度もトイレに出たり入ったりするとどんどん尻が汚れてしまう。だから一回で済ませたい。これはとても自然な人間の心理です。だから、第一陣を出し切った後もトイレを出ずにそのまま長いことすんげぇ勢いで力んでました。


そしたら鼻血が出た。力みすぎて。


なんか敗北感倍増。俺はゲリに負けたんだ。


しかも、結局ゲリは一度では済みませんでした。


尻穴イテー。



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■[ 日常 ] 2003/10/06 [ Mon ] - 風邪をひきました
風邪をひいて一日寝てました。多分、昨日のゲリと鼻血は風邪の前触れみたいなもんだったのでしょう。コレを書いている夕方5時過ぎの時点ではもうすっかり大丈夫。だけれど今から勉強とかする気にもならないので適当にサイト更新をしたりしつつお茶を濁す今日この頃。



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■[ アイドル ] 2003/10/06 [ Sat ] - ベスト10選 + 第二期タンポポ
娘。10選
モー娘ももうそろそろダメなのかしら。ネットでシングルの売り上げの推移を見たのだけども、LOVE MACHINEを頂点としてあとは下がる一方なのね。ファンサイトなんかもガンガンに消えてきているし。おとめ組、さくら組は両方合わせて初回の売り上げ統計が10万枚に届いてないし。


アイドルの寿命ってのは5年程度、という説があるけれども彼女たちの場合、メンバーの入れ替えやユニットなどの乱発で5年はなんとか越えたけれども、そろそろそれで繋いでいくのも苦しくなってきた時期なのかもしれませんね。アイドルってハッキリ言って売れなくなったら終わりですからね。


これからは後藤やなっちのようにソロでもいけそうなメンバーを脱退させて切り売りしていくつもりなのかもしれないけどちょっと無理があるよなあ。実際、かなり以前に脱退した後藤なんかも最近存在自体を忘れられつつある感じだし、もっと前に抜けた中澤姐さんなんかはもう既に・・・・って感じだし。今年の5月に出た姐さんのシングルなんてオリコン最高30位・・・。なっちもソロじゃちょっと無理があるよ。長く続くとは思えない。


そこで、もうすっかり最盛期は過ぎた感のある彼女たちが本格的に消えてしまう前に、彼女たちがまだ希望に溢れていた頃から今現在までの曲の中で俺の好きな曲を選んでみようとふと思ったので俺的に勝手にまとめに入るぞという方針。


だってさー。なっちの脱退が決まって、飯田もソロアルバムとか出したり、CMに一人で出演させられたりしつつなんとなーく脱退の準備に入ってる雰囲気を出してるし、石川なんかもCMにピンで出てたりして脱退の準備か?という雰囲気が無くも無いし、だんだん収拾がつかなくなってきているじゃん。しかもこの期に及んでまだ新しいユニット作ろうとしてるし。


ハロプロを仕切ってる会社は本格的にバカなんじゃないか? いや、いくらなんでももうそろそろマジでダメっしょ(ああー言い切っちゃった)。ある程度人気が残っている今のうちに解散を表明してドラマティックに終わっていった方がいいと思うんだけどなー。個人的にはこのままグダグダになるよりもおにゃんこクラブみたいに感動のフィナーレを強く希望。


そんで結果的にピンでもやっていけた人が何人かいた・・・・という流れが理想的だと思う。あくまでも『結果的に』ね。今みたいにハロプロとしての傘下に置くのを維持しながらソロとして育てていこうっつったって本家がグダグダ存在していると、道連れでみんなダメになってく気がすんだけども。


前置きがなげえなオイ。では俺的ベスト10選発表!


・ハッピーサマーウェディング
・そうだ!We're Alive
・ふるさと
・ダディドゥデドダディ!
・Danceするのだ!
・Never Forget(Rock Version)
・でっかい宇宙に愛がある(Original Version)
・がんばっちゃえ!
・愛車ローンで
・シャボン玉


ということで以上10曲でゴザイ。でも実は『愛車ローンで』と『シャボン玉』は無理やりです。8曲しかなかったんだもん。普通に選んだら10曲に足りねーのよ。あれだけ曲を出してて10曲も選べないというこの衝撃の事実に自分で驚いた。


では選んだ曲を一応解説してみるとですね。俺はなっちが一番ムチムチだった頃のハッピーサマーウェディングで本格的にモー娘ファンになったので当然同曲はランクイン。衣装はお腹が見えてるモノだったのでムッチリもハッキリ確認できて素晴らしかった。当時なっちはデブデブってバッシングされてたけど俺だけはなっちの味方でした。

それ以前の曲も何曲か入ってますが、どれも色気とかを前面に出したようなタイプの曲じゃなく、青春っぽい曲とか可愛い感じの曲とかばかり。俺の好みが判り易く出ているのではないかと。『ふるさと』はPVのなっちが可愛いから好き。ただそれだけ。PVで本物のお母さんとメンバーが話をしてる演出とかとってもイヤラシイ。『ダディドゥデドダディ!』なんかは、失敗したテイクをそのまんま使っていて、アイドルの可愛らしさとか、無邪気さ、若々しさみたいなもんが上手くアピール出来ている見事なアイドルソングじゃないかと思ってます。いいよね〜コレ。売り出す側の作戦勝ちっつーか。


『Danceするのだ!』はふるさとと同じようにPVが好きだからランクイン。そのPVってのはPS2用のゲーム『スペースヴィーナス』に入っていた特殊なものなんだけども、すげえ可愛いのよね。好きなメンバーだけをコントローラーで操作するカメラで追っかけることが出来るようになってたんで、俺はなっちだけを追っかけたモノを作って遊んでました。ウヘヘ。『Never Forget』はシングル『As For One Day』のカップリングとして再レコーディングされたバージョンが好きなのでそれを選びました。演奏が、80年代〜90年代初頭あたりのロックバラードっぽい雰囲気。もっとギターを前に出せばそのまんまハードロックのパワーバラードになりそうなノリが良いねー。


『そうだ!We'er Alive』も演奏がカッコええから好き。この曲はコピーバンドやりたい。つうか演奏が超巧い。さすがプロ。演奏がやたら凝ってるんだよね。この場合モー娘たちは全く関係ないんだけど。『でっかい宇宙に愛がある』はシングル『ザ★ピース』のカップリング曲で、24時間テレビのテーマソングになってた曲。最近出たさくら組とおとめ組のシングルにもバージョン違いが入ってたけど俺はオリジナルバージョンの方が好き。さくら組、おとめ組のシングルの方のバージョンは明らかにビートルズを意識したアレンジに変えられてて、音作りまでもがビートルズそっくりにしてあった。つんくの趣味なんだろーけどなんかイマイチでした。ゴスペル調のオリジナルバージョンの方が良いよ。


『がんばっちゃえ!』は既にこちらで取り上げているので解説は割愛するとして、残りの『愛車ローンで』と『シャボン玉』は前述したとおり曲数が足りなかったので無理やり選んだんだけど、まー好きっちゃー好きです。『愛車ローンで』は言うまでも無くTHE KNACKの超有名曲『My Sharona』のパクリ曲です。イントロなんか全く同じ。今でもTVのBGMなんかでも頻繁に使われるような超有名曲をネタに使うという思い切りの良さとPVの辻ちゃんのこの顔の素晴らしさに負けてランクイン。


辻ちゃん


『シャボン玉』は『悪いとこがあったら教えて! ね! ね!』っていうセリフがストーカーっぽくてキモくて好きだからランクイン(もうやけくそ)。娘本体に関してはそんなところです。ええ。


で、コレとは別に第二期タンポポ。もうこれは絶対はずせないぜ! 俺は娘本体よりも第二期タンポポが好きだったんだー! だー! だー!


・乙女 パスタに感動
・恋をしちゃいました!
・王子様と雪の夜
・I & YOU & I &YOU & I


最初の3曲はシングルです。『恋をしちゃいました!』はUKな感じのポップロックを狙った曲で、アイドルらしい可愛さ爆発で脳天直撃です。これを超えるアイドルソングはもう登場しないと俺は信じて疑いません。『王子様と雪の夜』も相当可愛いんだけど、『恋をしちゃいました!』には少しだけ及ばず。


『I & YOU & I & YOU & I』はタンポポのベスト『All of TANPOPO』に入っていた第二期メンバーでの最後の曲。これって何でシングルにしなかったんだろーなー。すんげえ良いのに。シングルにしてちゃんとPV作れよなー。アイドルなんだから絵が無いと意味ねーよ。この曲は他の第二期タンポポ曲と同じ路線なので大好きです。やっぱ可愛さ爆発なこの路線が良い!


つうか第二期タンポポが解体されたのが最もショックで、その後の動向は割と惰性で追ってるというのがホントのところだったり。惰性で追うのが面倒な気持ちがある反面、ここでファンを脱落するのもせつねぇという気持ちもあって、『コイツら早く解散しねぇかな。そうすりゃ追わなくてすむのに』みたいな妙な感情がわいてきているのが現状です。ええ。


やっぱ俺は前述したようにさっさと感動のフィナーレを希望します。


もうやめて。追うのめんどくさい。でもやめられない。なんとかして。



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■[ 音楽 ] 2003/10/06 [ Mon ] - LAST EXPERIENCE / JIMI HENDRIX

ジミさん1969年のロイヤル・アルバート・ホールでのライブを収録したアルバム。元々は二枚のEPとして出ていたものをまとめて一枚のCDにしたモノです。ラスト・エクスペリエンスというタイトルはエクスペリエンス名義のでの最後のライブという意味。この日のライブは数年前に、音質を向上し、本番でのセットリストと同じ曲順に直し、セットリストの中でこの日の音源が残っていなかった曲に関しては他のライブの音源から無理やり曲を持ってきて『名ばかりの完全版』が出ました。それ以外にも色々な形で何度も何度もリリースされてきたみたいです。これもその中のひとつってわけ。


で、一番最近出しなおされたモノの方は確かに音質が多少良くなっていて(ホント『多少』です。元々が映画の映像からの音をレコードに落としただけの音源だからねぇ)、二枚組でボリュームも増したのだけれど、俺は本作の方が統一感があって好きです。いくら本番のセットリストを再現したって別のライブ音源から無理やり引っ張ってきちゃったら統一感が損なわれちゃうしさ。あと個人的に二枚組のライブ盤って聴くのが面倒くさいと思うときが結構あるので、一枚組の本作は気楽に聴ける感じがして好きなの。


だけどホント音質が悪いんですよねーこれ。間違っても初心者にオススメは出来ません。演奏自体は決して悪くないんだけどね。『FIRE』の演奏とかかなり良いと思う。この日の演奏の音源のもっと音質の良いものが実はまだジミさんの家族が持っていた!とかいうことにならないかな。ならないよな。



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■[ 音楽 ] 2003/10/06 [ Mon ] - ENUFFZ'NUFF / ENUFFZ'NUFF

ENUFFZNUFF大好きなENUFFZ'NUFFのメジャーデビュー作です。1989年発売。ズナフに関しては音楽のページでレビューも完了してるし今更ここで取り上げるまでもない感じもするのだけど、今現在よく聴いているのであえて取り上げてみますよっと。実はズナフのオリジナルアルバムの中で聴いた回数が一番少ないのが本作なんですよね。完成度は非常に高いし嫌いなアルバムではないのだけれど、何故か一番聴いてないのね。


購入したタイミングがあまり良くなくて、それからなんとなく真剣に聴き込むことをしないで今まできたという感じ。俺がズナフに出会ったのがセカンドの『STRENGTH』で、後からこちらを買ったのよ。で、しかもその『STRENGTH』を本格的に好きになるまで一年以上かかってるの。ズナフは、今では自分の中で一番思い入れの深いバンドなのだけど、最初の印象はあんまり良くなくてね。ズナフはミドルテンポの曲が多いバンドで、同時期のハードロックバンドと比べると即効性は低い方だと思うのだけど、俺がズナフに出会った頃ってのは、俺の頭がまだ『テンポが速い曲=カッコイイ』という単純構造をしてて、ズナフ独特のノリに慣れるまで随分と時間を要したの。


で、『STRENGTH』にハマるよりも前にこのファーストを買って来て、『やっぱこれもテンポが遅い曲が多いなー』と思いそのままお蔵入り。その後に『STRENGTH』を気に入り始めて聴きまくっている内に、その次のニューアルバムが出てそれを聴いて喜んでたのね。そんで、そのまま本作はあまり聴かない内に今に至っていたという。


何で今更これを聴き始めたかっつうとですね。近頃ヴォーカルのドニーがソロアルバムを出したのだけれど、未だに俺はそれを聴いていなくて(国内盤が出てねー上に輸入盤も店頭ではまだ出回ってないのよ。何度か新宿、池袋に見に行ったんだけど無かった。というか日本盤出ないんですか?)、『ああー聴きてえええええ!』と思いながら、とりあえずの腹いせにあんまり聴き込んでいなかった本作を聴き始めたのです。


そしたらこれが良いのなんのって。いや、良いのは知ってたんだけど今まで本気で聴きこんでなかったから改めて新しい発見がいっぱいでさ。すんげえ新鮮な気持ちで聴けるの。たまんない。やっぱズナフは凄いバンドだよ。ホント、これはみんな買った方がいいよ。廉価盤出てるはずだし(ま、まさかSTRENGTHみたいに廃盤じゃないよね・・・・。廃盤だったらどうしよう・・・・)。


ズナフの曲ってドニーの歌も含めてすんごく独特なノリがあるんですよ。好きじゃない人は徹底的に好きじゃないかもしれないけれど、ハマるとトコトンハマる。前にハードロックのベストCDRを自分で編集してさ。ズナフの曲も当然入れたんだけど、他のハードロックに混ざってズナフの曲が出てくると彼らの曲だけが妙に浮いちゃっててさ。それだけズナフの楽曲は独特なんだなーと改めて思いました。


まあ、俺が極端にズナフに思い入れがある為に浮いて聴こえるっつう部分もあるだろーけど、それを差し引いてもやっぱ独特な雰囲気があるのは確かだと思う。で、本作と、次の『STRENGTH』は特にノリが独特なんで、彼らを知るには必須のアルバム。一番入りやすいのはサードの『Animal With Human Intelligence』だけど彼らの個性を最も凝縮してるのは本作と『STRENGTH』だと思います。


やっぱコレ良いわー。


でもさー。今ズナフってかなりわけのわからないコトになってるみたいでね。ドニーがソロを重視する為にズナフからの脱退を表明したらしいんだけど、日本のオフシャルサイトの管理者さんからの情報として掲示板にこんなものが載ってた。


『マネージメントから得た情報によりますとEnuff Z'Nuffからドニー・ヴィーは脱退し分裂はしたものの、解散したわけではないので御心配なく。しかし何と、正確にはバンドが2通りに分かれてしまったという説明でございました。ドニーが離れた方のチップ・ズナフ、リッキー・ペアレント、ジョン・モナコのEZN、そして驚いたことに正式にドニー・ヴィー、ヴィッキー・フォックス、デレク・フリーゴでもう片一方のEnuff Z'Nuffをやるそうなのです!!しかも、同じ曲を違うズナフがやっちゃうんですよ〜。』


ええー!? わけがわからねー。オリジナルメンバーのギタリストであるデレクが戻ってくるってのは個人的には嬉しいんだけど、二つに分かれるってどゆことなんだろー????? ホントどうなっちゃうのかなー。今も売れているビッグバンドだったら情報もいっぱい入ってくるし、動向を追うのも楽だけど、彼らはもはや一部の人しか知らないインディーバンドと言っていいような位置にいるバンドなんで、わけが分からないままフェイドアウトっつうのが一番心配なんだよなー。


ハッキリしてください! ドニーさん! ファンとして俺は心配なんだ!



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■[ 音楽 ] 2003/10/06 [ Mon ] - CALIFORNICATION / RHCP

CALIFORNICATION今回はレッチリでっす。現時点での最新作の一個前のアルバムということで、こゆ風に取り上げるには中途半端な感じなんですが、今頃になってハマってきたアルバムなので取り上げてみます。つまり、最初は好きじゃなかったんですよねコレ。今思ったけど、俺の音楽関連の記事って『最初好きじゃなかった』というフレーズが多いな。でもホントなんだから仕方が無い。


これ最初聴いたときすんげえ物足りない感じがしたんですよ。音の質感は『Blood Sugar Sex Magic』に近い感じに戻っててとても好みなんだけど普通にポップな曲が多くて何かイヤだった。地味だなーって思った。そしたらエライ売れたよねコレ。こんな地味な感じのが売れるのかーと正直驚きました。実は俺、レッチリって特別大好きなバンドってわけじゃないんですよ。高校生のときに『Blood Sugar Sex Magic』が出て、その時がはじめての出会いだったのね。


その時はまだ彼らのようなバンドって珍しくて『歌がラップだ! これは面白い!』と思ってさ。だからインパクトも充分でとても気に入ってよく聴いていたのだけど、それよりも前の作品やその後の作品はどれも『カッコイイけど何か熱いものを感じないんだよなー』という感じでした。


それは完成度が高いとか低いとかいう問題ではなくてね。あくまでも好みとして。それで俺はレッチリというバンドはそんなに好みではないんだなーという結論に達してたのです。『Blood Sugar Sex Magic』というアルバムだけがたまたま好きだっただけなんだなーと。だけれど新しいアルバムが出ると何となく買っちゃうの。だから本作も『なんとなく』買ったのです。


そんなだったから買ったは良いけど『なるほどねー』と思うだけでそれほど聴かずに放置されていました。でも今現在、色々個人的な理由により新しいCDが殆ど買えない状況に陥っている俺は、『過去に買ったけどあまり聴かなかったアルバム』を新譜を聴くような気持ちで再び聴き始めるということが増えてきていて本作もそのひとつなのです。


それで何度も聴いているうちにだんだん好きになってきたの。音の質感、音の隙間がとても心地よい。よくよく聴くとメロディーもとても良いのね。最初はメロディー重視のこの作りがあんまり好きじゃなかったわけだけど、聴き込んでいる内にそれにはすっかり慣れました。音作りの面で本作は『Blood Sugar Sex Magic』に近いから、メロディー重視になってもそれにさえ慣れれば充分好きになれたってことみたい。


本作と『Blood Sugar Sex Magic』以外のアルバム、例えば『mothers milk』とかって曲はカッコイイんだけど、ギターの音やドラムの音があまり好きじゃないんだよね。だから今でもそれらのアルバムは『嫌いじゃないしカッコイイと思うんだけど熱くはならない』という感想のままです。


このアルバムはすっかり好きになったけどレッチリというバンド自体は微妙な位置づけなんだよなー未だに。カッコイイとは思うのに。自分でも何でだかわからん。そんな風にレッチリって俺の中ではすげえ不思議な位置づけのバンドなんだよなあ。



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