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発売年:1991.07
開発元:ウェイブ 発売元:エスエヌケイ(SNK)
システムボード:SNK MVSシステム(NeoGeo)
CPU構成[68000 @ 12.000000MHz, Z80]
音源チップ[YM2610]
表示領域[304x224] 表示色数[4096]
ジャンル:格闘アクション |
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>>> STORY |
ゴロツキだったジョーが力石などのライバル達と拳を交えつつ、人として、ボクサーとして苦悩しながら世界的なボクサーへと成長していくという原作の流れを一応追ったストーリとなっている。 |
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>>> SYSTEM |
8方向レバーに加え、『パンチ』、『防御』の2ボタンで操作を行う。レバーとボタンを組み合わせることでジャブやボディーなど様々な攻撃を出せたり、スウェーやダッキングなどの様々な防御を行うことが出来る。さらに2ボタンを同時に押すと強力なパンチを繰り出せる。ザコとボスが登場するステージとタイマン形式のステージが混在し、全10ステージで構成されている。 |
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>>> REVIEW |
こ、これは・・・・・。対戦格闘ゲームで名を馳せる以前のネオジオにはパっ見は派手でちょっと面白そうと感じるものの実際にやってみると『ホントに売る気があるのか』と感じてしまうような大味でいい加減なゲームが多いけれど、本作はその中でもトップクラスのダメっぷり。本作に関しては見た目もかなりアレな感じなので、クリアを目指して真剣に取り組んだ人が果たしてどれだけいるのだろうかという感じ。
グラフィックにおけるセンスの無さ過ぎる色使いから、キャラパターンの大雑把さ、さらにはキャラ造形に至っても原作のかっこ良さは微塵も感じられません。ただデモ画面は原作の絵をそのままドット絵にしたモノなのでなかなか。でもなあ。実際のゲーム画面がなあ。
さらにゲームとしても凄いことになってる。もちろん悪い意味で。公式試合形式のステージでは丹下のおっさんが『立て、立つんだジョォォォ!』なんていうアニメで御なじみのセリフをしゃべったりするので原作ファンはそんな部分にちょっとニンマリですが、ゲームとしては底が知れまくりなのでタイミング良くスウェー、そして比較的リーチの長いストレートやボディーなどで反撃の繰り返しという作業になってしまいます。
レバーとボタンを組み合わせることでストレート、ジャブ、アッパー、フック、ボディーブローなどのボクシングっぽいパンチを使い分けることは出来ますが、実際のところ種類があってもあまり意味を成していません。アッパーとかとどかねえよ。いつ使うんだよ。あまりにも操作感覚が不自由なので、殴りあう爽快感なんかは皆無。単調なら単調でタイトーのケンカアクション『火激』くらいドカドカ殴りあえればまだ面白かったんだろうなと思います。本作は単調な上にキャラがとにかく動かないのでどうにもこうにも。
単調とはいえ後半のステージではかなり難しくなり、相手の攻撃パターンを覚え、ボディーのガードとスウェーを使い分けて防御した上で反撃しなくてはならかなったりします。このように書くと面白そうだと感じるかもしれないけど、そう感じた人はとりあえず実際にやってみりゃあ良いよ。恐らくこの記事のトップで使っている画像の7面、『カーロス&マネージャー戦』で普通にやる気をなくすから。単に難しすぎてやる気をなくすっつうよりも、『面白く無い上に勝てないからムカついて止める』という人が殆どでしょう。イライラしすぎてコントローラーにパンチとかしちゃうかもよ? なめてんのかと。つまんないのを我慢してやってやってるのになんだこの理不尽な難易度はと。
その7面っつうのがまたバカ過ぎるステージなので怒りも倍増です。なんでカーロスは自分のマネージャーであるロバートと2人がかりでジョーにケンカ売ってんだか謎が謎を呼びます。しかも公園だよ。お前らプロボクサーじゃないのかよ。つうかマネージャーのくせになんでそんなに強いんだっつうの。ジョーがロバートにボコボコにされてるよ。やってらんねえよ!! と、怒り爆発してプレイを投げ出した貴方はきっと二度とこの『あしたのジョー伝説』をプレイすることは無いでしょう。強すぎるマネージャー、ロバート。お前の方が伝説だよ。
もうね。つまりね。クソゲーなのは間違いないのよね。でもね。なんかムキになってロバートと戦ってる俺がいるんだよね。これは元クソゲー専門サイトをやってた俺の悲しい性ってやつですか? |
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